ハコネギク

箱根菊 キク目/キク科/シオン属 花期/(箱根)7月~8月中旬
学名/Aster viscidulus (Makino) Makino var. viscidulus

ハコネギク 箱根湿生花園 2024/07/29

#ハコネギク 箱根湿生花園 2024/07/29

山地に生える多年草。やや小振りなノギク(野菊)の一種。別名ミヤマコンギク(深山紺菊)。日本固有種で、群馬県から伊豆半島にかけての地域にのみ分布する。神奈川県内では丹沢と箱根に自生あり。湘南・鎌倉・三浦半島では栽培ものも含めて見かける機会はないだろう。ノギクは似たり寄ったりなものがたいへん多いので、その辺に植えられていても絶対にそれとは気づけないだろうが。箱根湿生花園に植栽されている。

ハコネギク 箱根湿生花園 2023/07/19

#ハコネギク 箱根湿生花園 2023/07/19

ハコネギク 箱根湿生花園 2024/07/29

#ハコネギク 箱根湿生花園 2024/07/29

ハコネギクの葉 箱根湿生花園 2024/07/24

#ハコネギクの葉 箱根湿生花園 2024/07/24

『神奈川県植物誌2018』に’葉の基部は茎を抱く’とあるが、抱いているように見えると言う人はほとんどいないのではないか。

ハコネギクの茎 箱根湿生花園 2024/07/29

#ハコネギクの茎 箱根湿生花園 2024/07/29

ハコネギクの花

ありきたりなキクの花。花色はふつう白。薄紫色を帯びるものもあるらしい。

ハコネギク 箱根湿生花園 2024/07/24

#ハコネギク 箱根湿生花園 2024/07/24

ハコネギク 箱根湿生花園 2024/07/24

#ハコネギク 箱根湿生花園 2024/07/24

ノアザミ(野薊)のごとく、総苞は粘着物質を出しており、触るとべたべたするのが大きな特徴。

ハコネギクの蕾の総苞 箱根湿生花園 2024/07/24

#ハコネギクの総苞 箱根湿生花園 2024/07/24

ハコネギクの蕾の総苞 箱根湿生花園 2024/07/24

#ハコネギクの総苞 箱根湿生花園 2024/07/24


東京都文京区・#小石川植物園

#箱根湿生花園(⑤高山のお花畑)、箱根町・駒ヶ岳(山頂、9月中旬~下旬)

参考資料

『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)

『日本の固有植物』 加藤雅啓・海老原淳編 東海大学出版会発行(2011)

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