腹広鎌切 昆虫/カマキリ目/カマキリ科 出現期/5月~10月 卵の見頃/11月~4月
在来種稀少保護
クコにいたハラビロカマキリ 茅ヶ崎市萩園・相模川沿い 2018/10/31
最も一般的に見られるオオカマキリ(大鎌切)より一回り小さく(体長が短く)、ずんぐりむっくりしたややメタボリック体型なカマキリ。低所の草地を占拠する体が大きなオオカマキリとの軋轢を避けているといわれ、人の背丈よりも少し高い樹上を好む。もしかしたら大人になってただ単にセミ(蝉)などの虫採りをしなくなったため夏場に樹上をまじまじ見上げる機会が減っただけかもしれないが、どうも昭和(-1989)の頃に比べて見かける機会が激減しているように感じられてならない。ハリガネムシ(針金虫)に寄生されてしまっている個体が多いことで知られる。
ハラビロカマキリ 茅ヶ崎市浜之郷・小出川土手 2018/08/20
エノキの樹上にいたハラビロカマキリ 茅ヶ崎市浜之郷・小出川土手 2018/08/20
エノキの樹上にいたハラビロカマキリ 茅ヶ崎市浜之郷・小出川土手 2018/08/20
サルトリイバラの葉にいたハラビロカマキリ 逗子市・神武寺・鷹取山ハイキングコース 2018/10/25
樹上にいたハラビロカマキリ 茅ヶ崎市下町屋・小出川 2018/10/28
クコにいたハラビロカマキリ 茅ヶ崎市萩園・相模川沿い 2018/10/31
クズの葉にいたハラビロカマキリ 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/11/02
ハラビロカマキリの卵
オオカマキリの卵に比べて小さめ。丸からず、細からず。濃い茶色。人の背丈よりも高い位置の木の枝に産み付けられていることが多い。昭和の頃は確かにそこかしこにこの卵はあった。子供たちの間ではオオカマキリの立派な大きな卵に対して”ハズレ”扱いだったが。産卵は10月中旬以降か。
ハラビロカマキリの卵 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2017/12/21
トウネズミモチに産み付けられたハラビロカマキリの卵 鎌倉市・広町緑地 2016/12/06
シロダモに産み付けられたハラビロカマキリの卵 横浜市戸塚区・平戸みはらし公園 2017/10/18
タラノキに産み付けられたハラビロカマキリの卵 藤沢市・川名清水谷戸 2017/04/02
ハラビロカマキリの成虫
大きく成長した成虫は樹上でじっとかして、チョウ(蝶)やトンボ(蜻蛉)などの獲物が飛来してくるのを待っている。オオカマキリは人が近づくとこちらに顔を向けて見てくるのでよく”目が合う”が、ハラビロカマキリは顔を背けて木の葉になりきり災難をやり過ごさんと念じるようだ。歩くときはすたすた歩かず、こまめに前後に体を揺らす擬態をする。私は風に揺られている木の葉でありますよ、と。
エノキの樹上にいたハラビロカマキリ 茅ヶ崎市浜之郷・小出川土手 2018/08/20
ハラビロカマキリ 茅ヶ崎市浜之郷・小出川土手 2018/08/20
ハラビロカマキリ 茅ヶ崎市浜之郷・小出川土手 2018/08/20
ハラビロカマキリ 茅ヶ崎市浜之郷・小出川土手 2018/08/20
樹上2mの高さにいたハラビロカマキリ、クヌギの樹液に集まるチョウでも狙っていたか 茅ヶ崎市浜之郷 2019/08/20
ハラビロカマキリ(褐色型) 茅ヶ崎市・市民の森周辺 2019/10/05
ハラビロカマキリ(褐色型) 茅ヶ崎市・市民の森周辺 2019/10/05
ハラビロカマキリ(褐色型) 茅ヶ崎市・市民の森周辺 2019/10/05
ハラビロカマキリの産卵間近な雌 逗子市・神武寺・鷹取山ハイキングコース 2018/10/25
横浜市栄区・横浜自然観察の森
荒崎公園、鎌倉広町緑地、茅ヶ崎市行谷、茅ヶ崎市下寺尾