広葉の連理草 マメ目/マメ科/レンリソウ属 花期/5月中旬~6月 結実期/6月中旬~7月
有毒外来種改良種駆除稀少
#ヒロハノレンリソウ 茅ヶ崎市・神奈川県藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2018/06/04
ヨーロッパ原産の大型な蔓性多年草。宿根スイートピーないしサマースイートピーの名で流通しているが、高度に品種改良されているスイートピーに比べてしまえば花は小さく、形状は単純なマメ科ならではの蝶形花(ちょうけいか)。またスイートピーのような甘い香りもない。ただし栽培はヒロハノレンリソウの方が簡単だろう。栽培されていたものが野良に逸出してしまう帰化の問題をしばしば生じさせているようだが、湘南・鎌倉・三浦半島では見かけた記憶はほぼ皆無。『神奈川県植物誌2018』は名をヒロハレンリソウと記載。
生垣に絡まった#ヒロハノレンリソウ 茅ヶ崎市・神奈川県藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2018/06/04
生垣に絡まった#ヒロハノレンリソウ 茅ヶ崎市・神奈川県藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2018/06/04
生垣に絡まった#ヒロハノレンリソウ 茅ヶ崎市・神奈川県藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2018/06/04
#ヒロハノレンリソウ 茅ヶ崎市・神奈川県藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2018/06/04
ヒロハノレンリソウ 藤沢市辻堂元町・Fujisawa SST 2018/06/26
ヒロハノレンリソウ 藤沢市辻堂元町・Fujisawa SST 2018/06/26
ヒロハノレンリソウ 茅ヶ崎市・浜須賀歩道橋 2019/06/08
全体的にかなり大型。茎と葉柄(ようへい)に翼(よく、張り出した膜状の部分)があるのが大きな特徴。葉はナンテンハギ(南天萩)同様に二枚で一対。葉の大きさや幅はまちまち。
#ヒロハノレンリソウの茎と葉 茅ヶ崎市・神奈川県藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2018/06/04
#ヒロハノレンリソウの茎と葉 茅ヶ崎市・神奈川県藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2018/04/27
#ヒロハノレンリソウの葉 茅ヶ崎市・神奈川県藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2018/04/27
枝先に伸びる巻きひげは何本にも分岐することを必ず確認したい。分かれない一本巻きひげだったら在来種レンリソウである可能性も検討を。
ヒロハノレンリソウのよく分岐する巻きひげ 茅ヶ崎市・浜須賀歩道橋 2019/06/08
ヒロハノレンリソウの花
花色は濃いピンクから白。花数は多く付く。
#ヒロハノレンリソウ 茅ヶ崎市・神奈川県藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2018/06/04
#ヒロハノレンリソウ 茅ヶ崎市・神奈川県藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2018/06/04
ヒロハノレンリソウ 藤沢市辻堂元町・Fujisawa SST 2018/06/26
ヒロハノレンリソウ 茅ヶ崎市・浜須賀歩道橋 2019/06/08
ヒロハノレンリソウ 茅ヶ崎市・浜須賀歩道橋 2019/06/08
ヒロハノレンリソウ 茅ヶ崎市・浜須賀歩道橋 2019/06/08
花が大きくて目立つためかクマバチ(熊蜂)がよくやって来るため、花には細かな傷ができ、変色しやすい。
ヒロハノレンリソウの実
マメ科なので豆ができる。
#ヒロハノレンリソウの未熟な実 茅ヶ崎市・神奈川県藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2018/06/04
#ヒロハノレンリソウの熟した実 茅ヶ崎市・神奈川県藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2018/06/26
ヒロハノレンリソウの熟した実 藤沢市辻堂元町・Fujisawa SST 2018/06/26
東京都小平市・#東京都薬用植物園(温室裏、ふれあいガーデン草星舎、白)
藤沢市辻堂元町・Fujisawa SST・JR東海道本線沿い(フェンスに濃いピンク)、#神奈川県藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園(宿根スイトピーとして、薄ピンク多数、濃いピンク若干数)、国道134号線/湘南新道・浜須賀歩道橋(藤沢土木事務所汐見台庁からの逸出か)
参考資料
『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)