ハキダメギク

掃溜菊 キク目/キク科/コゴメギク属 花期/5月~12月上旬

外来種駆除

ハキダメギク 小田原市早川 2018/12/01

ハキダメギク 小田原市早川 2018/12/01

南米原産の一年草で、荒れ地、草地、畑の周辺、道端などにたくさん帰化している雑草。残念な名前は、植物学の権威である牧野富太郎博士がこの植物を掃き溜め(掃いたものを掻き集めるゴミ捨て場)で発見したため。牧野博士の名付けには丁寧さを欠いた無神経なものがいくつもあるがハキダメギクはその代表。湘南・鎌倉・三浦半島で、身近でいくらでも見ることができるありふれた普通種。

ハキダメギク 鎌倉中央公園 2018/07/08

ハキダメギク 鎌倉中央公園 2018/07/08

ハキダメギク 茅ヶ崎市浜之郷 2018/06/21

ハキダメギク 茅ヶ崎市浜之郷 2018/06/21

ハキダメギク 鎌倉中央公園 2018/07/08

ハキダメギク 鎌倉中央公園 2018/07/08

ハキダメギク 小田原市早川 2018/12/01

ハキダメギク 小田原市早川 2018/12/01

ハキダメギク 茅ヶ崎市浜之郷 2018/06/07

ハキダメギク 茅ヶ崎市浜之郷 2018/06/07

ハキダメギク 茅ヶ崎市浜之郷 2015/12/02

ハキダメギク 茅ヶ崎市浜之郷 2015/12/02

同属の近似種にコゴメギク(小米菊)あり。これも外来種。葉の鋸歯が不明瞭。白色の舌状花(花弁に見える部分)がもっと小さく、舌状花の幅よりそれらの間の隙間の方が幅広いくらい。この二点を満たしていたらコゴメギクである可能性を疑いたい。コゴメギクであれば舌状花に冠毛がない。湘南・鎌倉・三浦半島では分布が確認されていないようであるが、見逃しているだけでどこかしらには帰化しているのではないかと予想。

ハキダメギクの花

アイノコセンダングサ(合の子栴檀草)のミニチュア版のように見える花。

ハキダメギク 鎌倉中央公園 2018/07/08

ハキダメギク 鎌倉中央公園 2018/07/08

ハキダメギク 藤沢市・新林公園 2016/10/06

ハキダメギク 藤沢市・新林公園 2016/10/06

ハキダメギクの実

キクの仲間らしい綿毛(冠毛)があるもの。小さいので人目には付かないだろう。

ハキダメギクの実 小田原市早川 2018/12/01

ハキダメギクの実 小田原市早川 2018/12/01

種子が放出されたあとの痕跡、のような様子に見えるのが綿毛。その下に種子(のように見える痩果(そうか))がちゃんとある。

ハキダメギクの実 小田原市早川 2018/12/01

ハキダメギクの実 小田原市早川 2018/12/01

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