キクノハアオイ

菊の葉葵 アオイ目/アオイ科/キクノハアオイ属 花期/4月下旬~9月? 結実期/5月下旬~10月?
学名/Modiola caroliniana (L.) G.Don

外来種駆除稀少

キクノハアオイ 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイ 寒川町一之宮 2022/06/19

南米原産といわれている多年草。一属一種。主に熱帯地方の世界各国に帰化している。日本へは、家畜の飼料に紛れて入って来てしまった疑いあり。草丈はおよそ30cm以下。ゼニバアオイ(銭葉葵)のように地面にへばりついて這い、節々から発根する。別名ツルアオイ(蔓葵)。神奈川県内でも帰化雑草としてときどき発見されているようながら、そこかしこで見かけるものでなし。相模川のすぐ東側の地域に比較的多い模様。這う姿、葉の形と大きさ、花の色、で見分けは易しかろう。

キクノハアオイの帰化地 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの帰化地 寒川町一之宮 2022/06/19

地面を這うキクノハアオイ 寒川町一之宮 2022/06/19

地面を這うキクノハアオイ 寒川町一之宮 2022/06/19

地面を這うキクノハアオイ 寒川町一之宮 2022/06/19

地面を這うキクノハアオイ 寒川町一之宮 2022/06/19

地面を這うキクノハアオイ 寒川町一之宮 2022/06/19

地面を這うキクノハアオイ 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイ 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイ 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイのサイズ感(左側の青花はオオイヌノフグリ) 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイのサイズ感(左側の青花はオオイヌノフグリ) 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイのサイズ感 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイのサイズ感 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの茎と節々から出る根 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの茎と節々から出る根 寒川町一之宮 2022/06/19

葉は小さめ。葉身は5~6cm程度で、それより少し長い葉柄(ようへい)がある。切れ込み浅い掌状(しょうじょう)で、さらに細かに刻む重鋸歯(じゅうきょし)となる。特に深く切れ込みが入ったものはキクの葉のように見える、ということで名前の由来になっている。

キクノハアオイの標準的な葉 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの標準的な葉 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの深く切れ込みが入った葉 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの深く切れ込みが入った葉 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの花

花径は1.2cm前後と小さめではあるが、朱色(オレンジ色)なのでかわいらしいと感じるだろう花。花数は多くなく、ぽつりぽつり点々の咲いているのが見られる程度。

キクノハアオイ 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイ 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイ 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイ 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの花柄と萼 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの花柄と萼 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの実

アオイ科らしい形状のもの。種子はコの字形で、二本の角(つの)が生えている。

キクノハアオイの未熟な実 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの未熟な実 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの未熟な実 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの未熟な実 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの実 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの実 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの熟した実 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの熟した実 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの熟した実 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの熟した実 寒川町一之宮 2022/06/19

キクノハアオイの種子 寒川町一之宮 2022/06/22

キクノハアオイの種子 寒川町一之宮 2022/06/22


寒川町宮山・目久尻川(宮山大橋上流左岸)、寒川町一之宮・上河原(貸コンテナ倉庫「松橋コンテナ」に多い、その近辺の県道47号線沿いに少々)

参考資料

『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)

関連記事 – 仲間・似ている・紛らわしい

ゼニバアオイ

『キクノハアオイ』へのコメント

  1. ケンモチ ナオミ 投稿日:2022/06/26(日) 22:42:20 ID:5743821d5 返信

    こんばんは、あるいは こんにちはmirusiru.jpさま。
    今回の記事を読んで実際に観察してみたくなり
    本日 行って参りました。
    画像の日時がタイムリーだったのも近々に行こうと思った要因です。
    キクノハアオイの自生してる環境や花の様子
    しっかり見れました。

    いつ刈られるか 除草剤が撒かれるか、、自然に任せた状態を保てるのか?
    先々を考えても及ばないと分かっていても気になります。

    私の生活エリアではキクノハアオイは見かけないデス。

    • mirusiru.jp 投稿日:2022/06/27(月) 04:27:13 ID:4de0b90c2 返信

      あー残念、おはようございますです!笑
      キクノハアオイはなかなか見かけませんねえ。
      場所の詳細を掲載したので見に行くマニアさんがいるかな~?とは思ってましたが、意外な方が。
      地面を這うので機械では刈払いできませんし、わざわざ抜く人はなさそうですし、除草剤なんておカネかかることもしないように思いますし、この貸しコンテナがある限りは安定してこの場所に帰化し続けるのではないかなぁと思っています。
      が、外来種なので本当は駆除しちゃってほしいんですけれども。まぁ、これが生えることで生育地を奪われる希少な在来種はもうなさそうですけれども。葉も花もかわいいので、広めのイングリッシュガーデンとかで使えそうな気もしますね。段の上から垂らしてもおもしろいかも。って感じで安易に栽培すると、そこかしこにこれが生えているという状況になってくるわけですけれども。えげつない数のタネさえ作らなければいいのですがねぇ。かわいい花に愛着湧いちゃいました?
      近くでは、ビロードモウズイカ(外来種)がどかーんと何株もおっ立ってましたね。

      • ケンモチ ナオミ 投稿日:2022/06/27(月) 23:16:53 ID:5ec438c4d 返信

        貸しコンテナの周りは外来種が多かったですね
        キクノハアオイとスゲが混在しててユウゲショウとトキワツユクサが少々。
        ヒメツルソバの一角もあり
        隣の敷地の防草シートの隙間からヤナギハナガサ

        ビロードモウズイカは大きくて存在感ありますねェ
        こちらも種の発芽能力を保つ年数が半端ないとか、、

        キクノハアオイも可愛いだけじゃない
        駆除の対象ですものね。

        • mirusiru.jp 投稿日:2022/06/28(火) 00:05:05 ID:d8db7eb81 返信

          スゲに目が行ってるなんてさすがです‥。
          あそこから相模川河川敷に出てみるとまた普段と違った変なやつらに出遭えるかもしれませんね。