紺菊 キク目/キク科/シオン属 花期/(5月下旬~)9月~11月上旬 結実期/11月~12月
学名/Aster microcephalus (Miq.) Franch. & Sav. var. ovatus (Franch. & Sav.) Soejima & Mot.Ito
改良種
#ノコンギク(販売用苗見本) 鎌倉市・大船フラワーセンター「神奈川県菊花大会」 2021/11/06
園芸栽培される、多年草。ノギク(野菊)の一種であるノコンギク(野紺菊)の、花の紫色が抜群に濃い選抜種である。ホームセンターの園芸コーナーや菊花展などで販売されている。なお、山野草のノコンギクと称して市販されている、花色が一般的な野生のノコンギクよりは濃いもののコンギクよりかは薄いもの、がある。その正体は、発色の良いノコンギクなのか、発色の悪い(先祖返りなどをした)コンギクなのか、は不明。種としてはいずれもノコンギクである。※本サイトでは、一般的な野生種より花色が濃い栽培品はコンギクの頁に含め、野生状態で生えている花色が濃いものはノコンギクの頁にて掲載する。但しコンギクは花色以外は全部ノコンギクと同じかというと、微妙な違和感(違い)を感じる部分がないでもないような気はする。とはいえ、ノギクの仲間に(同一種の内であっても)個体差や変異は付き物といえる。草丈は60cm程度になる。
#ノコンギク(販売用苗見本) 鎌倉市・大船フラワーセンター「神奈川県菊花大会」 2021/11/06
#コンギク 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/11/06
#コンギク 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/11/06
#コンギク(鉢植え1株) 茅ヶ崎市浜之郷 2022/07/30
#コンギク 茅ヶ崎市浜之郷 2022/07/30
#コンギクの茎最上部 茅ヶ崎市浜之郷 2022/07/30
葉はコンギクに同じ。見かけ以上に強くざらざらしたサメ肌なのが特徴。
#コンギクの典型的な葉 茅ヶ崎市浜之郷 2022/07/30
葉に鋸歯がないものは、南アフリカ原産の通称ブルーデージーである疑い。主にフェリシア・アメロイデス(Felicia amelloides、和名ルリヒナギク(瑠璃雛菊))とフェリシア・アモエナ(Felicia amoena)の二種がその名前で流通している。ブラキカムも花は似ている。
コンギクの花
ミヤコワスレ(都忘れ)のような濃い紫色。気温が高いうちは色薄め。花色以外はノコンギクに同じ。基本(晩夏から)秋咲きであるが、夏本番の前から咲き始めるものもある。そのような場合はだらだらと咲き続けて満開にならない(本来の花期にはもう株自体が傷みかけている)ので、梅雨明け(7月上旬)までに(株の小型化も兼ねて)一旦切り戻してしまうのも手。
#コンギク 茅ヶ崎市浜之郷 2022/05/20
#ノコンギク(販売用苗見本) 鎌倉市・大船フラワーセンター「神奈川県菊花大会」 2021/11/06
#コンギク 茅ヶ崎市浜之郷 2022/07/30
#コンギク 茅ヶ崎市浜之郷 2022/07/30
#コンギク 茅ヶ崎市浜之郷 2022/07/30
総苞もおよそノコンギクと同様。総苞片の先端は軽く反ることがある。
#コンギクの総苞 茅ヶ崎市浜之郷 2022/08/31
#コンギクの総苞 茅ヶ崎市浜之郷 2022/08/31
#コンギクの総苞 茅ヶ崎市浜之郷 2022/08/31
#コンギクの総苞 茅ヶ崎市浜之郷 2022/08/31
#浄智寺、#東慶寺(キク類多く植栽されており見分け難)、#長谷寺
#大船フラワーセンター(ロックガーデン、花の築山北西端の宿根ボーダー花壇のも同じか、いずれも花が異様に小さい(頭花直径1.5~2cm程度)、森の小道東側にシロヨメナ、森の小道西側にノコンギク)
こんにちは。コンギクはノコンギクの選抜と聞いていましたが、名付けられた順番はどうだったのだろうかと、以前から悶々としています。三球師匠の『考えだすと夜も寝られない』ほどでもないですが、普通に考えればコンギクのほうが先ですよね。