ムラサキカタバミ

紫片喰 カタバミ目/カタバミ科/カタバミ属 花期/4月下旬~7月
学名/Oxalis corymbosa DC.

外来種駆除

外来生物法「要注意外来種」(廃止)

ムラサキカタバミ 藤沢市・長久保公園 2018/05/14

ムラサキカタバミ 藤沢市・長久保公園 2018/05/14

南米原産の多年草で、オキザリス(Oxalis)の一種。キキョウカタバミ(桔梗片喰)とも。花がかわいらしいので元々は園芸栽培されていたらしいが、現在は帰化雑草として道端に庭に勝手に生えて勝手に咲いているもの。

ムラサキカタバミ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/05/02

ムラサキカタバミ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/05/02

ムラサキカタバミ 茅ヶ崎市東海岸南 2018/04/03

ムラサキカタバミ 茅ヶ崎市東海岸南 2018/04/03

ムラサキカタバミ 茅ヶ崎市西久保 2020/05/15

ムラサキカタバミ 茅ヶ崎市西久保 2020/05/15

葉は(葉脈が凹んで)立体感あり。

ムラサキカタバミの葉 鎌倉市扇ガ谷 2020/05/30

ムラサキカタバミの葉 鎌倉市扇ガ谷 2020/05/30

地下に鱗茎(りんけい)あり。この鱗茎が小鱗茎あるいは木子(きご)と呼ばれる自分の小さな分身を作って増殖してゆく。その下方にあるカブ(蕪)ダイコン(大根)のような姿のものは牽引根。

ムラサキカタバミの鱗茎、小鱗茎(木子)、牽引根 茅ヶ崎市西久保 2020/05/22

ムラサキカタバミの鱗茎、小鱗茎(木子)、牽引根 茅ヶ崎市西久保 2020/05/22

ムラサキカタバミの花

オキザリスの仲間としては小振りな部類で、花径2cm弱。花色は、名前からすると紫色かと思いきや、やや薄めのピンク色。若干の濃淡の個体差あり。

ムラサキカタバミ 鎌倉市・龍宝寺 2019/05/05

ムラサキカタバミ 鎌倉市・龍宝寺 2019/05/05

ムラサキカタバミ 茅ヶ崎市東海岸南・しおさいの森 2018/06/04

ムラサキカタバミ 茅ヶ崎市東海岸南・しおさいの森 2018/06/04

ムラサキカタバミの異様に大きな花、花径2.5cm 鎌倉市扇ガ谷 2020/05/30

ムラサキカタバミの異様に大きな花、花径2.5cm 鎌倉市扇ガ谷 2020/05/30

花柄(かへい)や萼は、赤みを帯びない緑色。雄蕊の葯(やく)が白色なのも大きな特徴。ただし(特に不明瞭な写真では)黄色っぽく見えないでもないことあり。

ムラサキカタバミ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2019/04/21

ムラサキカタバミ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2019/04/21

混同しがちな薄ピンク花の近似種は特になし。各段に濃いピンク色で、花の大きさがムラサキカタバミと同等ならイモカタバミ(芋片喰)、一回り大きかったらベニカタバミ(紅片喰)だろう。

ムラサキカタバミの実

実はできない。よって種子もできない。代わりに積極的に木子を作って栄養繁殖を行っている。

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