キントラノオ目/スミレ科/スミレ属 花期/11月下旬~5月上旬
学名/Viola spp.
有毒外来種改良種
#ビオラ 平塚市・花菜ガーデン 2018/02/20
園芸栽培される小型な(日本では)一年草(越年草)。ビオラはスミレ属を表す学名で、スミレ属に分類される植物を総称していう。そういう意味ではパンジーも日本のスミレ(菫)もビオラである。一般には、外国産スミレの園芸種で花が約5cm以上の大きなものならパンジー、それより小さければビオラ、日本産のものならスミレと呼び分けている。サカタのタネやムラカミシードなどの大手種苗(しゅびょう)会社が大量生産しているため、取引のある公園の花壇に毎年大量に植栽されている。秋以降はホームセンターの園芸コーナーやJAの直売所などで様々な品種が安価(1苗100円程度)で手に入るため民家の庭などでもたくさん栽培されているだろう、冬を彩る定番中の定番の、人気第一位といってよい花である。昭和時代(-1989)は花が大きなパンジーの方が好まれていたように記憶しているが、今はビオラの方が絶大な人気を誇っている。
#ビオラ 平塚市・花菜ガーデン 2019/12/20
雨が降ると泥跳ねで汚れてしまうため、できるだけ土が露出しないよう隙間を空けずに植えるとよい。
#ビオラ 平塚市・花菜ガーデン 2019/12/20
#ビオラ 藤沢市・長久保公園 2017/03/23
葉の大きさは花の大きさに大体比例するのかもしれない。パンジーの葉は大きく、ビオラの葉は小さい。
#ビオラの葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/12/28
(おそらく霜がきっかけで)枯れた#ビオラ 茅ヶ崎市・「前の田」バス停 2021/01/21
ビオラの花
ビオラとパンジーの見分け方
一般的には、花径5cmを基準に、それより小さければビオラ、大きければパンジーと呼び分けられている。ただし交配が進んで園芸品種は多岐に及び、厳格に線引きできるものでなし。感覚的にビオラっぽければビオラ、パンジーらしき花に見えればパンジー、その品種を作出した人がビオラとして売り出せばビオラ、パンジーだといって発表すればパンジー、どこぞのビオラ協会のお偉いさんがビオラだといえばビオラ、パンジーに分類するといえばパンジー、といった程度の話で、目くじらを立てて分類に励む意味はないように思われる。ビオラはスミレ属に分類される植物の総称でもあるので、中間的な大きさでビオラと呼ぶべきかパンジーとすべきか迷ったときにはビオラといっておけば大怪我はしなかろう。
見分けに困る大きさのビオラの仲間
ビオラの方が花数が多く付く。
#ビオラ 平塚市・花菜ガーデン 2018/02/20
#ビオラ 平塚市・花菜ガーデン 2018/02/20
#ビオラ 藤沢市・長久保公園 2016/12/01
#ビオラ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/01/11
#ビオラ(’フレアブルー’) 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/01/11
#ビオラ(’ラブフォーユー’) 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/01/11
#ビオラ(’ラブフォーユー’) 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/01/11
#ビオラ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/01/11
#ビオラ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/01/11
#ビオラ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/02/07
#ビオラ 平塚市・花菜ガーデン 2019/12/20
#ビオラ 平塚市・花菜ガーデン 2019/12/20
#ビオラ 平塚市・花菜ガーデン 2019/12/20
#ビオラ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/12/28
#ビオラ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/12/28
#ビオラ(’なごみももか(しんしん)’) 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/12/28
#ビオラ(’なごみももか(しんしん)’) 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/12/28
#ビオラ(’なごみももか(しんしん)’)の青い花 鎌倉市・大船フラワーセンター 2020/01/10
#ビオラ 相模原市南区・相模原公園 2020/12/08
#ビオラ 相模原市南区・相模原公園 2020/12/08
この手の花壇の花に共通していえることであるが、毎朝の花殻(はながら)摘みは必須。この手間をさぼって植えるだけ植えてあとは放ったらかしではじつに見苦しい花壇となる。
咲き終わった花殻が放置されると全体が汚らしく見えてしまう#ビオラ 藤沢市・長久保公園 2016/12/01
#大船フラワーセンター(グリーンハウス内でパンジービオラ展)、#長久保公園(大規模花壇あり)
相模原市南区・#相模原公園(サカタのタネが公園の指定管理者の一つとなっているため高級品種が多い)