キクザキリュウキンカ

菊咲立金花 キンポウゲ目/キンポウゲ科/ヒメリュウキンカ属 花期/2月~4月上旬
学名/Ficaria verna Huds.

有毒外来種改良種駆除

キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市萩園 2019/03/10

#キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市萩園 2019/03/10

園芸栽培される、ヨーロッパから中央アジアを原産とする多年草。日当たり良く、乾燥しない場所を好む。(広義の)ヒメリュウキンカ(姫立金花)に含まれるものでありながら、花がより大型な亜種。※ヒメリュウキンカと呼ばれているものはどうも様々な形態があるようで、『神奈川県植物誌2018』は七亜種もあるとしている。本サイトでは深くは立ち入らず、小型なものを(狭義の)ヒメリュウキンカ、大型なものをキクザキリュウキンカとして二分(にぶん)して掲載する。単にヒメリュウキンカといったら小型な狭義の方をいう。なお一般にはキクザキリュウキンカもヒメリュウキンカの名前で流通している。

キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市堤 2024/01/14

#キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市堤 2024/01/14

キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市萩園 2020/03/06

#キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市萩園 2020/03/06

湘南・鎌倉・三浦半島で、民家の庭や公園の花壇、畑周辺などで一般的に栽培されているのはヒメリュウキンカとキクザキリュウキンカである。花が大きいキクザキリュウキンカの方が人気が高くよく見かけるか。自然界に逸出していることも。葉は上へ上へ立ち上がり気味に展開する。リュウキンカは水辺に生える特殊なものなので、そこいらでやたらめったら見かけるものでなし。

キクザキリュウキンカの群生 茅ヶ崎市堤 2023/02/09

#キクザキリュウキンカの群生 茅ヶ崎市堤 2023/02/09

畑周辺で放置気味に栽培されているキクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/03/06

畑周辺で放置気味に栽培されている#キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/03/06

畑周辺で放置気味に栽培されているキクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市萩園 2020/03/06

畑周辺で放置気味に栽培されている#キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市萩園 2020/03/06

帰化したのか誰かが植えたのか、河川土手に生えたキクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市萩園・小出川 2020/03/12

#帰化したのか誰かが植えたのか、河川土手に生えたキクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市萩園・小出川 2020/03/12

キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市芹沢 2022/03/24

#キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市芹沢 2022/03/24

キクザキリュウキンカの葉 茅ヶ崎市萩園 2019/03/10

#キクザキリュウキンカの葉 茅ヶ崎市萩園 2019/03/10

キクザキリュウキンカの葉 茅ヶ崎市萩園 2020/03/06

#キクザキリュウキンカの葉 茅ヶ崎市萩園 2020/03/06

キクザキリュウキンカの花

リュウキンカの花弁(のように見える萼片)は五枚なのに対し、(ヒメリュウキンカと)キクザキリュウキンカの花弁は明らかにもっと多数、およそ十枚程度ある。花弁の多さがキクザキという名前の由来だろう。また花を下から覗き込めば、(ヒメリュウキンカと同様に)花弁とは別に短い萼片三枚を確認することができるできる。花弁には強い光沢あり。

キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市萩園 2020/03/06

#キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市萩園 2020/03/06

キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市萩園 2020/03/06

#キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市萩園 2020/03/06

キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/03/06

#キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/03/06

帰化したのか誰かが植えたのか、河川土手に生えたキクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市萩園・小出川 2020/03/12

#帰化したのか誰かが植えたのか、河川土手に生えたキクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市萩園・小出川 2020/03/12

キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市萩園 2019/03/10

#キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市萩園 2019/03/10

キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市芹沢 2022/03/24

#キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市芹沢 2022/03/24

キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市芹沢 2022/03/24

#キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市芹沢 2022/03/24

キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市堤 2024/01/14

#キクザキリュウキンカ 茅ヶ崎市堤 2024/01/14

キクザキリュウキンカの萼片 茅ヶ崎市芹沢 2022/03/24

#キクザキリュウキンカの萼片 茅ヶ崎市芹沢 2022/03/24

キクザキリュウキンカの萼片 茅ヶ崎市萩園 2020/03/06

#キクザキリュウキンカの萼片 茅ヶ崎市萩園 2020/03/06

花の大きさはまちまちながら、およそ花径4cm前後。大きな花では5cmを超えることがある。リュウキンカもヒメリュウキンカも花径3cmなので、キクザキリュウキンカは明らかに花が大きい。

キクザキリュウキンカ、花径4cm(平均的な大きさ) 茅ヶ崎市浜之郷 2020/03/06

#キクザキリュウキンカ、花径4cm(平均的な大きさ) 茅ヶ崎市浜之郷 2020/03/06

キクザキリュウキンカ、花径5.3cm 茅ヶ崎市浜之郷 2020/03/06

#キクザキリュウキンカ、花径5.3cm 茅ヶ崎市浜之郷 2020/03/06

キクザキリュウキンカの実

リュウキンカ属(リュウキンカ、エンコウソウ(猿猴草)、エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花))とヒメリュウキンカ属(ヒメリュウキンカ、キクザキリュウキンカ)では、明らかに雌蕊の形状が異なっている。リュウキンカの仲間の子房は突起物の集合体であるのに対し、ヒメリュウキンカの仲間は球形である。従って、実の形状も違ったものになる。

キクザキリュウキンカの花後 茅ヶ崎市萩園 2020/03/06

#キクザキリュウキンカの花後 茅ヶ崎市萩園 2020/03/06

キクザキリュウキンカの若い実 茅ヶ崎市萩園 2019/03/10

#キクザキリュウキンカの若い実 茅ヶ崎市萩園 2019/03/10


#大磯城山公園(山野草花壇)

参考資料

『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)

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