ヤマボウシ

山法師 ミズキ目/ミズキ科/ミズキ属 花期/5月下旬~6月初旬 結実期/9月~11月

食用改良種

ヤマボウシ(自生種、まだ蕾) 富士山須走口・ふじあざみライン 2017/06/20

ヤマボウシ(自生種、まだ蕾) 富士山須走口・ふじあざみライン 2017/06/20

山地に分布する日本在来の落葉高木。雌雄同株(しゆうどうしゅ)。昨今はアメリカ産の近似種ハナミズキ(花水木)の方が多く見かける有様で、もうお腹いっぱい。と思っていたらばヤマボウシに回帰する兆しも?というのは大きな勘違いで今度増えてきたのはシナヤマボウシ(支那山法師)など中国産の園芸種だった。日本人は日本自生の植物がどうにもこうにも嫌いらしい。

ヤマボウシは神奈川県内では丹沢や箱根に自生し、湘南・鎌倉・三浦半島で見るのは栽培もののみ。公園木に、庭木に、街路樹にと多岐にわたって用いられるが、さほど頻繁に目にするものではない。

ヤマボウシの葉 鎌倉市・浄妙寺 2017/05/21

ヤマボウシの葉 鎌倉市・浄妙寺 2017/05/21

ヤマボウシ(自生種)の葉 富士山須走口・ふじあざみライン 2017/06/20

ヤマボウシ(自生種)の葉 富士山須走口・ふじあざみライン 2017/06/20

ヤマボウシの花

純白の四枚の花弁(のように見える総苞片)の中央に蕊(しべ)のように見える小花の集合体、これが白袈裟から顔だけ出している山法師(僧兵)に見立てられた。

ヤマボウシ(まだ蕾) 鎌倉市・浄妙寺 2017/05/21

ヤマボウシ(まだ蕾) 鎌倉市・浄妙寺 2017/05/21

白い総苞片が開いてから小花が開花するまで少し時間がかかるため、ブログなどを拝見しているとまだ蕾の状態で掲載されていることが多い。本頁もしかり。

ヤマボウシ(まだ蕾) 鎌倉市・浄妙寺 2017/05/21

ヤマボウシ(まだ蕾) 鎌倉市・浄妙寺 2017/05/21

横から見たヤマボウシ 鎌倉市・浄妙寺 2017/05/21

横から見たヤマボウシ 鎌倉市・浄妙寺 2017/05/21

高木で花は上向きに咲くため、確かに観賞には難あり。

ヤマボウシ(自生種、まだ蕾) 富士山須走口・ふじあざみライン 2017/06/20

ヤマボウシ(自生種、まだ蕾) 富士山須走口・ふじあざみライン 2017/06/20

ヤマボウシ(自生種、まだ蕾) 富士山須走口・ふじあざみライン 2017/06/20

ヤマボウシ(自生種、まだ蕾) 富士山須走口・ふじあざみライン 2017/06/20

ヤマボウシ(自生種、まだ蕾) 富士山須走口・ふじあざみライン 2017/06/20

ヤマボウシ(自生種、まだ蕾) 富士山須走口・ふじあざみライン 2017/06/20

自生種のヤマボウシは花弁が明らかに細めで、黄緑色がかっている。

ヤマボウシ(自生種、まだ蕾) 富士山須走口・ふじあざみライン 2017/06/20

ヤマボウシ(自生種、まだ蕾) 富士山須走口・ふじあざみライン 2017/06/20

ヤマボウシの実

ヤマボウシは和製ハナミズキであるが、実の様子はまったく異なりベリーのよう。初めて見た人はちょっとグロテスクに感じるかもしれないが、食べられる。

ヤマボウシの若い実 箱根町・湖尻・箱根ビジターセンター 2017/09/09

ヤマボウシの若い実 箱根町・湖尻・箱根ビジターセンター 2017/09/09

上向きに直立していた実が赤く熟して下向きにてろんと垂れ下がったら食べ頃のようだ。味は、マンゴーのよう、熟したカキ(柿)みたい、ヤマボウシの実はいろいろと喩(たとえ)えられておいしいといわれる。私が実食したものはヨウナシ(洋梨)の味薄め、といったところ。

ヤマボウシの実 箱根町・湖尻・箱根ビジターセンター 2016/09/25

ヤマボウシの実 箱根町・湖尻・箱根ビジターセンター 2016/09/25

ヤマボウシの実 箱根町・湖尻園地 2016/10/04

ヤマボウシの実 箱根町・湖尻園地 2016/10/04

ヤマボウシの実 箱根町・湖尻・箱根ビジターセンター 2016/10/04

ヤマボウシの実 箱根町・湖尻・箱根ビジターセンター 2016/10/04

皮が赤く色付き、指でつまむと少し柔らかいものが熟した実。皮はすこし硬いことがあるので口の中で取り除き、果肉だけを食べる。タネがあるのでぺっと吐き出す。

ヤマボウシの実 箱根町・湖尻・箱根ビジターセンター 2016/10/04

ヤマボウシの実 箱根町・湖尻・箱根ビジターセンター 2016/10/04

未熟な実は無味、熟しすぎると食べ頃を過ぎた老けたバナナのような期待外れな物足らない甘み、と散々。熟して下垂してすぐの時期が食べ頃か。実は大量になるので、砂糖を加えて煮込み、ジャムに加工するとよさそうだ。

ヤマボウシの実 箱根町・湖尻・箱根ビジターセンター 2016/10/04

ヤマボウシの実 箱根町・湖尻・箱根ビジターセンター 2016/10/04


横浜市戸塚区・舞岡公園、横浜市戸塚区・俣野園(花は高所のみ)、横浜市戸塚区・俣野別邸庭園

浄妙寺(散策路)、明月院(本堂後庭園=通常非公開、花はハナショウブのときに見られるが少々見頃過ぎ、実は紅葉のときに見ることができるか)、鎌倉中央公園(カツラの広場)

東慶寺(鐘楼奥、花は高所のみ)、円覚寺松嶺院、長谷寺、藤沢市・長久保公園(花は高所のみ)、平塚市総合公園(日本庭園、観察・撮影不適)

湖尻・箱根ビジターセンター、箱根高原ホテル(県道75号からの連絡路沿い街路樹)、芦ノ湖周辺(6月10日~12日頃、駒ヶ岳や三国山の山腹、富士芦ノ湖パノラマパーク、県道20号湯河原峠~箱根峠=昼過ぎ・薄紅色も、いずれも”ちらほらある”というだけで多いわけでも目立つわけでも何でもない、ハナミズキとの見分けできるように、かながわの花の名所100選)、静岡県駿東郡小山町・県道150号ふじあざみライン(6月下旬~7月上旬)

シナヤマボウシ

支那山法師 ミズキ目/ミズキ科/ミズキ属 花期/5月下旬~6月初旬 結実期/9月中旬~下旬

外来種改良種

シナヤマボウシか 横須賀市・三浦しらとり園 2017/05/23

シナヤマボウシか 横須賀市・三浦しらとり園 2017/05/23

中国原産の落葉高木。’ミルキー・ウェイ’という園芸品種が多く出回っている模様。ヤマボウシより花(に見える白色の総苞片)が幅広でボリューミー。

シナヤマボウシか 横須賀市・三浦しらとり園 2017/05/23

シナヤマボウシか 横須賀市・三浦しらとり園 2017/05/23

シナヤマボウシか 横須賀市・三浦しらとり園 2017/05/23

シナヤマボウシか 横須賀市・三浦しらとり園 2017/05/23


横須賀市・三浦しらとり園、フラワーセンター大船植物園

ジョウリョクヤマボウシ

常緑山法師 ミズキ目/ミズキ科/ミズキ属 花期/6月中旬~下旬

外来種改良種

中国原産の常緑のガビサンヤマボウシ(峨眉山、ガビハナミズキ(峨眉花水木)とも、峨眉山は中国にある霊山)、ヒマラヤヤマボウシ(ヒマラヤ山法師)などをいう。トキワヤマボウシ(常盤山法師)、ホンコンエンシスとも。庭木向けに新しく出回ってきており、日本在来のヤマボウシよりも花付きがよいのが売り。花期が明らかに遅く、葉にも花にもプラスチック製品のような艶と張りが感じられたらコレ。


フラワーセンター大船植物園(ヒマヤラヤマボウシ)、寒川神社(太鼓橋を東へ)

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