金のなる木 ユキノシタ目/ベンケイソウ科/クラッスラ属 花期/2月中旬~3月
学名/Crassula ovata (Mill.) Druce
有毒外来種改良種
斑入り#カネノナルキ 茅ヶ崎市浜之郷 2024/06/15
観葉植物として園芸栽培される、南アフリカ共和国などを原産とする多年草。やや大型化する多肉植物である。名は、英名の一つがマネーツリー(Money tree)であることからだろう。葉の形状がコイン(硬貨)に見立てられたらしいが、ちょっと意味が分からない。日本では戦後(1946-)に園芸業者が五円玉の穴に枝を通してから成長させ、あたかも自然にお金がなったかのように見せかけて売り出したら、それがうけて人気を博した、という話も。お金持ちになれそうな、なんだか縁起が良さそうな植物として、名前に釣られて欲しくなる人は今なお多い。ナリキンソウ(成金草)、カゲツ(花月)、フチベニベンケイ(縁紅弁慶)などの呼称も。生命力が強いため、日当たりの良い場所で基本乾燥気味に育てさえすれば栽培は容易。余程のことをしでかさない限り枯れることはあるまい。水はけの良い土(バーク堆肥+軽石+ピートモスを中心に元肥として「マグァンプK(中粒)」などを混ぜ込む、花ごころ「サンセベリア・金のなる木・アロエの土」なる専用用土を使っても良い)に植える。梅雨の長雨には当てない方が良い。暑い夏のうち(7月中旬~9月中旬)は一切水やりをせず(軒下などに置いて雨にも当てず)葉がしわしわになるくらいの”干殺し(ひごろし)”状態にしてやる(生命の危険を感じさせてやる)と、花付きが良くなるという話がある。秋彼岸(9月23日頃)から(月に二回程度の)水やりを開始するとしわしわの葉がふっくら復活して蕾も上がってくる。冬は強めの霜に当たると枯れることがあるので、鉢植えであれば夜間は玄関内に取り込むなり避難させておくこと。真冬は日当たりと風通しの良い屋内で栽培しても良い。寒すぎると蕾が傷むことも。肥料は春(花後)から初夏にかけてのみ与える。ホームセンターの園芸コーナーでは2月に鉢物(1,000円程度)が流通する。
#カネノナルキ(放ったらかし鉢植え、葉が小さいのは根詰まり中か) 茅ヶ崎市浜之郷 2020/11/23
※根詰まり中か⇒根腐れ中、でした。水をやる頻度が多過ぎたせい。
#カネノナルキ(葉が赤くなるのは「寒いです」の意思表示) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/06
寒さで葉が赤く染まった冬の#カネノナルキ 茅ヶ崎市浜之郷 2024/02/12
斑入り#カネノナルキ 茅ヶ崎市浜之郷 2024/06/15
#カネノナルキの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2020/11/23
#カネノナルキの葉(葉身7cm) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09
#カネノナルキの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09
カネノナルキの花
春に星形の花を咲かせる。花弁はふつう五枚(ときに四枚ないし六枚)。花色は白からピンク色。
#カネノナルキ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/10
#カネノナルキ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/10
#カネノナルキ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/02/26
#カネノナルキ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/06
昔ながらの品種は大株に成長しないとなかなか花が咲かない傾向が強い。かわいらしい花がわんさか咲く’華花月(はなかげつ)’や’桜華月(さくらかげつ)’、’満天の星’などといった品種も登場している。
家にもカネノナルキはありますが、花を見たことがありません。
どこで撮られたのかなと思ったら、茅ヶ崎市浜之郷でしたか。
新型コロナが無ければ、見せてくださいと言いたいところですが、残念です。