ヒメジョオン

姫女菀 キク目/キク科/アズマギク属 花期/5月下旬~7月(、10月下旬~11月中旬)

外来種駆除

外来生物法「要注意外来生物」(廃止)
生態系被害防止外来種リスト「総合対策外来種」
日本生態学会「日本の侵略的外来種ワースト100」

ヒメジョオン 茅ヶ崎市行谷 2019/06/17

ヒメジョオン 茅ヶ崎市行谷 2019/06/17

北米原産の一年草(越年草)。道端、草地、荒れ地、公園、湿地や田んぼの周辺など、そこら中に帰化してしまっている雑草。同じく北米原産で同属のハルジオン(春紫菀)に姿がよく似て、生える場所や生え方もそっくりであるが、花期の明確な違い、茎が中空(ちゅうくう)か中実(ちゅうじつ)かという違い、この二点からしっかり見分けることは可能。両者ともに湘南・鎌倉・三浦半島で大量に見る普通種。ともに群生する。こういったものが繁茂(はんも)してくるとそこはみっともない荒れ地と化してじきに刈払い機で丸禿げにされることになるが、そこに何が生えているのかまったく無関心なまま十把一絡げ(じっぱひとからげ)に刈ってしまうものだから一緒に生えていた日本在来の稀少な野草までずたずたに切り裂かれたり踏み潰されたりしてしまう。それを毎年毎年繰り返すので、大切にしたい在来種は姿を消して、こうしたしつっこい侵略的外来種(とイネ科)ばかりがしぶとく毎年生えてくるような土地となる。

田園地帯に生えたヒメジョオン 茅ヶ崎市芹沢 2019/06/17

田園地帯に生えたヒメジョオン 茅ヶ崎市芹沢 2019/06/17

田園地帯に生えたヒメジョオン 茅ヶ崎市芹沢 2019/06/17

田園地帯に生えたヒメジョオン 茅ヶ崎市芹沢 2019/06/17

ピクニック広場を覆ったヒメジョオンの大群生 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2019/06/26

ピクニック広場を覆ったヒメジョオンの大群生 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2019/06/26

葉は互生。茎下方に生えている葉には粗(あら)い鋸歯がしっかりあること。鋸歯ない全縁(ぜんえん)、または鋸歯あるも小さいものに過ぎなかったら、北米原産の近似種ヘラバヒメジョオン(箆葉姫女苑)ないしヤナギバヒメジョオン(柳葉姫女苑)である可能性も。

ヒメジョオンの葉 茅ヶ崎市芹沢 2019/06/17

ヒメジョオンの葉 茅ヶ崎市芹沢 2019/06/17

ヒメジョオンの葉 茅ヶ崎市芹沢 2019/06/17

ヒメジョオンの葉 茅ヶ崎市芹沢 2019/06/17

茎は、中身が詰まっている中実。茎を指で摘まんでみると”(やや)硬い”と感じるだろう。茎下方はかっちかちに硬いが、まだ若々しさが残る上方の茎は、男性が力を込めて摘まめば潰せてしまいはする。ハルジオンの茎は中身が詰まっていない中空なので、指で摘まめば簡単にくしゃっと潰せてしまうだろう。

ヒメジョオンの中身が詰まった茎の断面 茅ヶ崎市行谷 2019/06/17

ヒメジョオンの中身が詰まった茎の断面 茅ヶ崎市行谷 2019/06/17

ヒメジョオンの花

キクの仲間とあって、黄色い筒状花(とうじょうか)の集合体を白い舌状花が囲っている形状。ハルジオンが咲き終わってからヒメジョオンは開花する。見頃は六月二十日頃。

ヒメジョオン 茅ヶ崎市芹沢 2019/06/17

ヒメジョオン 茅ヶ崎市芹沢 2019/06/17

ハルジオンとヒメジョオンの違い


ハルジオン

花期/4月~5月
は中空⇒指で摘まむと簡単に潰れる
花弁(白色の舌状花)は糸のように細い⇒五重咲きくらいに見える
花弁の色は白のみならず薄ピンクを帯びるものも多い


ヒメジョオン

花期/5月下旬~7月
は中実⇒潰れ難し
花弁(白色の舌状花)はハルジオンほど細くない⇒二重咲きくらいにしか見えない
花弁の色は白

蕾は、ハルジオンは下を向き、ヒメジョオンは上を向く。とかよくいわれるが、あくまでもそのような傾向が認められるという話。ヒメジョオンの蕾がくったりとうなだれるように下を向いていることもあるので、同定の手がかりとしては当てにできるものでなし。

ヒメジョオンの蕾 茅ヶ崎市芹沢 2019/06/17

ヒメジョオンの蕾 茅ヶ崎市芹沢 2019/06/17

ヒメジョオン 茅ヶ崎市芹沢 2019/06/17

ヒメジョオン 茅ヶ崎市芹沢 2019/06/17

ヒメジョオン 鎌倉中央公園 2018/06/02

ヒメジョオン 鎌倉中央公園 2018/06/02

ヒメジョオン 茅ヶ崎市行谷 2019/06/17

ヒメジョオン 茅ヶ崎市行谷 2019/06/17

鎌倉でよく栽培されているペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜)、別名ゲンペイコギク(源平小菊)は同属なので花がよく似ている。

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