ニワゼキショウ

庭石菖 クサスギカズラ目/アヤメ科/ニワゼキショウ属 花期/4月下旬~5月

外来種

ニワゼキショウ 横浜市金沢区・金沢自然公園 2017/05/05

ニワゼキショウ 横浜市金沢区・金沢自然公園 2017/05/05

北米原産。他の雑草が生い茂らない痩せた平地の日当たりがよい場所に生える。公園の手入れされていない芝生などにたくさん帰化している。花は(ピンクがかった)紫色と白色の二系統。

ニワゼキショウ 横浜市金沢区・金沢自然公園 2017/05/05

ニワゼキショウ 横浜市金沢区・金沢自然公園 2017/05/05

ニワゼキショウ 茅ケ崎里山公園 2017/05/06

ニワゼキショウ 茅ケ崎里山公園 2017/05/06

オオニワゼキショウ(大庭石菖)によく似る。

オオニワゼキショウ

大庭石菖 クサスギカズラ目/アヤメ科/ニワゼキショウ属 花期/4月下旬~5月

外来種

オオニワゼキショウ 茅ケ崎里山公園 2017/05/06

オオニワゼキショウ 茅ケ崎里山公園 2017/05/06

北米原産。ニワゼキショウの仲間。見た感じはほぼニワゼキショウだが、”なんだか花がちょっと小さいぞ”と感じたら本種。ニワゼキショウ同様、(ピンクがかった)紫色と白色の二系統の花がある。

オオニワゼキショウ 茅ケ崎里山公園 2017/05/07

オオニワゼキショウ 茅ケ崎里山公園 2017/05/07

花が大きい方がニワゼキショウ、小さい方がオオニワゼキショウ。オオニワゼキショウの方が背高に成長することが名付けの理由とされるが、生育環境によってはニワゼキショウの方が遙かに背高に(花が大きいのでボリューム感も豊かに)育つこともあり、この名付けは完全に失敗。

オオニワゼキショウ(向かって左)とニワゼキショウ(中央、右) 茅ケ崎里山公園 2017/05/06

オオニワゼキショウ(向かって左)とニワゼキショウ(中央、右) 茅ケ崎里山公園 2017/05/06

ニワゼキショウは花弁が先端で急激に細る。花が大きい割に柄が細いため、風(この時期は強い風が毎日のように吹く)に煽られ右に左にぶるんぶるん揺らされている。実は小さめ。

オオニワゼキショウは花が小さく、比較的柄が丈夫なのか風が吹いても小刻みに振動する程度。花が横を向いてしまうほどは煽られない。実はニワゼキショウのものより大きくなる。

オオニワゼキショウと混同されるものとして、花が(白に)青みを帯びたルリニワゼキショウ(瑠璃庭石菖)というのも稀に帰化しているという。北米原産。雄蕊の先端が三裂せず一つに合着して花よりも長く突き出る。

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