竦み林檎貝 軟体動物/原始紐舌目/リンゴガイ科 産卵期/5月下旬~9月
学名/Pomacea canaliculata Lamarck, 1819
有毒危険外来種駆除
外来生物法「要注意外来生物」(廃止)
生態系被害防止外来種リスト「重点対策外来種」
国際自然保護連合(IUCN)「世界の侵略的外来種ワースト100」
日本生態学会「日本の侵略的外来種ワースト100」
田んぼの水の中を進むスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ) 平塚市北金目 2021/09/07
主に田んぼに生息する、南米原産の巻貝。見た目がタニシ(田螺)を二回りほど巨大化させたような姿をしているため通称ジャンボタニシ。但しタニシの仲間ではない。”竦む”は”緊縮する”の意。カタツムリ(蝸牛)のように長い胴体が貝から出て来ないため縮こまっているように感じられたのだろうか。リンゴガイは英名ゴールデン・アップル・スネイル(ゴールデン・アップル・スネール、Golden apple snail)からだろう、貝の形がリンゴ(林檎)の果実に喩(たと)えられたか。元は、昭和時代後期(1980年頃)からウシガエル(牛蛙)がごとく食用にならないかと導入されたがやっぱりならなかった挙句に投棄されたもの、あるいは、水田雑草の除草要員として稲作農家が田んぼに放ったがいまいち役立たずな上に肝心のイネ(稲)を食害するに至りむしろ有害動物となったもの。かつてのアメリカザリガニ(あめりか蜊蛄)同様に駆除できずに増える一方となっている。湘南・鎌倉・三浦半島でも、田んぼに多い。あるいは湿地で見かけることも。田んぼでは水が張られると土の中で越冬していたものが這い出てきて活動し、田んぼが落水すると乾燥が苦手なので土中に潜って休眠する。本種が生息している田んぼ周辺にはピンク色の卵塊(らんかい)が産み付けられるため、いることはすぐわかる。雑食性。主に柔らかい草を食べるため、イネの苗が食害に遭う。もちろん、希少な水草等も被害に遭っているだろう。現在も、黄色や紫色など色が奇抜な体色変異個体がアップルスネイル(アップルスネール)の名前でタンクメイトとして市販されている。広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)が寄生していることがあるので、本種を触った手は必ずよく洗浄すること。人が感染症に罹(かかる)ると死に至る危険もある。
田んぼの水の中を進むスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ、白色矢印) 平塚市北金目 2021/09/07
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ) 藤沢市大庭 2018/10/02
#スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/19
#スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/19
#スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/19
#スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/19
#スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/19
#スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/19
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の卵
イネ、護岸コンクリートなど、水面より上の乾燥した場所に産み付けられる。表面は砂糖菓子のように少し硬くて、潰すとねっとりした液を出す。剥がして水中に落とすと孵化(ふか)できなくなる。
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)のイネに産み付けられた卵塊 寒川町田畑 2022/07/12
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)のイネに産み付けられた卵塊 茅ヶ崎市萩園 2018/07/07
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)のコンクリート壁に産み付けられた卵塊 寒川町田端 2018/09/17
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の水路壁に産み付けられた卵塊 藤沢市大庭 2019/05/27
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の不耕作田に産み付けられた多数の卵塊 寒川町田端 2021/09/13
こんばんは
クサネムの観察をしようと田端の相田園芸西側の田んぼの周りを散策しましたら
卵塊というんですね、稲の根本やら所々でみかけました。
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)私が幼少の頃はジャンボタニシはお宝でした。
バケツに一杯取れた時の満足感は今も忘れません(笑)
ちゃんと手を洗ってたかな・・・。
クサネムは私の生活圏で見かける田んぼでは全く見かけません、、
ある所には豊富にあるんでしょうが見付けられず。
相田園芸の周辺を観察できて駆逐される前に見れて良かったです。
他にナガイツルノゲイトウも多くて、、 余りに多くて怖い。
アマガエルの小ぶりなのも見れて可愛かった
キカラスウリの蔓も見付けてヤッター
四季を通じて観察したら きっと楽しい!
私はお嬢様なので仕事帰りに寄り道し放題なのですよ(笑)
見る知るって楽しいですね
沼にハマってます。