アズマヒキガエル

東蟇蛙、東蟾蜍 両性類/無尾目/ヒキガエル科/ヒキガエル属 産卵期/3月
学名/Bufo japonicus formosus

有毒在来種稀少保護

神奈川県レッドリスト2006「要注意種」

アズマヒキガエル 茅ヶ崎市南湖 2012/07/16

アズマヒキガエル 茅ヶ崎市南湖 2012/07/16

いわゆるヒキガエル。ニホンヒキガエル(日本蟇蛙)は西国に分布し、関東で見られるものはアズマヒキガエルという。見分けは鼓膜の大きさとされるが、違いは微妙で明確にはなかなか区別できない。普段は平地・丘陵地・山地を問わず広く(水辺ではまったくない)森の中に生息。まさかと思うが、メタボの極み体型に似合わずおだてれば木にも登るという。夜行性。虫やミミズを食べる。人に遭遇しても慌てて逃げようとはせず、もさっとじっとかしていることが多い。ビジュアルはグロテスクだが、性格はかわいらしいやつである。

アズマヒキガエル 茅ヶ崎市南湖 2012/07/16

アズマヒキガエル 茅ヶ崎市南湖 2012/07/16

ヒキガエルは目の後ろにある耳の辺りから有毒の分泌物を出すことが知られる。これが原因でヒキガエルは大変危険な生き物であると誤認されている節があるが(※1後述)、普通に接する限り問題はないのではないか。いわゆるガマ毒は、ヒキガエルに極端に顔を近づけたり直接舐めたり食べたりしない限りは危険性はほとんどないと思われる。ヒキガエルに触れたら手をよく洗浄すること。ガマ毒が付着した手で目を擦ってしまうなどすると厄介なことにはなりそうだ。ヒキガエルを咥えてしまったイヌ(犬)が泡を吹いたなどの症例報告も。そんなヒキガエルもヘビ(蛇)のヤマカガシ(山楝蛇)やカラス(烏)にはぺろりと食べられてしまうが。

※1 平成30年(2018)ヤフーニュース(北海道ニュースUHB配信=フジテレビ系列)に「失明の恐れも…外来毒カエル 100万匹を駆除せよ! 」「外来種の毒ガエル 大量発生」などと題しておどろおどろしい記事が複数掲載された。北海道に分布しないはずの(何者かが放した)アズマヒキガエルが繁殖、大量発生しており大問題に、という内容。それはその通りであろうと思うが、とはいえ「毒ガエル」との表記は何事か。おそらくはアズマヒキガエルに何ら知識も関心さえ持ち合わせない一記者が業務命令に従って垂れ流しただけの記事であろうことは容易に想像できるところながら、こんな記事を真に受けてヒキガエルが危険生物であるかのような誤解をする人が少なからず出てきてしまうこともまた想像の至る所。生息数が減少しているアズマヒキガエルの殺処分がアズマヒキガエルが元来生息している地域で進まないこと切に願うばかりだ。生態系の破壊を助長させる記事の配信は停止されたい。

アズマヒキガエルのぷく顔 大磯町・高麗山公園 2017/09/16

アズマヒキガエルのぷく顔 大磯町・高麗山公園 2017/09/16

棒でつんつんつつくとぷくっと腹を膨らませて怒り出した。

俗称のガマガエル(蝦蟇蛙)もヒキガエルのこと。小銭入れを蝦蟇口(がまぐち)と呼ぶのはその形状がヒキガエルの大きな口に似ているため。
地域によってはイボガエル(疣蛙)と呼ばれていたかもしれない。ふつうイボガエルといったらツチガエル(土蛙)を指すが。

ガマの油


江戸時代に売られていた謎の傷薬。現代でいうところの「オロナインH軟膏」(大塚製薬)、「メンソレータム」(ロート製薬)や「近江兄弟社メンターム」(近江兄弟社)といったところか。ガマの油売りと呼ばれる露天商が販売していた。成分は不明。

昭和時代(-1989)には車に轢かれたヒキガエルに稀に遭遇したものだが、最近はめっきり見かけなくなった。とはいえ春の池に卵塊は多くあるので、絶滅に瀕しているわけではない。ただし、生息環境となっている小山が丸ごとごっそり住宅団地やメガソーラー用地として開発される度に多くのヒキガエルが死に追いやられているのは事実。稀に住宅地で見かけることもあるが、いったいどこで生活しているのか。

ヒキガエルの産卵

ヒキガエルは春の短い時期のみ水辺に集結し、止水に産卵する。産卵時に一匹のメスを多くのオスが奪い合う様子を蛙合戦(かわずがっせん、かえるがっせん)という。とはいえ、生息数が減少した今となってはそのような光景はまずもって見られず、水場では数組のカップルが喧嘩することなく抱接している様子が点々と確認できる程度だろう。両生類なので、メスが卵を産んだらすぐさまオスが精子を放出する体外受精を行う。盛りは18時から20時半。
以上の通り、ヒキガエルの分布には森と止水が必要であるが、池や沼、農業用の溜め池が失われ、田んぼも5月頃まで水抜きされてしまっており産卵場所がなかなか見当たらない。山間部では林道側溝の集水桝に溜まった雨水に産卵せざるを得ないという哀しい光景も見かける。

オスは池に浮かび、メスがやって来るのを待つ。このときにメスを探しているのか、子犬のようにワンワンと鳴く。

池でメスを待つアズマヒキガエル(体長10cm程度の小さな個体) 鎌倉市・報国寺 2017/03/10

池でメスを待つアズマヒキガエル(体長10cm程度の小さな個体) 鎌倉市・報国寺 2017/03/10

産卵のため池にやってきたアズマヒキガエル 茅ヶ崎市・清水谷 2017/03/18

産卵のため池にやってきたアズマヒキガエル 茅ヶ崎市・清水谷 2017/03/18

平成29年(2017)3月18日 清水谷では残念ながら既に多くの卵塊が産み付けられた後の祭り。雌の姿はおそらくもうなく、池で待ちぼうけを食らっているやや小型な個体たちはいずれも雄だろう。人影に驚いて水中に身を隠す者もあったが、多くは雌探しに一生懸命で人どころではなさそうなご様子。遠くまで見渡せるようにか胸の白柄をアピールしているのかは知らないが、前肢を立てて鳴いていた。

産卵のため池にやってきたアズマヒキガエル 茅ヶ崎市・清水谷 2017/03/18

産卵のため池にやってきたアズマヒキガエル 茅ヶ崎市・清水谷 2017/03/18

目視で確認できたのはおよそ20匹。となればこの小さな林に50匹以上が生息していることが推定できる。日中はどこに隠れているのか、一度たりとも成体に遭遇できたためしがない。

産卵のため池にやってきたアズマヒキガエル 茅ヶ崎市・清水谷 2017/03/18

産卵のため池にやってきたアズマヒキガエル 茅ヶ崎市・清水谷 2017/03/18

隣にいたやつに抱接を試みたが蹴とばされていたので雄同士だったか。

産卵のため池にやってきたアズマヒキガエル 茅ヶ崎市・清水谷 2017/03/18

産卵のため池にやってきたアズマヒキガエル 茅ヶ崎市・清水谷 2017/03/18

水辺に集まって雌に声をかけて抱接に持ち込んで‥、ってどこかで見たような光景だと思っていたらば、そう、真夏の湘南海岸にナンパ目当てで集まってくる輩にそっくりなのであった。

アズマヒキガエルの抱接 鎌倉市・散在ガ池森林公園せせらぎの小径 2013/03/19

アズマヒキガエルの抱接 鎌倉市・散在ガ池森林公園せせらぎの小径 2013/03/19

産卵のため水辺にやってきたアズマヒキガエル 厚木市・神奈川県自然環境保全センター 2024/02/28

産卵のため水辺にやってきたアズマヒキガエル 厚木市・神奈川県自然環境保全センター 2024/02/28

産卵のため水辺にやってきたアズマヒキガエル 厚木市・神奈川県自然環境保全センター 2024/02/28

産卵のため水辺にやってきたアズマヒキガエル 厚木市・神奈川県自然環境保全センター 2024/02/28

アズマヒキガエルの蛙合戦 厚木市・神奈川県自然環境保全センター 2024/02/28

アズマヒキガエルの蛙合戦 厚木市・神奈川県自然環境保全センター 2024/02/28

アズマヒキガエルの蛙合戦 山北町・般若院 2024/03/02

アズマヒキガエルの蛙合戦 山北町・般若院 2024/03/02

卵は細長いチューブ形の卵塊なので見分けは簡単。卵塊には泥がすぐに付着し、じきに何だかよくわからない物体と化す。

アズマヒキガエルの卵塊 茅ヶ崎市・清水谷 2017/03/16

アズマヒキガエルの卵塊 茅ヶ崎市・清水谷 2017/03/16

卵塊は柔らかで意外に脆(もろ)く、手で掬(すく)い上げただけで自重で千切れ千切れになってしまうので注意。それでも問題なく孵化(ふか)はするが。

アズマヒキガエルの採取する際に千切れてしまった卵塊 茅ヶ崎市 2016/02/29

アズマヒキガエルの採取する際に千切れてしまった卵塊 茅ヶ崎市 2016/02/29

ヒキガエルのオタマジャクシ

ヒキガエルのオタマジャクシは、巨大な親ガエル(身近で見られる一般的なカエルの中では最大級)とは打って変わって極小(身近で見られる一般的なオタマジャクシの中では最小)。小さくてほぼ真っ黒なのが大量ににょろにょろしていたらおそらくこのヒキガエルのオタマジャクシだろう。鎌倉の寺の庭にある池やハス(蓮)鉢などにうじゃうじゃいるのも大体がヒキガエルのオタマジャクシだ。

アズマヒキガエルのオタマジャクシ 鎌倉市・浄妙寺 2017/05/08

アズマヒキガエルのオタマジャクシ 鎌倉市・浄妙寺 2017/05/08

オタマジャクシでいる期間は二ヶ月ちょっとで、ゴールデンウィーク(4月末~5月初旬)頃に体長(鼻先~尻先)わずか1cm程度で変態しカエルとなって上陸する。オタマジャクシが小さいので、カエルとなった幼体も極小(身近で見られる一般的なカエルの中では最小)。ちびっちゃくてものすごくかわいい。幼体は、個体差はあるものの意外とあっけなく数日で人に慣れるが、体が弱くとても死にやすいので飼育には向かない。体が小さ過ぎて与えることができる餌(えさ)を満足に確保できないのだ。自然下においてはおそらくは落ち葉に潜って小さな土壌生物(腐葉土にまみれて生息しているダニとかノミとかちょろちょろぴょんぴょんしている得体の知れない虫)でも食べているのではないかと思われるが、農家か近所に融通の利く公園でもない限りそんなものを毎日人為的に用意はできない。バッタ類の幼虫は子ヒキガエル同等の大きさなので口には入るまい。アブラムシ(油虫)も食べるが栄養が不足する。

上陸後三日ほど経過したアズマヒキガエルの幼体 茅ヶ崎市 2017/05/11

指をよじ登る上陸後三日ほど経過したアズマヒキガエルの幼体 茅ヶ崎市 2017/05/11

写真にすると体色は茶色であることがわかるが、肉眼ではほぼ真黒に見える。

上陸後三日ほど経過したアズマヒキガエルの幼体 茅ヶ崎市 2017/05/11

上陸後三日ほど経過したアズマヒキガエルの幼体 茅ヶ崎市 2017/05/11

赤ちゃんガエルのうちはヒキガエルらしからずぴょんぴょん飛び跳ねる。大きくなった個体はえっちらおっちら歩くか、面倒くさそうにもっさりジャンプする。


観音崎公園(花の広場、水の広場)、前田川団地、岩殿寺、明王院、長谷寺(輪蔵横の清浄池)、鎌倉市・散在ガ池森林公園せせらぎの小径(近年再整備されたためせせらぎに滞留なくなり産卵場には不適になった可能性)、鎌倉市関谷・石原谷戸(溜池、水量なく産卵不適、ぬかるむため観察不適)、茅ヶ崎市・清水谷、茅ヶ崎市・中央公園、氷室椿庭園(コンクリ池、卵共々駆除されている)、茅ヶ崎市文化資料館(玄関脇の小池)、平塚八幡宮、大磯町・高来神社(ネット張ってある池)

大和市・泉の森(自然観察センターの庭の池)、山北町・般若院(3月下旬、境内の池2ヶ所=本堂向かって左・庫裏前庭、県指定天然記念物「山北町岸のヒキガエル集合地」として保護されている)、山北町・三尋木家(3月下旬、敷地内の池=水量不十分、民家につき非公開、県指定天然記念物「山北町岸のヒキガエル集合地」)

県指定天然記念物「山北町岸のヒキガエル集合地」は非常に多くのヒキガエルが集まる場所とは既にいえない状態となっていたが、背後の丸山(三井造船社有地)が町の肝煎りで大規模開発され平成27年(2015)に精密機器メーカーのトヤマが本社を移転させた。町はこれを悲願達成、明るいニュースだと喜んでいたが、県指定天然記念物「山北町岸のヒキガエル集合地」の土台となるヒキガエル生息地は半分程度に減少した。今後、県指定天然記念物としての価値の低下が問題になってくるかもしれない。

参考資料

『神奈川県文化財調査報告書 第36集』 神奈川県教育委員会社会教育部文化財保護課編集・発行(1974)

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『アズマヒキガエル』へのコメント

  1. 投稿日:2024/03/01(金) 10:18:28 ID:88b5ecd79 返信

     今年も蝦蟇さんが産卵しました。たった3つだけ。雄雌ともにみんな若くスマートで、でっぷり太った「ガマ」体型のおじさん・おばさんは、ついに1匹も現れませんでした。
     2月上旬に裏の家の前で毛の抜けた狸が虫の生きになっていて、近所の方々が保健所を呼んで引き取って貰ったそうです。築50年以上の木造家屋が3軒並んでいるところです。もしかして、一昨年から蝦蟇さんが激減したのは、狸に食われたのかと思いました。
     数年前、別のご近所の庭木に何か上っていたといって、猫だろうという結論になりましたが、その家の奥さんは猫ではなかったとずっと言っていました。鎌倉で洗い熊が蝦蟇さんを食べて、蝦蟇さんがいなくなったのなら、拙宅周辺にも実は洗い熊や狸が住んでいて、蝦蟇さんを食べているのかも。
     一昨年からの激減は、ただ数が減ったのではなく、年を経た大蝦蟇がいなくなったのです。一昨年からそうなので、今年偶然来なかったのではないはずです。蝦蟇さんの寿命が2年ぐらいになってしまったみたいです。

    • mirusiru.jp 投稿日:2024/03/01(金) 19:27:23 ID:5de0a3e81 返信

      こんばんは。空き家があると住処に使われたりしますが、それでもこれだけの住宅地にタヌキが出るって凄いですね。疥癬症(かいせんしょう)のタヌキでしょうか。近い所だと寒川町田端で見かけたことがあります。彼らも野生の生き物ですから、飯を食らうのは仕方ないっちゃあ仕方ないですけれども、文面から悔しさが伝わってきます。横綱曙を思わせるでっぷり巨大なヒキガエルって、ほんと姿が立派ですものねぇ。見かけなくなってしまって、残念ですね。小さくて腹も凹んだ瘦せガエルが少ししかいないんじゃ、寂しくなってきますね。年々、Kさんの責任が増すばかり。その三つの卵塊が絶えてしまう日が来ないよう。”ヒキガエルが住める町づくりを!庭に木を植えて池を作ろう!”なんて回覧板を回しても賛同する人はいないでしょうしねぇ。住宅地でこれだけ持続できてるだけでも大変なことだと思いますよ、本当に。

  2. 投稿日:2023/03/14(火) 09:43:45 ID:e9cbf6b51 返信

     蝦蟇さんの春が終わりました。4日から始まって、9日には大体終わっていましたが、最後までうろうろしていた輩も昨日で姿を消しました。
     昨年急に数が激減し、今年も少ないままでした。特に大型のベテラン蝦蟇が見事に1匹もいなくなり、若い蝦蟇ばかりになりました。卵は2腹分しか見つかりません。拙宅前の路上などに干からびた卵がひっかかっていたものですが、それもありません。
     周辺の家が代替わりすると、1軒が数軒のペンシルハウスになり、地面がコンクリーや砂利ですべて固められてしまうからなのか、暑すぎて死ぬ連中がいることは確かなので(夏場に池に浸っている蝦蟇はたいがいそのまま死んでしまう)、そのせいか、わかりませんが、拙宅が池を維持していく意味もなくなるかな~という気がしています。
     小鳥は水浴びしているし、昨年11月、イトトンボが来たと市役所のKさんに連絡して喜んでいただいたので、蝦蟇さんだけではないとも思っていますが、こちらも年で、古い池を管理していくのも大変でしてね。

    • mirusiru.jp 投稿日:2023/03/17(金) 18:30:02 ID:440bccb21 返信

      氷室椿庭園ではカエルも卵も穴に埋めて殺していましたが、このところは池にネットを張って産卵できないようにしています。見た目がかわいらしくないと、イヌネコのようには大事にしてもらえないようで。
      池があればユスリカが湧いて、他の昆虫や鳥の胃袋を満たしているかもしれません。チョウチョやハチの仲間は水を飲みに来ているでしょうし、トンボはこっそり卵を産んでいるでしょう。だいぶ、役には立っていると思いますよ。誰も「ありがとう」とは言ってくれませんし、近所の人は逆に迷惑がるかもしれませんが。笑
      うちも、私が死んだら手元にある希少植物たちは全員ゴミとして処分されるでしょうねえ。個人の善意でできることって限られてますね。
      2腹分の卵、命をつなぐ大事なものになりそうですね。

  3. K 投稿日:2022/05/25(水) 13:52:21 ID:3bea81819 返信

     やっと小さい蝦蟇さんが跳ね出しました。
     経験的に、おたまじゃくしの危機は、足が生えて蝦蟇さんに変わるときのようです。順調に育っていた蝦蟇さんが、このとき大量死して文字通り死屍累々になることがありますが、今年はその前、おたまじゃくしとしてもう少し成長するでしょ、というときに大量死しました。彼らの餌は水草なのか、数が減ってしまうと水が緑色になって中が見えなくなり、全滅したのだろうと思っていたら、少数(三十匹ぐらい?)ながら蛙になって出て来ました。何があったのか、わかりません。
     なお、椋鳥は、ここ2年ほど、夫婦者の一組以外は来ません。駅北側の大木の下が糞だらけだったのが綺麗になりましたから、どこかに集団移住してしまったのかもしれません。

    • mirusiru.jp 投稿日:2022/05/27(金) 19:09:46 ID:3af3cdd4e 返信

      Kさん、こんばんは。
      ユウガオのタネ、ありがとうございました。食べておいしかったので家族にも好評なのですが、残念ながら植える場所がまったくありません。「市民農園でも借りたら?」という声も上がっていますが、今度は時間と手数が絶対的に足りません。悩ましいです。
      ニッケイの花の写真をこっそり撮らせていただきました。バレてないことを祈っています。

      オタマジャクシ、一般論ですが、カエルに変態する際は”水の近くでじーっとしている”必要がありそうです。ムクドリとしては狙い時でしょうね。水中へ飛び込まず陸上を走って逃げると、今度は高温のアスファルト(コンクリート)上で焼かれてへばり付き、干物になったりなんかして。。
      オタマジャクシのうちに大量死は、なんでしょう?酸欠が一番怪しいと思いますが。エサ不足だったら、見るからに痩せてしまっているはずです。一般論ですが、オタマは雑食です。ただし柔らかくないと食べられないように思います。生えたばかりの藻ですとか、水中に落ちて腐って溶けかけた草の葉とか、死んだ魚の溶けかけた内臓とか。人為的に与えるなら、メダカ稚魚の粉状の餌、釣りで使う練り餌、小鳥用のコマツナ粉、茹ですぎてでろでろになったホウレンソウの葉先、といったあたりでしょうか。与えすぎると水質悪化で大量死の原因になりますが。水そのものが緑色になったものは、青水(あおみず)とかグリーンウォーターと呼ばれますが、植物プランクトンが増えた状態です。悪臭がなければ、メダカの飼育などでは(観賞には全く向きませんが)むしろ生育に良好な水です。オタマジャクシとしてはどうなのでしょうね。オタマは透明の水でしか見かけた記憶がありませんね。。小さな生き物にも強いこだわりがあって、せせらぎじゃないと嫌だとか、逆に水流があると嫌だとか、地面が傾斜していないと嫌だとか、空気の流れがないと嫌だとか、”絶対に嫌だ”という(人間目線ではじつにくだらないとさえ感じる些細な)条件に当てはまってしまうと一気に状態が悪化してしまうものも多々あるように思います。青水は嫌だ、なのでしょうか。

  4. K 投稿日:2022/03/10(木) 09:57:30 ID:6c348b3b2 返信

     先週半ばに蝦蟇さんの初鳴きがあり、それからもう1週間というのに、まだ卵はひとつだけです。それもそのはず、雌がいません。雄も、若くてひょろ長いお兄ちゃんばかり目に付きます。
     昨年は夏が暑すぎたのか、でっぷりした大型の蝦蟇さんが何匹も池の中で死にました。例年は蝦蟇さんは春先しか来ないのに、昨夏は何匹も水に浸かって動かず、数日後にはそのまま死んでしまったのです。夏に池に入るような蝦蟇さんは、もう駄目ということなのでしょう。
     いつも大型のおじさんばかりが思いを遂げて、若い子たちは雌がひっこんだ後も物欲しげに鳴くものですが、今年はチャンスあり、なのだけど、肝心の雌がいないと話になりません。今後の推移が気に掛かります。

    • mirusiru.jp 投稿日:2022/03/15(火) 18:43:04 ID:149e8aa72 返信

      Kさん、こんばんは。ヒキガエルの季節になったのですね。

      >でっぷりした大型の蝦蟇さんが何匹も池の中で死にました。

      そんなこともあるのですね。ヒキガエルは、産卵時以外で水の中に入るのを見たことがありません。よほど暑かったのでしょうね。たとえば25℃と26℃では大差ありませんが、35℃と36℃では生死の境界線になりかねないように思います。本来の森の中ですと、日光は完全に遮断されますし、腐葉土が湿度を維持してじめっと冷たく、幹しかないすかすかの林床は風もすーっと通り抜けますので、意外と涼しいものです。軽く穴掘って潜ればクーラーいらず。と思うのですが、さすがに住宅地ではそうもいかずなんですね。木陰、腐葉土、風通し、農家のお屋敷でもない限り、なかなか作れないですよねぇ。もう、クーラーが効いたお部屋を開放してあげるしか‥。

      今年はムクドリ退治してあげないと、個体数ががぐっと減っちゃう可能性がありますね。

  5. 投稿日:2021/05/13(木) 09:19:03 ID:1f4f233c2 返信

     おたまじゃくしが蛙になって、池から出て来ました。先日来、早朝は睡蓮の葉に乗っていて、昼には見えなくなっていましたが、今日は雨なので、池の周囲にまで跳ね出しました。でも、まだ小指の爪の半分もないほどに小さく、池の周りを離れません。
     例年は6月初頭、もう少し成長した連中が庭中を跳ね回って初めて、池を出たと気付きました。もしかしたら、その2、3週間も前から、夜に池を出て早朝に戻る、水陸両用生活を続けていたのでしょうか? 池を出たと思っていた時期は、池を捨てて地上暮らしを始める時期? 謎です。
     なお、私の方は通年で蝦蟇さんを気にしていますが、彼らの出て来るのは春先から初夏だけです。それ以外の時期は、池の隅で顔を出していたり、夜の庭を歩いていたり、枯れ草の下に潜んでいたりするのを見かけるか、ご本尊はいなくてうんこが残っているだけです。探せばもっといるのでしょうが、隠れているのを掘り返す気もしません。
     今春の運動会の参加者は、多い日で21匹でしたが、拙宅に向かって道路を歩く姿、散会後は去り行く姿を目にするので、全員が住み着いているのでもなさそうです。市役所のKさんも、池の大きさに比して卵が多すぎると言っていました。

    • mirusiru.jp 投稿日:2021/05/14(金) 01:45:44 ID:cf2db6bc1 返信

      一般的なオタマは、尾があるうちは水中で、尾がなくなり始めると上陸して、と認識していますけども、そこまで詳しく観察したことはないので、どうなんでしょう、Kさんご自身で生オタマを観察された方が正確な生態が把握できると思いますが。出たり入ったりはしないと、私は思っています。尾って消滅し出すと一気に消えますし。上陸はオタマ的にはなかなか厳しいタイミングだと思います。自分自身は化けてる最中ですし、命も狙われますし、日が照ってると干からびてコンクリートとかにへばり付いて焼け死にますし。池の周りにいるのは変態中なので水分があるところでじっとかしていたい、ってことなのかもしれませんが、実際にどのような行動を取るのかは、Kさんの自由研究の成果を待ちたいですね。
      私は”ヒキガエルはじつは樹上にもいる”という妄想をろくな根拠はなく抱いていますので、ぜひ、木の上のご本尊さんを見つけ出して頂けたらと願っております。

  6. 投稿日:2021/02/25(木) 12:37:20 ID:04fdfd9ca 返信

     蝦蟇さんの雌雄の見分け方、たいそう役に立ちました。ありがとうございます。
     「形態上の見分け方」4つの中の2つ、「オスの上腕は下肢(太腿)より太い。メスの上腕は下肢より細い」と「オスの足指は極端に長い」は、この時期に勝利するためでしょう。雄の蝦蟇さんは前足で雌に抱きつき、雷が鳴っても放しません。蝦蟇さんの泳ぎは人間の平泳ぎと違って、後ろ足だけ使い、前足は伸ばしたままですから、前足より後ろ足が太い雌の体型が理にかなっています。泳ぐ力を犠牲にしてまで、雄の前足は太くなっているのです。恐ろしや。
     拙宅の蝦蟇さんは一腹産み終わって、それぞれ帰っていきました。残っているのは独身の1年生5匹だけです。雌1匹、雄4匹。1匹だけにせよ、雌が残っているのは驚きでした。1年生の中でも痩せていて、お腹もぺたんこだから、産卵できる状態に達していないのではないかと思いますが、ちゃんと出てきて、騒ぎに参画したわけです。なぜなんだ?
     雌雄がわかるようになればなるで、新たな疑問が発生する。人間の欲望は限りないものですね。

    • mirusiru.jp 投稿日:2021/02/28(日) 21:12:03 ID:4ebb7500b 返信

      難しいかと思いきや、意外と簡単に雌雄の判別ができたようで何よりです。
      繁殖期なので普段より明瞭な特徴が現れているかもしれませんね。若い子でも見分けられたようで、すごい。
      産卵時期以外でも観察されたらよろしいのにー。ヒキガエルの一年を追ってほしいです。いつどこで何をしているのか。解明を!

  7. K 投稿日:2021/02/23(火) 12:14:22 ID:9f149bb81 返信

     今年も蛙合戦が始まりました。
     例年と異なるのは、ペアでなくトリプルがいたこと! 上のが中のを、中のが下のを、しっかり抱えて、「親亀の上に子亀、子亀の上に孫亀」状態になっていました。蝦蟇は水中にいるかぎり抱えた手を離しませんが、空気中だと離すので、3匹の塊ごと網でしゃくって持っていたら、2+1に分れました。
     雌にも抱える習性があるのでしょうか。もしかして雄3匹か。蝦蟇は相手が金魚でも見境なしに抱きつきますから、雄3匹の可能性の方が高いかと思いますが、どうなのでしょう。
     なお、一昨日は、後ろ足の1本が途中からない若い蝦蟇も見ました。烏に食われかけたのかもしれません。彼(彼女)が結婚できるかどうか、気にして見ていますが、今のところカップルになったのはでっぷり太ったおじさん、おばさんばかりです。

    • mirusiru.jp 投稿日:2021/02/23(火) 20:59:38 ID:6e78bd2e4 返信

      こんばんは。現れましたね!半月くらい前から気配を感じておりました。笑

      Kさんが水着に着替えて池に入って、その三匹に抱かれてみる、ってのはどうでしょう。動画撮ったらYouTubeに上げてください。炎上するかもしれませんが。

      雄か雌かは、Kさんご自身で観察してみるのが一番かと!
      https://blog.goo.ne.jp/kaeru-mt88/e/9ddf8c623404604e1292490f70a26803

      カエルの足って復活しないんですかね?
      トウキョウサンショウウオの、同居の兄弟に餌と間違ってかじられた足はほぼ完全に(だったかしら?)復活しましたよ。

      >今のところカップルになったのはでっぷり太ったおじさん、おばさんばかりです。

      すごく見たくない、マニアックすぎるジャンルです。

  8. K 投稿日:2020/02/15(土) 10:23:57 ID:d8d1f6e6c 返信

     暖冬なのでそろそろ蝦蟇さんが出るのではないかと怖れていたら、昨夜、1匹だけ鳴きました。今朝まで鳴いていて、今また静かです。思いを遂げて静かになったとも思われないから、他に誰も出て来ていないのを知って、二度寝したのかも。
     でも、何と、うんこを残していきました。春先は大勢出てもまったくうんこを見ないのに、初めてのことです。
     蝦蟇さんは産卵期のほか、冬に寝る前に一晩鳴きます。春のように一斉に騒ぐのでなく、今日は1匹、3日おいてまた1匹、という調子で鳴きます。昨年は12月15日まで鳴いていました。12月に入ったことは今までなかったし、何より、水の中に3匹もいたのには驚きました。とっとと寝ろと説教しても、蛙の面に××で無視されましたが、まもなく寒くなっていなくなった、と思ったら、2ヶ月後に、たぶんフライングでしょうが、出てきたわけです。
     例年にない動きと、うんこが関係あるのかどうか、わかりません。

    • mirusiru.jp 投稿日:2020/02/16(日) 01:28:24 ID:3b393f0bc 返信

      カエルと暖冬とうんこの関係を研究されているKさん、こんばんは。
      ヒキガエル、もう出ましたか。うちの周りには一切生息していないので、本当羨ましい限りです。
      カエルは冬眠する前にドカ食いをするはずですが、その糞てどのタイミングでしているのでしょうね。冬眠中にちょいちょい漏らすのか、冬眠明けにどっさりするのか、しないのか。
      研究成果、楽しみにお待ちしております。
      ヒキガエルって冬眠前に鳴くのですか。天候に関係なく?何のためにでしょう。水の中に入る必要もないでしょうし、何でしょう。秋と春は似たような気候なので、産卵の疑似体験でもしているのでしょうか。
      ヒキガエルが人の説教を聞かないことはわかりました。来年は添い寝をして頭を撫でながら子守唄を歌ってあげると冬眠するのかどうか、チャレンジしてみてください。イグノーベルを目指して。
      今年は暖冬すぎてヒキガエル体型の私としては”冬がない”も同じ。気分は既に四月下旬です。(ちなみにいま上半身は半袖Tシャツ一枚です。)ヤマアカガエルは意外と例年通りのようでした。ヒキガエルはどうなりますか。暖冬世代の奴らは根性がないとか個性が足りないとか何とか、カエルの世界で悪口言われたりするんですかね。

      • 投稿日:2020/05/19(火) 08:52:55 ID:a7238daaf 返信

         今年もちび蝦蟇が跳ね出しました。昨日は池の周辺から離れませんでしたが、今朝はそこら中が蝦蟇だらけで、危なくて外に出られません。
         私の職場が池を埋めることになりそうなので、今年は市役所のKさん(高校の後輩)にお願いして、卵の引取先を捜して貰ったところ、中学校2校と話が付いたといって、部下の若い人を連れて取りに来られました。中学では解剖されはしまいかと心配したら、「少しはしょうがない」とのこと。Kさんは、私が夜帰宅する際に踏んでしまうのも、ご近所中から産卵に集まる途中で車に轢かれるのも、みな「しょうがない」とあっさりしたもので、理系はこうなのかと妙に感心しました。
         Kさんは高校生のころから「蝶ばか」でしたが、還暦に近いはずの今でも、「ここの池にはナントカトンボ(失念。糸蜻蛉の名前)がいるんだ」と、蝦蟇さん以上に蜻蛉を気にしていました。そういえば10年か20年か前、庭に菫や月見草を食べ尽くす変な蝶が出たので(以後ずっといる)、来て貰ったことがありましたが、そのとき糸蜻蛉を見たかどうか、私はまったく覚えていません。糸蜻蛉は今は年に一、二匹しか見なくなりました。

        • mirusiru.jp 投稿日:2020/05/22(金) 12:55:08 ID:5e319ad92 返信

          ヒキガエルの母Kさん、こんにちは。
          今年も無事巣だって行かれましたか。5mmくらいの黒いのがあっちこっちぴょこたんぴょこたん歩き回っているのでしょうね!YouTubeにでも癒し動画上げてくださいね!

          学校の池は定着出来たらよいのですが、大抵の子供は無関心ですからねぇ、生物部の子らが熱心に保護してくれることに期待して。カエルって、気持ち悪いばっかりで人気ないですから‥。カルガモみたいに行列して歩いてかわいさをアピールするくらいの自己プロデュースをしてくれれば愛されるんですけどね。
          Kさん宅で引き取ってしまえばよかったのに!(笑)

          トンボやチョウに限っては、アマチュアカメラマンも巻き込んで大人にも人気がありますね。ある程度の森とせせらぎがあればイトトンボは見かけることがあります。鎌倉では(種類にもよるでしょうけれども)そんなに珍しいものではありません。が、茅ヶ崎市南部にはまったくと言ってよいほどいないでしょうね。うちの近所にもいません。近所の水路はコンクリートでがっちがちに固めてしまうことが決まったようですから、ますます生き物は棲めなくなります。ぜんぶ人間のせい。(とか何とか嘆いている私もいま向かいの家の林を更地に変えている作業中なのですけれども。)

          月見草って、白花のですか?種子がもし余るようでしたらお譲りくださいまし。

          • K 投稿日:2020/05/23(土) 09:27:06 ID:c017192bf

             市役所のKさんは、池の大きさに比して卵が多すぎると驚いていました。池のあるのが拙宅だけになり、近所中の蝦蟇さんが集まるため、バケツ2杯分もの卵が産みつけられます。おたまじゃくしは過密になると共食いするので、Kさんに持って行って貰った残りの卵だけで、十分すぎるほどなのです。中学生諸君、イジメはやめようね!
             Kさんによれば、この近辺の高校で生物部があるのは、湘南高校だけだそうです。中学校にどれくらいあるのかわかりませんが、人気のある部活ではなさそうですね。
             月見草は白花です。今さかんに咲いていて、これから種を結びますので、メールにてご住所などご連絡ください。

          • K 投稿日:2020/05/24(日) 10:36:28 ID:1ecfad144

            Kです。すみません、また本名を書いてしまいました。直してください・・・

          • mirusiru.jp 投稿日:2020/05/24(日) 12:02:57 ID:968568d85

            Kさんのご後輩もKさんなので混乱してきます(笑)

            しかしバケツ二杯は凄いですね。来年はヒキガエルの卵塊風呂にチャレンジして動画をYouTubeに‥。コラーゲンたっぷりとかいって‥。

            カエルの卵に興味を示すのって主に小さな子供ですから、小学二年生・三年生あたりの教材にできればいいんですけどねー(世話をするのは事実上担任の先生ですが)。中高生だと投げつけて遊んでしまいそうな気も!
            Kさんには学校回って身近な生き物を大切にしようっていう講義を毎年やって頂いて‥。

            ツキミソウ、もう咲いているってことは去年の秋口に発芽した越冬ものでしょうか?きれいですよねー。前に少量頂いた種子は結局発芽に至らずで。お言葉に甘えておすがり申し上げます。

  9. 投稿日:2019/03/21(木) 11:10:35 ID:10839fd87 返信

     2週間の喧噪が嘘のように静まりかえった池の端で、ふと気付いたこと。
     蝦蟇さんの糞は黒い練り歯磨きみたいで、ときには「うんこ漢字ドリル」のうんこ風にとぐろを巻いていたりもするから、一目でそれとわかりますが、産卵の時期にはまったく見当たりません。30匹やそこらはいたと思うのに、まったくない、ということは、この時期には飲まず食わず、かどうかは知りませんが(おしっこは、糞と一緒にあれば蝦蟇さんのものとわかるけれど、そうでないとわからない)、食わずに騒いでいたのでしょうか。それとも、この時期に限って水中でしかしないので、人間にはわからないとか? 食べようにも啓蟄前で虫がいなかった?
     1匹の蝦蟇さんの滞在期間は2日か3日だろうから、食わずに騒ぎきるのも可能ということか、気になり出すと気になりますが、水槽に入れて観察したい輩でもないし・・・

    • mirusiru.jp 投稿日:2019/03/21(木) 17:26:16 ID:7df424983 返信

      カエルのうんこ研究家Kさん、こんにちは。
      そう言われればヒキガエルの糞なんて見たことないですねー。ヒキガエルの体の大きさからするとかなり立派な物と思われますが‥。コレクションされてはいかがでしょうか(笑)
      “飲まず”はないと思いますけれど、”食わず”はどうなんでしょうね。啓蟄前だと確かに食べようにも獲物がおりません。獲物がいれば食べるけれどもいないなら食べなくても、に一票。もちろん推測ですけれども。水槽に入れて観察したい輩Kさん、来年、研究結果を楽しみにお待ちしております。秋のうちから活ミミズでも確保しておかれるとよろしいかと思います。メダカも食べるかもしれません。

      ちなみに、両生類は飢餓に強いものがいます。以前トウキョウサンショウウオの子が食事をどうにも摂ってくれず、半年間で食べたものがアカムシ一匹のみで結局死んでしまったということがあります。カエルも一ヶ月間くらいなら食べなくても(生きるか死ぬかという意味では)どうということはない可能性があるのではないかなぁと適当なことを言ってみます。

  10. K 投稿日:2019/03/02(土) 14:44:15 ID:55c41b2f8 返信

     2月22日に最初の1匹が鳴き始め、26日に爆発状態になりました。例年は、ある日突然、大騒動が始まるのに、今年は散発的な小競り合いに発して、徐々に緊張度が高まり、数日かけてようやく全面的蛙合戦に達した感じです。珍しい。一昨日あたりからベテラン勢が産卵を終えて姿を消していき、今日は痩せた一年生カップルが数組残っています。
     実は、職場の池に卵を持って行ったことがあり、近年では独自に繁殖して、夜になると大勢さんが出てきます。蝦蟇って後ずさりもするのですね! 巡回日誌に「ウシガエルが出た」と書かれるほど巨大です。同僚はバイオテロと言いますが、カンボジア人の女性は蝦蟇さんの声を聞き、いつになく明るい笑顔で「あれ、カエルね? カエルおいしいね」と喜んでくれました。
     椋鳥は例年はおたまじゃくしがちび蛙になるころまで来ませんが、今年は冬中、何羽も居着いています。椋鳥全体の量が増えた気がします。これでは天敵が包囲する中でちび蝦蟇が池から這い出すことになります。今から気が揉めます。

    • mirusiru.jp 投稿日:2019/03/03(日) 16:21:13 ID:3797a7c38 返信

      バイオテロリストKさん、こんにちは。
      カモ(鴨)を食べるために捕獲したベトナム人が逮捕されたというニュースがありましたが、カンボジア人の目にはカエルが旨そうに見えますか。先日はにょろにょろ大量に湧くヒキガエルのオタマジャクシが気持ち悪いからと卵をせっせと駆除している方がおりました。ムクドリさえ出なければ、Kさん宅はヒキガエル天国ですね。”家族”と称してイヌ以上に大事にしてあげてくださいね。
      今春は異様に暖かい日が何回かあったのでヒキガエルの産卵が早まったのかな、どうなのかな、と思っております。どういう段取りで集合がかかっているのか、今なおよくわかりません。今年は”産卵池に集まるヤマアカガエル”に絞っていたのですが、観察は完全に空振ってしまいました。

  11. 投稿日:2018/05/26(土) 12:29:53 ID:785b9623d 返信

     先週からちび蝦蟇君たちが跳ね回っています。ちびのうちは垂直なタイルでも軽々よじ登るので、うっかり開けておいて家の中に入りこまれては大変と、せっせと網戸を閉めています。
     今年はかなへびの当たり年で、むやみな数のちびども(すでに小学生でなく中高生ぐらいになっている)がちょろちょろしています。やもりも多くて、これまたちびが例年の倍ほどもいます。蝦蟇君も大変だろうと思います。

    • mirusiru.jp 投稿日:2018/05/27(日) 13:45:50 ID:aa54ac270 返信

      赤ちゃんガエル、ちょうどかわいらしい時期でしょうね。
      季節限定で”ヒキガエル・カフェ”とか開かれたらよろしいのに(笑)
      緑あふれるお庭で数千匹の赤ちゃんヒキガエルにまみれながら午後のドクダミ茶‥なんて意識高過ぎる女子がはるばる日本全国から数人はやって来るでしょうに!

      カエルいるところヘビあり。何ヘビでしょう?
      アオダイショウ、ヤマカガシ、ヒバカリ以外がもしいたらかなりのめっけもんでは。

      次はヘビを狙ってアライグマあたりも登場しそうな‥。

      • 投稿日:2018/06/02(土) 12:14:48 ID:785986cf9 返信

         かなへびは蛇とはいうものの足があるので、とかげだと思います。かがみっちょ、かなちょろと呼ぶ人もいましたが、かなへびが正しい言い方だと聞いたことがあります。
         先日、雑草の間にかがんだみけの前脚の下から、かなへびが逃げ出したところを確かに見たのに、雑草がかなり大きく揺れている、それがいかにも、死にかけた動物がぴくぴくする動き方なので、えっ、逃げられなかったの?、と思って確かめたら、かなへびの切れた尻尾がけいれん的な動きをしていたのでした。みけはすっかりだまされ、かなへびは逃げ切りました。
         アライグマは勘弁してほしいです。池で水を飲むみけと、水場をめぐる死闘・・・なんてのはたまりません。

        • mirusiru.jp 投稿日:2018/06/03(日) 01:46:48 ID:c10817d3c 返信

          >かなへびは蛇とはいうものの足があるので、とかげだと思います。

          何を突然今更な話をしかもヒキガエルの頁でされているのかと訝(いぶか)しく困惑して返信に窮していたのですが、
          私の方が「かな」を抜かしてすっとぼけたコメントを返していたのですね!!!(笑)
          たいへん失礼いたしました。
          もうお爺ちゃんなのでお許しください‥。
          ヘビではなくてカナヘビのお話でしたか‥。

  12. 投稿日:2017/05/14(日) 09:58:58 ID:650acd8c8 返信

     昨日からちび蝦蟇が跳ね回っています。まだ尻尾が残っていて、水陸両用で出たり入ったりしている奴もいます。今のところ椋鳥は来ていません。
     昔は池でやんまやとおせみとんぼも育っていましたが、五位鷺が来て金魚を食べてしまうため、ご近所がフェンスを直すときに旧いフェンスを貰って池の上にかけ、さらに、このごろは夏の気温がやたらと高くなって金魚が可哀想だといって、フェンスを簾で覆ってやったりするので、とんぼは塩辛を除いてほとんど来なくなりました。それでも椋鳥はちゃんと知っていて、ほんの少しの塩辛とんぼが上がるころになると、池の縁で待っています。
     ちび蝦蟇が上がっているのに、椋鳥が来ないというのは、不思議です。別に来てほしいわけではないけれど、この蝦蟇が減らずにすくすく育って、蝦蟇屋敷になるのも困る・・・

    • mirusiru.jp 投稿日:2017/05/14(日) 21:45:47 ID:708e27daa 返信

      池から大量のヒキガエルの赤ちゃんが湧いて出てくるなんて、最高にかわゆい光景ですね!(今だけ)
      あっちにこっちにぴょこたんぴょこたん跳ねたかと思えば落ち葉の中へ消えてゆく‥という感じでしょうか。いいなぁ。うらやましいなぁ。(今だけ)
      ムクドリの餌にはせず、全員(1,000匹くらい?)大人にしてやってくださいねー。
      梅雨時の夜なんかもううじゃうじゃ出てきて‥、ああ、もう‥。

    • 投稿日:2018/03/05(月) 09:52:51 ID:124078ad0 返信

       蝦蟇さんが庭の池で騒ぎ始めました。3日ほど前から1匹、2匹と出てきていましたが、今朝は探しもしないのに、カップル2組、さえない独身男お一方と、挨拶してしまいました。このまま10匹、20匹と増えて、大騒動になるのか、また引っ込んで、次の暖かい夜を待つか、どちらでしょうか。
       やせ蛙まけるなと言っても駄目で、女性を射止められるのは、ガタイのよい、がっちり型の中年男と相場が決まっているようです。身長は一人前でも横幅の足りない1年生は、たいがい無視されて、寂しく水に浸かっています。今朝の独身男もそれでした。

      • mirusiru.jp 投稿日:2018/03/05(月) 16:33:19 ID:17208b745 返信

        今年もこんにちは!
        ヒキガエルの世界では羽生結弦くん体型は不人気と!?私はヒキガエルに生まれてくるべきでしたね‥。来世こそヒキガエルで‥。
        茅ヶ崎市東海岸南・氷室椿庭園内のコンクリ池には既に卵塊がどっさり溜まっておりました。
        今夜は”カエル湧きたつ温かい雨の夜”ではございませんか?もしかしたらうじゃうじゃと‥。

        • 投稿日:2018/03/06(火) 10:14:38 ID:b5d054bfe 返信

           仰せのとおり、昨夜から池中蝦蟇だらけです。カップルが10組以上、独身のやせ蛙が数匹。でも、卵はひとつしか見当たりませんでした。明日の朝が楽しみというか、うんざり・・・(どろどろの池の掃除で腰痛になる)。
           烏に捕られてもいけないと、上に網をかけても、お馬鹿なのが外を出歩いてしまいます。たった今、野良猫あがりの「みけ」と睨み合いになりましたが、家の中から「みけ!」と怒鳴ると、猫の方が去って行きました。昔、妙に蝦蟇にこだわる柴犬がいて、数千円払ってワクチン接種した日の夕方に蝦蟇に食い付いてしまい、顔が倍ぐらいに腫れて、ステロイドを打つはめになったり、氷室椿園の横を散歩していて、あっという間に生け垣の下にひそむ蝦蟇に食い付き、慌ててご近所の方に水をいただいて顔を洗ってやったり、それはそれは大変でした。「みけ」はその犬より利口なようです。

          • mirusiru.jp 投稿日:2018/03/08(木) 23:17:07 ID:3146879b7

            雨続きなので、ヒキガエルは大フィーバー中でしょうか。
            私はイヌを飼ったことがないので疎いところなのですが、この時期は”ヒキガエル中毒”が結構大きな問題になるようですね。
            顔を近づけてクンクンにおいを嗅いでペロペロ舐めて軽く噛みついて、たいへんなことに‥、という事故が起こりやすいそうで。
            そりゃあイヌもネコもヒキガエルなんか見かければちょっかい出したくなりますよ、ヒキガエルの風貌が悪すぎます(笑)。私もよく棒でツンツンしちゃいますし‥。

          • 投稿日:2018/04/22(日) 14:55:14 ID:37549726e

             さっきから椋鳥が2羽、池の周りを回っています。おたまじゃくしが蛙になるには、もうちょっとかかりそうな感じですが、偵察に来たのでしょう。冬中、つぐみや尾長は来ても、椋鳥は寄りつかなかったのに、蛙になる時期が近付くと、ちゃんとやって来ます。
             蝦蟇さんは、今年は一度しか蛙合戦をしませんでした。少なくともここ数年は、2週間ほど間を空けて、2回大爆発があると決まっていましたが、一度に例年の2回分に当たるバケツ2杯分ぐらいを生んだので、もうよいということになったのか、それだけで終わりました。

          • mirusiru.jp 投稿日:2018/04/22(日) 22:28:57 ID:76700bbd9

            ムクドリにも定番の餌場があるんですね。
            群れで行動することが多いようなので、Kさん宅は「あの家のあの池」と代々受け継がれてきた三ツ星のオーベルジュなのかもしれませんね。

            カエルのメスが申し合わせていたかのように一斉に出現する理由、条件を、ぜひ解明していただきたいところです。

  13. 投稿日:2017/04/09(日) 18:16:42 ID:8803672f9 返信

     昨日から蝦蟇さんたちが爆発しています。今年2回目です。本来、金魚用の池なので、抱きつかれる金魚こそ、いい迷惑! だいたい毎年2回、1回2~7日間、蝦蟇さんが大騒ぎしますが、今年は例年より大分遅かっただけで、病気でも何でもなかったのですね。ご心配をお掛けしました。
     最初の卵は、もうおたまじゃくしになって泳ぎ回っています。

    • mirusiru.jp 投稿日:2017/04/09(日) 22:26:01 ID:13b631126 返信

      今頃二回目ですか!カエルってどう示し合わせているんだか一時期に集まって一斉に産卵を行いますけれど、その後またドカっと卵が増えていることがあって、あれあれ第二次ベビーブームもあるのかしらなんて思っていましたが、やはり二回目あるのですね。今回は”目に見えて一段階気温が(最高気温20℃前後に)上がって迎えた、雨の夜”が集合の合図だったのでしょうか。一回目からこれだけ間を空けても集合できる能力って凄いですね。体内スマホでも使って連絡を取り合ってるようにしか思えません。
      しかしヒキガエルの産卵を庭で観察できるなんてうらやましい限り(うるさくて気持ち悪いですけど)。観察会を開いていただきたいくらいです。襲われるでも食われるでもなく変なのがだたただ抱き着いてくるというキンギョの困惑っぷりも、たのしそう‥。ヒキガエルの小さい黒オタマが大群でにょろにょろしてるのも春の風物詩でいいですよね(気持ち悪いですけど)。上陸がたのしみですね!

  14. mirusiru.jp 投稿日:2017/03/25(土) 23:30:39 ID:d0147661c 返信

    こんにちは。突然姿を消してしまうと心配になりますね。
    カエルの病気と申しますとカエルツボカビ症でしょうか。当時「日本のカエルを全滅させるおそれのある恐怖の伝染病か、直ちに対策を取らなければ取り返しのつかない事態に」といったニュース報道がなされたので、そのショッキングな脅し文句だけがうっすら記憶に残っていらっしゃるかと思います。ではその後日本のカエルたちがカエルツボカビ症でバタバタ死んでいったかというと、そういう話は耳にしません。カエルツボカビ症の症状が出ているカエルが近所で死んでいた、となれば話は別ですが、そうでない限りは特にカエルツボカビ症の心配をされる必要はないのではと私は楽観的に考えています。
    原因は、なんでしょうね。鎌倉でも数年前に「今年はカエルの卵がぜんぜんなくて‥」と心配されていたお寺さんもありました。翌年はどっさり産み落とされていたようですが。原因はいろいろあるとは思うのですが、よくわからないですよね。植物でもぜんぜん花を咲かせない年、びっくりするほどぜんぜん実がならない年とかありますし。今春は例年になく”地球温暖化の影響を感じない”ふつうの(本来の)季節感を取り戻した春となっていますので、去年・一昨年よりは何事も(開花ですとか、産卵ですとか)”遅い”と感じられるかもしれません。それにしても、卵塊一つではどうしちゃったのだろうと気を揉んでしまいますね。
    「茅ヶ崎のカエルを守る会」というエキスパートたちがいらっしゃるようです。窓口は茅ヶ崎野外自然史博物館(民間の団体)の岸さん(南湖の魚市場の近く在住)。カエルに関する講演会も開かれておられるようですからカエル事情には私などより遙かに深いご見識をお持ちのはず。メールか何かで尋ねてみてはいかがでしょう。南湖の産卵具合も伺えるのではないでしょうか。
    しかし**のどこにヒキガエルが棲める環境があるのかと本当に不思議でなりませんが、いるんですよねなぜか住宅地にも。普段どこでどう暮らしているというのか。近年はカエルが産卵できるような止水がぜんぜん見当たりません。Kさんのような方が庭でひっそり池を維持してくださってはじめて世代を重ねることができている状態だろうと想像できます。カエルたちに代わって御礼申し上げます。ヒキガエル、ビジュアルはともかく、鳴き声かわいいですよね。末永く大事にしていっていただければと思います。

    • 投稿日:2017/03/26(日) 09:07:16 ID:002562eaa 返信

       ありがとうございました。安心しました。
       蝦蟇さんは春先になると大々的に姿を現しますが、夏も少しは這っています。1月に寒肥を入れようと庭を掘ると、土中や落ち葉の下にいることがあって、今年は3匹を危うくスコップで切るところでした。ご近所にも池はなくても庭はあるので、産卵以外はできているのではないかと思います。
       卵を産んだのは、一昨日は1匹だけでしたが、今年は3月上旬にたくさん産んでいて、総計でバケツ1杯分ぐらいになると思います。ちび蛙になる頃には、椋鳥が池の縁に並ぶので、なかなか難しいとは思いますが・・・
       ただ、今年は椋鳥がまったく来ません。小鳥も例年と違って、いつもの雀サイズの小さい鳥たちのほかに、つぐみや尾長といったやや大きめのが来ているのに、子蛙獲り名人の椋鳥は、なぜか来ません。蝦蟇さんには朗報でしょう。

  15. 投稿日:2017/03/25(土) 12:49:54 ID:de7134c81 返信

    **に住んでいます。昔は近所に池のある家がいくつもありましたが、今は拙宅だけとなり、例年、2月半ばから3月初旬には、近所中の蝦蟇が集まって大騒ぎをします。一昨年も昨年もそうでした。ところが、今年は2月中は何事もなく、3月になってようやく始まったものの、数はいつもの半分ぐらいで、昨年生まれたような小さい蝦蟇がほとんどです。昨日も2匹の声がしただけで、卵を産んだのは1匹でした。何年か前、病気が流行っているという新聞記事を読んだことがありますが、何かあるのでしょうか。

    ※(管理人より)住所は削除しました。