ツルナ

蔓菜 ナデシコ目/ハマミズナ科/ツルナ属 花期/5月中旬~10月中旬

食用自生種保護

ツルナ 藤沢市辻堂東海岸 2018/09/24

ツルナ 藤沢市辻堂東海岸 2018/09/24

海辺に生える海浜植物で、多年草。砂浜と土の境目や岩場の隙間など辺りから伸びて匍匐(ほふく)する。茎が立ちあがることなくだらしなく地面を覆うように生えるだけで、蔓植物ではない。湘南・鎌倉・三浦半島の海岸に少なからず分布がみられる。自然豊かな場所のみならず、湘南海岸サイクリングロード沿いや薄暗い日陰の湘南海岸砂防林内にも。環境が良ければぐんぐん成長してすぐにこんもり茂って巨大化する。紛らわしい近似種なし。

ツルナ 藤沢市辻堂東海岸 2018/07/17

ツルナ 藤沢市辻堂東海岸 2018/07/17

ツルナ 茅ヶ崎市南湖 2019/05/10

ツルナ 茅ヶ崎市南湖 2019/05/10

葉はまるで温室育ちの高級野菜のごとく見るからに柔らかそうで、食用になる。自生のものはどこもかしこも散歩イヌ(犬)に小便をひっかけられてしまっているだろうが。あまり見かけないものの市民農園で栽培されることも。成長が早い植物なのでプランター栽培しておくと食費が少し浮くかもしれない。シュウ酸を多く含んでいるので生食はせず、必ず茹でこぼす(茹でたらざるにあけてゆで汁を捨てる)こと。できればそのあと水に晒したい。下ごしらえがしっかりできていれば味に嫌な癖は特にないが、多少舌にざらつきを感じるので食べ慣れるまでは違和感ありか。シュウ酸の問題で、食べ過ぎると尿路結石を引き起こす可能性も。等々、ホウレンソウ(菠薐草)に似た性質を持っている。といったことから英名ニュージーランド・スピニッチ(New Zealand spinach、ニュージランドのホウレンソウ)。お昼にフレンチ女子がサラダで生食しているアイスプラントは外来の近似種。

ツルナ 茅ヶ崎市南湖・「西浜中学校前」交差点 2018/07/02

ツルナ 茅ヶ崎市南湖・「西浜中学校前」交差点 2018/07/02

ツルナの葉 茅ヶ崎市南湖 2019/05/10

ツルナの葉 茅ヶ崎市南湖 2019/05/10

畑で栽培されるツルナ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/08/03

畑で栽培される#ツルナ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/08/03

ツルナの花

花は明るい黄色。葉腋(ようえき)に挟まれて窮屈そうに咲く。ひしゃげていることが多い。

ツルナ 三浦市・黒崎の鼻 2017/05/22

ツルナ 三浦市・黒崎の鼻 2017/05/22

ツルナ 三浦市・毘沙門海岸 2016/09/17

ツルナ 三浦市・毘沙門海岸 2016/09/17

ツルナ 藤沢市辻堂東海岸 2018/07/17

ツルナ 藤沢市辻堂東海岸 2018/07/17

ツルナ 茅ヶ崎市浜之郷 2019/06/21

#ツルナ 茅ヶ崎市浜之郷 2019/06/21

ツルナ 藤沢市辻堂東海岸 2018/09/24

ツルナ 藤沢市辻堂東海岸 2018/09/24


毘沙門海岸、天神島臨海自然教育園、黒崎の鼻(北の湾側へ下りたところ)、平塚市虹ケ浜(花水川河口~湘南海岸砂防林周辺)

茅ヶ崎市汐見台(汐見台地下道の海側)、茅ヶ崎市南湖(「西浜中学校前」交差点の海辺)

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