浦島草 オモダカ目/サトイモ科/テンナンショウ属 花期/4月~5月 結実期/11月
学名/Arisaema thunbergii Blume subsp. urashima (H.Hara) H.Ohashi & J.Murata
有毒自生種
ウラシマソウ 鎌倉広町緑地 2017/04/14
ハイキングコース沿いなどによく生える多年草。湘南・鎌倉・三浦半島で最も数多く見ることができる一般的なテンナンショウ(天南星)の仲間である。花穂から伸びる長い糸が特徴的だが、これが浦島太郎が釣りをしている様子に見立てられた。葉は一枚(多数の小葉に分かれる)。葉が二枚あるようならシマテンナンショウ(島天南星)だろう。
ウラシマソウの葉 藤沢市・新林公園 2012/05/04
ウラシマソウ 藤沢市・新林公園 2012/05/04
ウラシマソウ 葉山町・仙元山 2012/04/19
ウラシマソウ 横須賀市・衣笠山公園 2017/04/15
ウラシマソウ 鎌倉広町緑地 2017/04/14
ウラシマソウ 横須賀市・塚山公園 2017/04/15
#ウラシマソウの高度な園芸品種 箱根湿生花園・企画展「春の山野草展」 2023/05/03
#ウラシマソウの高度な園芸品種 箱根湿生花園・企画展「春の山野草展」 2023/05/03
大楠山(前田橋コースに群生)、建長寺回春庵跡(大群生)、祇園山ハイキングコース(八雲神社上)、大庭城址公園(東側入口、山頂東側斜面際)、新林公園(山道に多い)、江の島(江の島龍野ヶ岡自然の森)、高麗山公園(地獄沢)
鶴岡八幡宮(丸山稲荷社周辺の叢林(そうりん)に密かに自生)、鎌倉広町緑地
伊勢原市・大山(田中澄江『花の百名山』にウラシマソウ咲く山として紹介)
飯島市民の森に、数株自生しています。
花の咲き方を見ていると、咲かない年もあるようです。
秋になって、あの毒々しい色の赤い種子を見ると、結実したんだなあと思います。
それで、そばに棕櫚の雌株があり、黄色の花も咲かせます。
この棕櫚の花を目安にして、ウラシマソウの花を探すのが例年の散歩です。