姫雁首草 キク目/キク科/ガンクビソウ属 花期/7月下旬~9月
学名/Carpesium rosulatum Miq.
自生種稀少保護
ヒメガンクビソウ 藤沢市・新林公園 2021/08/27
丘陵地や山地のやや乾燥気味な薄暗い林内に生える多年草。草丈は小さいもので20cm程度、大きくなっても人の膝(ひざ)下(40cm)程度しかない。見た目は貧相過ぎるガンクビソウといった感じのもので、サジガンクビソウ(匙雁首草)同様に花時に根生葉があるのが特徴。全体的に無毛ではないが、サジガンクビソウほど開出したけばけば感はない。近似種とは姿がだいぶ異なるので、直感的に”なんだこれ”と気づけるのではないか。神奈川県内では主に丹沢や箱根に分布。湘南・鎌倉・三浦半島では三浦丘陵付け根の逗子市周辺に自生がある模様。
ヒメガンクビソウ 藤沢市・新林公園 2021/08/27
ヒメガンクビソウ 藤沢市・新林公園 2021/08/27
ヒメガンクビソウ 藤沢市・新林公園 2021/08/27
ヒメガンクビソウの茎が立ち上がる前の根生葉 藤沢市・新林公園 2022/05/10
ヒメガンクビソウの細い茎生葉と丸みのある根生葉 藤沢市・新林公園 2021/08/27
ヒメガンクビソウの根生葉 藤沢市・新林公園 2021/08/27
ヒメガンクビソウの花
頭状花序(頭花)はガンクビソウ同様に先細るが、両者を比較するまでもなく小さく細い。総苞片は反ったり反らなかったり。
ヒメガンクビソウ 藤沢市・新林公園 2021/08/27
ヒメガンクビソウ 藤沢市・新林公園 2021/08/27
横須賀市・鷹取山(~神武寺)、逗子市・池子の森自然公園、新林公園