桑胡麻斑灯蛾 昆虫/チョウ目/ヒトリガ科/クワゴマダラヒトリ属 幼虫発生期/3月~10月
在来種駆除
クワゴマダラヒトリの幼虫 横浜市金沢区・金沢市民の森 2018/05/20
ガ(蛾)の一種。幼虫はケムシ(毛虫)である。ヒトリという名は、夜間、火や灯りに集まってくることに因む。夏にガの成虫となって産卵、そののち孵化(ふか)し、幼虫の状態で越冬し翌年に至る。クワゴマダラヒトリの幼虫は湘南・鎌倉・三浦半島でハイキングや野草観察をしていると最もよく遭遇するケムシであるので、気色悪いけれども姿は是非とも覚えておきたい。名前にクワが冠されているが、クワの葉限定ではなくありとあらゆる葉っぱを食らう。
クワゴマダラヒトリの幼虫
ケムシとして目撃されるのは主に春と秋。野草が豊かに繁る頃、その野草の葉裏に密かに引っ付いていて恐ろしい。食痕(しょっこん)ある葉の周辺は警戒したい。節々にオレンジ色の瘤(こぶ)がありビジュアルは気持ち悪いことこの上ないが、無毒とのこと。大きいもので人の人差し指くらいの長さ。
シロバナハンショウヅルを食害するクワゴマダラヒトリ 横浜市金沢区釜利谷町 2017/04/28
3月から4月上旬にかけてアジサイ(紫陽花)の葉もかじって食べてしまうため、食痕を発見でき次第早急に駆除したい。樹勢を弱らせるほどの影響はないと思うが、穴開き葉のアジサイは美観は損ないみっともない。