ハマサワヒヨドリ

浜沢鵯 キク目/キク科/ヒヨドリバナ属 花期/8月下旬~10月中旬

自生種稀少保護

環境省レッドリスト2018「絶滅危惧II類(VU)」
神奈川県レッドリスト2020「絶滅危惧IA類」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IA類」

ハマサワヒヨドリ 三浦市・黒崎の鼻 2017/08/29

ハマサワヒヨドリ 三浦市・黒崎の鼻 2017/08/29

ヒヨドリバナ(鵯花)の近似種で、山地型であるサワヒヨドリの海岸型。背丈が低く、葉にやや厚みあり。全体的に有毛。神奈川県内では三浦市の”黒崎の鼻”が唯一の自生地という。

背丈が低いというのは同時期に咲いているハマシャジン(浜沙参)と同様で、あくまでも立ち上がっている部分の話。ハマサワヒヨドリも茎の長さはときに1mを超えるが倒れて地面を這い(山道沿いのやや傾斜地に生えてくることも関係するか)、花が咲く茎頂部のあたりだけくいっと立ち上がる(結局のところ背丈20cm程度)。

ハマサワヒヨドリ 三浦市・黒崎の鼻 2017/08/29

ハマサワヒヨドリ 三浦市・黒崎の鼻 2017/08/29

葉はキクらしい形状。毎年虫食いが多い。

ハマサワヒヨドリの葉 三浦市・黒崎の鼻 2017/08/29

ハマサワヒヨドリの葉、白色の毛(写真/青色矢印)が目立つ 三浦市・黒崎の鼻 2017/08/29

ハマサワヒヨドリの花

ヒヨドリバナに比べれば明らかに花序は小さい。花色は鈍いフジバカマ(藤袴)色。

ハマサワヒヨドリ 三浦市・黒崎の鼻 2017/08/29

ハマサワヒヨドリ 三浦市・黒崎の鼻 2017/08/29


黒崎の鼻

サワヒヨドリ

沢鵯 キク目/キク科/ヒヨドリバナ属 花期/(箱根)8月下旬~9月中旬

自生種稀少保護

神奈川県レッドリスト2020「絶滅危惧IB類」

サワヒヨドリ 神奈川県自然環境保全センター箱根出張所 2017/09/09

サワヒヨドリ 神奈川県自然環境保全センター箱根出張所 2017/09/09

山地の沢近く、湿った場所に生えるヒヨドリバナ(鵯花)。ヒヨドリバナに比べれば背丈は低く、人の膝(ひざ)程度。茎は分岐せず、一本で直立する。神奈川県内では、湘南・鎌倉・三浦半島の丘陵地にもあるとかないとかいうが見た例(ためし)なし。箱根などの山地には分布。

葉は表裏共に小さな粒々があるようなざらざらぶつぶつ感あり。

サワヒヨドリの葉 神奈川県自然環境保全センター箱根出張所 2017/09/09

サワヒヨドリの葉 神奈川県自然環境保全センター箱根出張所 2017/09/09

サワヒヨドリの花

花色は濃いフジバカマ(藤袴)色。

サワヒヨドリ 神奈川県自然環境保全センター箱根出張所 2017/09/09

サワヒヨドリ 神奈川県自然環境保全センター箱根出張所 2017/09/09

サワヒヨドリ 神奈川県自然環境保全センター箱根出張所 2017/09/09

サワヒヨドリ 神奈川県自然環境保全センター箱根出張所 2017/09/09

サワヒヨドリ 神奈川県自然環境保全センター箱根出張所 2017/09/09

サワヒヨドリ(紫花はマツムシソウ(松虫草)) 神奈川県自然環境保全センター箱根出張所 2017/09/09


箱根町・湯坂路、箱根湿生花園(7月中旬~9月)、神奈川県自然環境保全センター箱根出張所(裏庭でマツムシソウと共に保護栽培)、箱根町・湖尻園地・50周年広場(9月下旬~10月上旬)

フォローする