水蜻蛉 クサスギカズラ目/ラン科/ミズトンボ属 花期/(箱根)8月中旬~9月上旬
学名/Habenaria sagittifera Rchb.f.
稀少
環境省レッドリスト「絶滅危惧II類(VU)」
神奈川県レッドリスト2020「絶滅危惧IB類」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IB類」
#ミズトンボ 箱根湿生花園 2023/09/02
日当たりの良い湿地に生える多年草。夏緑性の野生のランの一種。草丈は個体差あるも、人の膝(ひざ、高さ50cm)内外で30~70cm程度。名は、水辺に生えて、トンボソウ(蜻蛉草)に似ているもの、の意。左右に張り出した側萼片が飛んでいるトンボの翅(はね)に、長い距(きょ)が尾っぽ(のように見える腹)に見立てられたのかもしれない。本種の花はトンボソウ以上にトンボっぽくなく、ウルトラマンに出てくる悪い宇宙人のような姿で、得体が知れない。神奈川県内では箱根の仙石原湿原(立入禁止)にのみ自生あり。箱根湿生花園で手軽に見ることができる。
#ミズトンボ 箱根湿生花園 2023/09/02
#ミズトンボ 箱根湿生花園 2023/09/02
#ミズトンボ 箱根湿生花園 2023/09/02
#ミズトンボ 箱根湿生花園 2023/09/02
#ミズトンボ 箱根湿生花園 2023/09/02
#ミズトンボ 箱根湿生花園 2023/09/02
#ミズトンボ 箱根湿生花園 2023/09/02
8月の薄暗い林内で草丈20~30cm程度の類似する小さなものを見かけたら、トンボソウである可能性。ひょろっと貧相で、小花は肉眼では細部がわからないほどかなり小さい。丹沢と箱根に自生あり。
#箱根湿生花園(仙石原湿原植生復元区に多め、8月下旬、ミズチドリはとっくに咲き終わっている)
参考資料
『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)