サツキ

皐月 ツツジ目/ツツジ科/ツツジ属 花期/(相模原)5月末~6月中旬
学名/Rhododendron indicum (L.) Sweet

神奈川県レッドリスト2020「絶滅危惧IB類」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IB類」

サツキの花 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

サツキの花 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

山地の谷間を流れる河川上流域の岸壁に生える常緑の低木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。日本固有種。ウラハグサ(裏葉草)やイワギボウシ(岩擬宝珠)などと一緒に岩場に自生している渓岸植物(渓流植物)であるが、サツキは増水したときは水没してしまうような低い地点に多い。真夏の炎天下には晒されない朝だけ日が当たる半日陰ないし明るい日陰がお好みか。神奈川県内でも相模湖方面の河川(相模川、道志川、中津川)上流域に自生がある、またはあったという。そういった地域は戦後(1945-)のダム建設で水没してしまい、自生地の多くは失われた。川べりにはキャンプ場が開設されるなど観光地化も進み、現在、神奈川県内の野生のサツキは人が容易に近づけない渓流に細々と残っているだけである。中津川のものはダム建設で絶滅したという話。神奈川県自生のサツキが東限だとか北限だとか聞いたことがあるのだが、福島県にも分布がある。湘南・鎌倉・三浦半島に自生なし。植物園などで公開された状態で保護栽培されているものもなく、県内で野生種(原種)のサツキを簡単に観察できる機会は皆無。もしかしたら愛好家が栽培している鉢物が盆栽展などに出品されることがあるかもしれないが、望み薄。ひょんな場所に植栽されていたとしても、盗難防止のため野生種(原種)のサツキであることが明かされることはまずあるまい。現状は、希少どころではない幻の一品。挿し木でいくらでも増やせるはずのものではあるのだが。

川べりにサツキが生える渓流 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

川べりにサツキが生える渓流 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

川べりにサツキが生える渓流 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

川べりにサツキが生える渓流 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

渓流沿いの岩場に生えた開花中のサツキ 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

渓流沿いの岩場に生えた開花中のサツキ 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

渓流沿いの岩場に生えた開花中のサツキ 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

渓流沿いの岩場に生えた開花中のサツキ 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

渓流沿いの岩場に生えた開花中のサツキ 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

渓流沿いの岩場に生えた開花中のサツキ 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

渓流沿いの岩場に生えた開花中のサツキ 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

渓流沿いの岩場に生えた開花中のサツキ 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

渓流沿いの岩場に生えた開花中のサツキ 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

渓流沿いの岩場に生えた開花中のサツキ 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

近頃は保護政策によって逆に”増えすぎた鹿(シカ)”が問題を引き起こしているが、野生のサツキもニホンジカの食害に遭っているようで、人畜が近付ける株はことごとく丸坊主にされてしまっており、花は咲かない実もならない。

シカに食害されているサツキ 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

シカに食害されているサツキ 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

シカに食害されているサツキ 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

シカに食害されているサツキ 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

シカに食害されているサツキ 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

シカに食害されているサツキ 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

サツキ 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/25

#サツキ 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/25

サツキ 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/25

#サツキ 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/25

開花し始めたサツキ 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/25

開花し始めた#サツキ 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/25

開花し始めたサツキ 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/25

開花し始めた#サツキ 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/25

開花し始めたサツキ 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/25

開花し始めた#サツキ 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/25

サツキの葉 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの葉 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの葉 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの葉 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの葉 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの葉 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの葉 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの葉 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

葉の形状や大きさが異なるサツキ 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/25

葉の形状や大きさが異なる#サツキ 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/25

サツキの葉裏 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの葉裏 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの葉裏 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの葉裏 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

公園や社寺境内、民家の庭に、あるいは道路沿いの植え込みにたくさん植栽されているサツキは、すべて人為的に改良された園芸品種のサツキである。株の育ちが良い、花付きが良い、花色がピンク色である、といったものは園芸品種であるが、野生種(原種)と同じ朱色っぽい花を咲かせる園芸品種もあって、こちらは野生種(原種)との見分けはできたものではない。※本頁には野生種(原種)のみを掲載し、園芸品種はサツキ(園芸種)として別頁を設ける。

サツキの花

相模湖方面を流れる渓流にある自生地では、湘南・鎌倉・三浦半島に植栽されている園芸品種のサツキがほぼ完全に咲き終わった頃に満開時期を迎える。園芸品とほぼ同大同形。但し、花色にバリエーションはなく、朱色の一色のみ。

サツキの開花直前の蕾 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの開花直前の蕾 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの開花直前の蕾(水滴は降雨) 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/25

#サツキの開花直前の蕾(水滴は降雨) 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/25

サツキの花 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの花 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの花 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの花 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの花 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの花 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの花 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの花 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの花 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの花 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの花 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの花 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの花(水滴は降雨) 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/25

#サツキの花(水滴は降雨) 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/25

サツキの花のサイズ感 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの花のサイズ感 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの花のサイズ感 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの花のサイズ感 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの雄蕊と雌蕊 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの雄蕊と雌蕊 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの花の基部 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの花の基部 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの花 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

サツキの花 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

サツキの花 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

サツキの花 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

サツキの雄蕊と雌蕊 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

サツキの雄蕊と雌蕊 相模原市緑区・道志川 2025/06/07

サツキ(園芸種)の野生種(原種)と同じ朱色の花 藤沢市・新林公園 2025/05/16

参考)#サツキ(園芸種)の野生種(原種)と同じ朱色の花 藤沢市・新林公園 2025/05/16

サツキの実

子房などに白色の毛が多い。

サツキの子房 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの子房 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの子房 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの子房 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの子房 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの子房 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

サツキの実の残骸 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29

#サツキの実の残骸 愛川町・中津川(中津渓谷)産 2025/05/29


東京都文京区・#小石川植物園(ツツジ園、分類標本園)

大船フラワーセンター(なし、森の小道に「愛川町半原から清川村宮ケ瀬にかけての中津渓谷は、さつきの北限地域として知られていましたが、現在は宮ケ瀬ダムに水没してしまい自生を見ることは出来ません。このさつきは水没地域に自生していたものです。」との古い案内札がありその付近には貧弱な数株が植栽されているように思えるがごく少数のピンク色の花(=園芸品種)しか見たことはない、暗い日陰で生育かなり不良・手入れもされていない)

愛川町郷土資料館(中津渓谷に自生していたサツキの展示はガラスケース入りのレプリカ(造花) ※撮影不可)、相模原市緑区・相模川(相模ダム)、相模原市緑区・道志川(ツキノワグマ・シカ・マムシが出る、川流れ・落石の危険、令和7年(2025)裏年か

参考資料

『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)

『日本の固有植物』 加藤雅啓・海老原淳編 東海大学出版会発行(2011)

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