小灰蝶 昆虫/チョウ目/シジミチョウ科 見頃/3月中旬~11月
在来種外来種
閉じた翅(はね)を横から見るとシジミガイ(蜆貝)と同じ大きさ・形をしているとされる小型のチョウの総称。日当たりのよい草原に多い。よく飛び、よく止まる。花に限らず葉の上などでもよく休んでいるが、こちらが気付く前に飛び立ってしまうことがほとんど。こうなってしまうともうなかなか近くには止まってくれない。身近なチョウだが、観察はなかなか難しい。止まっているとき、基本的に翅は閉じているが、リラックスすると”羽を伸ばす”がごとく翅を広げることがある。
近年、神奈川県では侵略的外来生物のクロマダラソテツシジミ(黒斑蘇鉄小灰蝶)が問題に。
ヤマトシジミ
大和小灰蝶 昆虫/チョウ目/シジミチョウ科/ヤマトシジミ属 見頃/3月中旬~11月
在来種
幼虫がカタバミ(酢漿草)を食草とするから、どこででも見られる普通種。他のシジミチョウの仲間より一回り小さい。翅(はね)の外側は地味な灰色だが、内側は淡い瑠璃色で美しい。ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)など近似種多い。
シロツメクサの花に止まったヤマトシジミ 茅ケ崎里山公園 2016/06/20
ヤマトシジミ 鎌倉中央公園 2016/10/16
シロツメクサに止まった青白いヤマトシジミ 茅ヶ崎市西久保・小出川 2018/08/13
ムラサキシジミ
紫小灰蝶 昆虫/チョウ目/シジミチョウ科/ムラサキシジミ属 見頃/3月中旬~11月
在来種
翅(はね)の外側は茶色みがかった灰色で地味の極み。反対に内側は濃い瑠璃色で宝石のように美しい。飛んでいる最中にもこの瑠璃色がちらっちらっと輝いて人目を惹く。自然が多く残されたなんちゃら緑地の明るい草地で多く見かけるか。普通種。
ムラサキシジミ 茅ケ崎里山公園田んぼの広場 2017/04/06
ムラサキシジミ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/08/02
ムラサキシジミ 逗子市・池子の森自然公園 2017/08/27
ムラサキシジミ 逗子市・池子の森自然公園 2017/08/27
ムラサキシジミ 逗子市・池子の森自然公園 2017/08/27
アオキの葉に隠れて集合したムラサキシジミの越冬個体 藤沢市・長久保公園 2018/11/27
ツバメシジミ
紅小灰蝶 昆虫/チョウ目/シジミチョウ科/ツバメシジミ属 見頃/3月中旬~11月
在来種
後翅の尾状突起が燕尾(えんび、ツバメの尾羽)に喩(たと)えられた。普通種。
ツバメシジミ 鎌倉中央公園 2016/10/16
ツバメシジミ 鎌倉中央公園 2016/10/16
ベニシジミ
紅小灰蝶 昆虫/チョウ目/シジミチョウ科/ベニシジミ属 見頃/3月中旬~11月
在来種
オレンジ色の普通種。かわいい系。
ヒマワリに止まったベニシジミ 新横浜公園 2016/08/31
まさかの成虫越冬?春なのにぼろぼろ個体のベニシジミ 茅ケ崎里山公園 2017/04/19
交尾中のベニシジミ 茅ヶ崎市浜之郷・小出川 2018/07/13