藤甘草 マメ目/マメ科/ヌスビトハギ属 花期/8月中旬~9月 結実期/9月~10月
学名/Hylodesmum oldhamii (Oliv.) H.Ohashi & R.R.Mill
自生種稀少保護
フジカンゾウ 茅ヶ崎市・清水谷 2017/08/27
林内の日当たりの良くない草地に生える大型の多年草。ごちゃごちゃした草むらから長い茎が伸びて傾き、(やや薄い)ピンク色のマメ科らしい花をたくさん付けていたら本種。ヌスビトハギ(盗人萩)に比べて、明らかにボリューム感があり花も大きい。
葉が奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)(茎から分岐した柄の先に”小葉が先端に1枚+脇に3対=計7枚”の葉が付く、計5枚のものも)なのが決定的な見分けのポイント。葉の大きさはまちまち。
フジカンゾウの葉 茅ヶ崎市・清水谷 2017/08/27
葉は地面近くにまとまって付き、そこから茎が長く伸びる、という点においてはミズヒキ(水引)のようではある。
フジカンゾウの花
花はマメ科のたいへんかわいらしいもの。なのではあるが、なかなかきれいに咲き揃ってくれず、茎は長すぎるし、茎の太さにたいして花はそこまで大きくなくてバランス悪いし、茎はよく倒れるし、倒れた茎は通路を塞ぐし、花には細かいクモ(蜘蛛)の巣がいっぱい付いてるし、周囲の風景的にも薄暗いしなんか荒れ地っぽいし、そういう場所にはスズメバチ(雀蜂)もよく現れるしヤブカ(藪蚊)はぶんぶん飛び回っているし、全体的になんか汚くごちゃごちゃしている残念な感じ。
フジカンゾウ 茅ヶ崎市・清水谷 2017/08/27
フジカンゾウ 茅ヶ崎市・清水谷 2017/08/27
フジカンゾウ 茅ヶ崎市・清水谷 2017/08/27
フジカンゾウの実
フジカンゾウの実 茅ヶ崎市・清水谷 2017/10/05
フジカンゾウの実 茅ヶ崎市・清水谷 2017/10/05
横浜市戸塚区・小雀公園
清水谷(8月中旬、池畔、池西側の杉林入口)、高麗山公園