タイミンチク

大明竹 イネ目/イネ科/メダケ属 花期/4月下旬~6月
学名/Pleioblastus gramineus (Bean) Nakai

タイミンチク 藤沢市・江の島サムエル・コッキング苑 2019/12/29

#タイミンチク 藤沢市・江の島サムエル・コッキング苑 2019/12/29

沖縄などの南西諸島を原産とする常緑のタケ(竹、木とも草とも分類しがたい特殊な存在)の一種。名は、中国原産と誤認されていたことから。ツウシチク(通糸竹)とも。茎(イネ科の中空(ちゅうくう、中が空っぽ)の茎は稈(かん)と呼び分けられている)が叢生(そうせい、株立ち)し、5mくらいの高さになるか。茎先端が少し枝垂れるのが特徴。南国の雰囲気を醸し出すためヤシ(椰子)の木などと合わせて熱帯植物園などで、あるいは中国風建築物の周辺で栽培されることがある。

タイミンチク(白色矢印) 藤沢市・江の島サムエル・コッキング苑 2019/12/29

#タイミンチク(白色矢印) 藤沢市・江の島サムエル・コッキング苑 2019/12/29

タイミンチク 藤沢市・江の島サムエル・コッキング苑 2019/12/29

#タイミンチク 藤沢市・江の島サムエル・コッキング苑 2019/12/29

藤沢市の江の島サムエル・コッキング苑にある市指定天然記念物四件(ツカミヒイラギ、クックアロウカリア、シマナンヨウスギ、タイミンチク群)のうちの一つ。タイミンチクは明治15年(1882)江の島に庭園(現江の島サムエル・コッキング苑)を造った英国人貿易商サムエル・コッキング自身が持ち込んだものとされ、その歴史的意義(数少ない当初の遺物)と植物の稀少性を鑑(かんが)みてだろう市の天然記念物に指定されている。

タイミンチク 藤沢市・江の島サムエル・コッキング苑 2019/12/29

#タイミンチク 藤沢市・江の島サムエル・コッキング苑 2019/12/29

タイミンチクの葉 藤沢市・江の島サムエル・コッキング苑 2019/12/29

#タイミンチクの葉 藤沢市・江の島サムエル・コッキング苑 2019/12/29

タイミンチクの稈 藤沢市・江の島サムエル・コッキング苑 2019/12/29

#タイミンチクの稈 藤沢市・江の島サムエル・コッキング苑 2019/12/29

ダイミョウチク(大名竹、大明竹)は別種。


東京都文京区・#六義園、東京都文京区・#小石川植物園(G10に多い)、横浜市中区・#三溪園(旧燈明寺三重塔と松風閣の間にある聚星軒(じゅせいけん)跡に、1928年・2017年・2018年開花)

#江の島サムエル・コッキング苑(ウィンザー広場西側に2群、昆明広場に1群、市指定天然記念物「タイミンチク群」・指定当初は1群3株

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