繁縷酸漿 ナス目/ナス科/ハコベホオズキ属 花期/7月中旬~10月 結実期/8月下旬~11月
学名/Salpichroa origanifolia (Lam.) Baill.
外来種駆除稀少
#ハコベホオズキ 藤沢市・第5号市民農園 2019/07/13
南米原産の多年草。茎が蔓のように地面を這って、あるいは他の植物を覆ったり登ったりしてよく茂り、大群生する。日本では東京都・小石川植物園で栽培されていたものが帰化の始まりとされている。名は、葉の形状がハコベに似た、ホオズキの仲間、の意。本種のどこにホオズキの要素が感じられるのかと訝(いぶか)しく思われるかもしれないが、学術的にナス科でホオズキに近い種類と既に判明していた上で和名を付けたのであろう。花がイガホオズキ(毬酸漿)やアオホオズキ(青酸漿)の仲間のように感じられないでもない。茎は柔らか。全草に弱い悪臭がないでもない。湘南・鎌倉・三浦半島では見かける機会は滅多になし。物凄い勢いでぶわっと繁茂する生命力ある恐ろしい帰化雑草であるが、神奈川県内では分布域を拡大させる能力に長けていない模様。
#ハコベホオズキ 藤沢市・第5号市民農園 2019/07/13
#ハコベホオズキ 藤沢市・第5号市民農園 2019/07/13
#ハコベホオズキの大群生 藤沢市・第5号市民農園 2019/07/13
地面を覆ったハコベホオズキの大群生 相模原市南区・相模原公園 2020/12/08
#ハコベホオズキの葉 藤沢市・第5号市民農園 2019/07/13
ハコベホオズキの花
小さな下向きの釣鐘形で、花冠の裂片はかわいらしく反り返る。花色は白。
#ハコベホオズキ 藤沢市・第5号市民農園 2019/07/13
#ハコベホオズキ 藤沢市・第5号市民農園 2019/07/13
#ハコベホオズキ 藤沢市・第5号市民農園 2019/07/13
#ハコベホオズキ 藤沢市・第5号市民農園 2019/07/13
ハコベホオズキの実
花は多数咲けども実付きは悪くて、ほとんどできない。
#ハコベホオズキの若い実 藤沢市・第5号市民農園 2019/08/18
#ハコベホオズキの若い実 藤沢市・第5号市民農園 2019/08/18
もう少しぷっくり丸く膨らんで黄色っぽく色付いて熟すようである。ホオズキの仲間の実にありがちな風変わりな様子は特になし。ただし、ふつう実が熟す前に刈られてしまうだろう。
東京都文京区・#小石川植物園、横浜市栄区・横浜自然観察の森(自然観察センター西側、駆除で滅失?)
藤沢市宮前・#第5号市民農園周辺(湘南アイパーク(旧武田薬品工業湘南研究所)のJR東海道本線を挟んで南向かい・神戸製鋼所藤沢工場西隣の農地東端に大量に繁茂、周辺域への逸出は見られない)
鎌倉海浜公園稲村ガ崎地区(滅失か)
相模原市南区・相模原公園(紅葉の丘西側に大量)
今日見てきましたが、あんな小さな花と思っていなくて、mirushiruさんのような綺麗な写真は撮れませんでした。
名前にホオズキと付いているので、果実を探しましたが、この後どうなるのかなと消化不良気味です。
カノツメソウ?は金沢自然公園のおもしろ自然林で、2,3株ありましたが、通路に倒れ込んでいたので、刈り取られる可能性あり。