薄黄木犀/銀木犀 シソ目/モクセイ科/モクセイ属 花期/8月下旬~10月(、1月末~2月) 結実期/4月~5月
改良種
ウスギモクセイ=環境省レッドリスト「準絶滅危惧(NT)」
満開間近の#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」 綾瀬市早川 2024/10/02
神奈川県内では園芸栽培されることがある正体不明の常緑の高木で、雌雄異株(しゆういしゅ)とされる。ぱっと見た感じはそこかしこで栽培されているキンモクセイ(金木犀)の色違い品といった感じのもの。県内では、キンモクセイに比べれば見かける頻度は格段に下がるが、植物公園や民家の庭などに希に植栽されていることがある。本数が少ない上に、日陰がちな粗末な場所に植えられていることも多く(枯れはしないが生育不良で花数は減る)、秋を感じ始める(始めた)季節の境目に花開くため真夏の暑さや雨量などの影響も多大に受けているようで開花時期がまったく安定せずいつ咲くのかわからない、花色があまり目立たず香りも弱めなため少し離れたところからでは咲いていても気づかない、傷んで散るのがやたら早い、と花見に難あり。※本頁では、ウスギモクセイとギンモクセイは花色が少々異なるだけの同じもの、という大雑把な認識で扱う。従って本頁においてウスギモクセイとギンモクセイをいい加減に使い分けて呼称してはいるが、花色の微々たる違いや慣例からそう呼び分けているに過ぎず、大きな意味はない。
満開間近の#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」 綾瀬市早川 2024/10/02
満開間近の#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」 綾瀬市早川 2024/10/02
ウスギモクセイ
学名/Osmanthus fragrans var. thunbergii Makino
別名ウスキモクセイ(薄黄木犀)。花色は薄い黄色とされる(後述)。中国(China)原産とされてきたが、日本国内でも九州に自生があることが認められた野生種。栽培されることもある。中国産と日本産では葉の形状や厚みに差異があるとかどうとか。色違い品のギンモクセイとキンモクセイの生みの親である可能性がある。
満開の#ウスギモクセイ 開成町・あしがり郷 瀬戸屋敷 2024/10/02
満開の#ウスギモクセイ 開成町・あしがり郷 瀬戸屋敷 2024/10/02
満開の#ウスギモクセイ 小田原フラワーガーデン 2024/10/02
日当たり不足で生育良くない#ウスギモクセイ(白色矢印) 藤沢市・白旗神社 2023/10/18
#ウスギモクセイ 藤沢市・白旗神社 2023/10/18
#ウスギモクセイの葉 藤沢市・白旗神社 2023/10/18
キンモクセイに近いやや幅狭なもの、ふっくらとした楕円のもの、の二形態あるようには思われるのだが、株ごとにどちらかに峻別できるかというとそうでもなかろう。よくわからない。
#ウスギモクセイの葉 藤沢市・長久保公園 2023/10/17
#ウスギモクセイの葉 相模原市南区・相模原公園 2023/10/16
#ウスギモクセイの幹(樹皮) 相模原市南区・相模原公園 2023/10/16
ギンモクセイ
学名/Osmanthus fragrans Lour. var. fragrans
花色は白色とされる(後述)。単にモクセイといった場合は元来はギンモクセイを指すらしいが、ウスギモクセイとキンモクセイも含めた総称として用いられることの方がむしろ一般的か。樹皮の模様が動物のサイ(犀)の肌に喩(たと)えられた名前である。木星とは関係ない。出自不明。ウスギモクセイの花色が極薄ないし完全に白い選抜種ともいわれるが、よくわからない。
日当たり不良で開花しない#キンモクセイと#ギンモクセイ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/03/10
#ギンモクセイ(多層塔右側) 鎌倉市・久成寺(山門脇) 2023/10/18
#ギンモクセイ 二宮町・東京大学果樹園跡地 2023/10/18
ぱっと見で白っぽく感じられる#ギンモクセイ 二宮町・東京大学果樹園跡地 2023/10/18
ぱっと見で白っぽく感じられる#ギンモクセイ 秦野市今泉 2023/10/18
満開の#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」(左はキンモクセイ) 綾瀬市早川 2022/09/30
満開の#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」 綾瀬市早川 2022/09/30
満開の#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」 綾瀬市早川 2022/09/30
満開の#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」 綾瀬市早川 2022/09/30
真冬の#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」 綾瀬市早川 2023/01/28
実を湛えた真冬の#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」 綾瀬市早川 2023/01/28
実が熟してきた#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」 綾瀬市早川 2023/04/05
キンモクセイの葉は鋸歯(きょし)ない全縁(ぜんえん)であるが、ギンモクセイの葉には鋸歯がある。といわれ、両者を見分ける決定的な違いに挙げられることが多い。確かにギンモクセイの比較的若い株の葉は鋸歯は出がち。ただ実際のところは、その傾向は認められるが、必ずしもそうとは言い切れないように思われる。葉の形状や厚みの差異も同様。ウスギモクセイが中国産と日本産で違いがあるように、ギンモクセイも複数の系統がもしかしたらあるのかもしれない。
#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」の葉 綾瀬市早川 2024/10/02
#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」の葉 綾瀬市早川 2024/10/02
#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」の真冬の葉 綾瀬市早川 2023/01/28
#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」の真冬の葉 綾瀬市早川 2023/01/28
市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」の葉裏 綾瀬市早川 2022/09/30
#ギンモクセイの葉 鎌倉市・久成寺(本堂奥) 2023/10/18
#ギンモクセイの葉 二宮町・東京大学果樹園跡地 2023/10/18
#キンモクセイと#ギンモクセイの葉の比較 二宮町 2023/10/18
#キンモクセイと#ギンモクセイの葉裏の比較 二宮町 2023/10/18
#ギンモクセイの葉 藤沢市・長久保公園 2023/10/17
#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」の古木の幹(樹皮) 綾瀬市早川 2024/10/02
#ギンモクセイの幹(樹皮) 相模原市南区・相模原公園 2023/10/16
ウスギモクセイ、ギンモクセイ、キンモクセイ、の由緒
ウスギモクセイは中国(China)および日本国内に自生する野生種ないしそれらから生まれた見栄えの良い園芸品種であろう、という点を除いては不明。ギンモクセイとキンモクセイはどこで何から生まれた選抜種(園芸種)なのか、中国にはじつは自生種としてあるのか、出自や関係性は正確なところはさっぱりわからない。人によって、資料によって、言っていることがまちまちな推論ばかりで要領を得ない。日本国内では園芸植物として広まっているものであるので出生の秘密を遡(さかのぼ)って追えないのは当然と言えば当然の話ではある。
#キンモクセイと#ギンモクセイの花色の比較 二宮町・東京大学果樹園跡地 2023/10/18
神奈川県内では、横浜市西区の区の木に「もくせい」、都筑区の木「もくせい」、寒川町の木「もくせい」、座間市の木「モクセイ」、に制定されている。おそらくすべてキンモクセイを指すものと考えるのが自然だろうが、一部でギンモクセイも含めたものとしている。昭和時代(-1989)は市街地や公園にたいへん多くのキンモクセイが植えられており、市区町民にたいへん馴染み深い樹木であった。寒川町では「もくせい号」と名付けられたコミュニティバスが運行されている。
近頃、ギンモクセイの矮性品種(わいせい-)とかいう触れ込みのものが、スイートオリーブ、四季咲きモクセイ、ミニモクセイなどの名前で市販されているらしい。キンモクセイ・ギンモクセイはあっても、ドウモクセイ(銅木犀)というものはない。
ウスギモクセイ/ギンモクセイの花
開花時期は9月末ないし10月初旬を中心にその前後。年によって振れ幅が大きく、いつ咲くかは予期できない。開花はふつうキンモクセイより少し早い。個体によっては一ヶ月も早く、まだ真夏のうちから開花するものがある。早咲きしたものは初秋のうちに二度咲きすることがある。ときにキンモクセイと同時。なぜか真冬から初春にかけても細々と開花しているものあって、ときに三度咲き(四季咲きと呼ばれる)か。品種にもよるだろうと思われる。季節を限らずだらだらと咲くのは外来種によく見られる性質であるが、どうか。小さな蕾を蓄え始めたかと思って呑気に構えているとさほど間を置かず急に咲いてすぐに傷んでたちまち散る。きれいに満開して見られるのはもしかしたら三日間くらいしかないのではないか。芳香は強烈で鼻をつんざくキンモクセイに比べれば控えめで程良く香る。咲き始めは芳香やや強め。アザミウマ(薊馬、スリップス)が多数湧いて花を汚損しがちなので薬剤で防除されたい。
#ウスギモクセイ 開成町・あしがり郷 瀬戸屋敷 2024/10/02
薄黄色の#ウスギモクセイ 小田原フラワーガーデン 2024/10/02
薄黄色の#ウスギモクセイ 藤沢市・長久保公園 2023/10/17
ウスギモクセイとギンモクセイの花色
名前に従えば、ウスギモクセイの花は薄い黄色、ギンモクセイは白色である。が、神奈川県内に植栽されているものは、薄い黄色、薄黄にオレンジ色が入るもの、ごく薄い黄色、およそ白だがよく見ればごくごく薄い黄色が入るもの、があった。純白もあるように聞いてはいるが、見かけない。一本の同じ木であっても、直射日光が当たる場所と日陰では花色に多少の差異が出た。同じ木であっても、年によって花色に差異が出た。冬に咲いた花は秋より白い。生育環境や気象条件などによって花色には変化が出るようである。従って、葉の形態に明確な相違が認められない以上、花色がなんとなく薄黄色だと感じたらウスギモクセイ、白っぽいと思ったらギンモクセイ、と園芸の観点から呼び分ける程度の話に過ぎないという認識でよいのではないか。どちらとも判断しがたい”ごく薄い黄色”は適当にどちらかで呼ぶしかない。咲き終わりが近い花は黄ばみがより強く出る。写真にすると光の加減やホワイトバランスの設定で色はどうとでも変わる。
昭和時代(-1989)はウスギモクセイなるものの存在は一般には知られておらず、キンモクセイでない花色のものは(少なくとも関東では)すべてギンモクセイの名で呼ばれていたはずである。インターネットの普及でウスギモクセイの名が一般にも薄々知られるようになったことで、ギンモクセイとされていたものがウスギモクセイと呼び改められる傾向が出てきている。ただ前述の通り、年によって花が黄色っぽかったり白っぽかったりするものだから、去年はウスギモクセイだったが今年はギンモクセイ、なんていうややこしい事態が往々にして起こりうるのである。
オレンジ色が入った#ウスギモクセイ 藤沢市・長久保公園 2023/10/17
オレンジ色が入った#ウスギモクセイ 藤沢市・長久保公園 2023/10/17
爽やかな薄黄色の#ウスギモクセイ 藤沢市・白旗神社 2023/10/18
爽やかな薄黄色の#ウスギモクセイ 藤沢市・白旗神社 2023/10/18
同じ株だがやや白い#ウスギモクセイ 藤沢市・白旗神社 2023/10/18
薄黄色の#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」 綾瀬市早川 2024/10/02
薄黄色の#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」 綾瀬市早川 2024/10/02
薄黄色の#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」 綾瀬市早川 2024/10/02
薄黄色の#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」 綾瀬市早川 2024/10/02
薄黄色の#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」 綾瀬市早川 2024/10/02
うっすら黄ばむ#ギンモクセイ 鎌倉市・東慶寺 2020/10/06
うっすら黄ばむ#ギンモクセイ 鎌倉市・久成寺(本堂奥) 2023/10/18
白っぽい極薄黄の#ギンモクセイ 藤沢市・長久保公園 2023/10/17
ごく薄い黄色からほぼ白色の#ギンモクセイ 二宮町・東京大学果樹園跡地 2023/10/18
ごく薄い黄色からほぼ白色の#ギンモクセイ 二宮町・東京大学果樹園跡地 2023/10/18
ごく薄い黄色からほぼ白色の#ギンモクセイ 二宮町・東京大学果樹園跡地 2023/10/18
雌雄異株とされている。キンモクセイのように二つの(雄蕊の)葯(やく)ばかりが目立ってあり雌蕊が退化していたら(雄株の)雄花。あからさまに雄蕊が退化して雌蕊が目立ってあれば(雌株の)雌花。であるはず。但し、明らかに単性の雌花というものは見た例(ためし)なし。代わりに、形態的には雄蕊も雌蕊も共に立派にありなおかつ結実する(雌雄同株の)両性花と思しきものが県内にふつうにある。
#ウスギモクセイの両性花 相模原市南区・相模原公園 2023/10/16
#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」の両性花 綾瀬市早川 2024/10/02
#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」の両性花 綾瀬市早川 2024/10/02
#ギンモクセイの両性花 相模原市南区・相模原公園 2023/10/16
少し遅れて咲き出す真っ白な花は、ヒイラギモクセイ(柊木犀)かヒイラギ(柊)。花糸(かし)が長く花冠から雄蕊が突き出ているものは、ウスギモクセイ/ギンモクセイではない。
ウスギモクセイ/ギンモクセイの実
ややいびつで細めな楕円形の実ができる。”(キンモクセイと)ギンモクセイは日本には雄株しかないので結実しない”といわれるのは誤り。緑色の未熟な状態で越冬し、初夏に暗紫色を帯び黒っぽく熟す。先端側に白色の斑紋が出る。
#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」の未熟な実 綾瀬市早川 2023/01/28
#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」の未熟な実 綾瀬市早川 2023/01/28
#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」の未熟な実 綾瀬市早川 2023/01/28
#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」の未熟な実 綾瀬市早川 2023/01/28
#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」の未熟な実 綾瀬市早川 2023/01/28
#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」の未熟な実 綾瀬市早川 2023/01/28
#ギンモクセイの未熟な実 鎌倉市・東慶寺 2019/03/14
#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」の熟してきた実 綾瀬市早川 2023/04/05
#市指定天然記念物「笠間家のギンモクセイ」の熟してきた実 綾瀬市早川 2023/04/05
SNS等で「キンモクセイに実がなっていました」との発見報告あるのはすべて誤認で、ウスギモクセイないしギンモクセイの実と思われる。花色の証拠画像を併せて掲載しているものでなければ信用するに値しない。SNS等にキンモクセイの雌花ないし両性花の写真が掲載された例もない。
ウスギモクセイ
東京都文京区・#小石川植物園(G12とF12の境、G10)、東京都調布市・#神代植物公園(ギンモクセイも)、横浜市南区・#こども植物園(花木園に1本、樹名板あり、園路から少し奥まったところにあるのでろくに見れたものでなし)
#円覚寺正続院(しょうぞくいん、鐘楼(しょうろう)後ろに市指定天然記念物「ウスキモクセイ」、通常非公開=舎利殿(しゃりでん)公開日のみ周辺への立ち入りが許可されるが間近では観察できない・開花時期の公開はない)、#大船フラワーセンター(旧第二展示場南東=咲かない、シャクヤク園奥の男子トイレ前=まばらに咲くが花は高所のみ)、藤沢市・#白旗神社(トイレ前に虚弱な雄株、「キンモクセイ」の奉納札あり、爽やかな極薄黄~白に近め)、#長久保公園(香りの森周辺の日陰に生育不良6本=4本には「ギンモクセイ」の樹名板あり・うっすらオレンジ色を帯びるものも、樹木見本園トイレ南側にギンモクセイも)
相模原市南区・#相模原公園(水無月園の水無月橋への通路入り口付近に1本=並びにギンモクセイも・周辺を伐採して日当たりを改善しクモの巣を除去すれば見栄え良し、公園ナビステーション東側にやや不良2本?)、開成町・#あしがり郷 瀬戸屋敷(主屋裏の池畔に雄株の高木、あまり間近では見られない)、#小田原城址公園(「学橋」交差点北側の街路樹内に1本、公園はギンモクセイとしている)、静岡県三島市・#三嶋大社(国指定天然記念物「三島神社のキンモクセイ」=実態はウスギモクセイ、公式サイトに開花状況のお知らせが掲載されるので開花時期の一応の目安になる)
ギンモクセイ
東京都小平市・#東京都薬用植物園、東京都調布市・#神代植物公園(ウスギモクセイも)、横浜市中区・#馬の博物館、横浜市保土ケ谷区・#保土ケ谷公園(ミニ運動広場東側にキンモクセイと対でこんもり樹形の良木あったが下枝すべて落とされキンモクセイは頂上部分も欠いて見栄えはかなり残念になった)
#東慶寺(県道沿い大門両脇に西側キンモクセイと東側ギンモクセイ、名所だったが台風塩害で強く傷み回復しておらずほとんど咲かない、極薄黄なのでウスギモクセイと呼ばれることも、令和6年(2024)強めの剪定で樹形崩れる・共に抜根滅失)、鎌倉市植木・#久成寺(くじょうじ、山門入ってすぐ左手に良木=およそ白だが僅かに黄ばむ、本堂左後方に2本あるうちの後ろ(手前はキンモクセイ))、#長久保公園(樹木見本園トイレ南側、香りの森周辺にウスギモクセイ6本も)、二宮町・#東京大学果樹園跡地(東京大学大学院農学生命科学研究科附属農場二宮果樹園跡地、正門内右手、隣にヒイラギモクセイあるせいか葉の虫食いひどい、「ウスギモクセイ」の樹名板あり)
#鎌倉市山ノ内(第三鎌倉道踏切南東の民家、庭にキンモクセイと併せてあったが強剪定されたので当分開花は見込めない)、#長谷寺(色味不明、寺はギンモクセイとしている)、#大船フラワーセンター(旧第二展示場南東、咲かない)、寒川町・水道記念館(なし、1本に「ギンモクセイ」の樹名板付いているがキンモクセイ)
#綾瀬市早川3114(民家の庭にあるが公開されている、市指定重要文化財「笠間家のギンモクセイ」、かながわの名木100選、結実する)、相模原市南区・#相模原公園(モクセイゲートの案内板周辺に3本、公園管理事務所~遊具広場の林内通路沿いの日陰に1本=花数少ない、水無月園の水無月橋への通路入り口付近に1本=並びにウスギモクセイも・周辺を伐採して日当たりを改善しクモの巣を除去すれば見栄え良し)、#秦野市今泉(今泉名水桜公園西方の民家、結実する、令和5年(2023)下枝強剪定されたので花は高所のみ)、#小田原フラワーガーデン(駐車場に2本、うち1本に「ウスギモクセイ」の樹名板あり、共におよそ白ないし極薄黄、周辺農地の野焼きの煙が臭過ぎて不快)、小田原市・#報徳二宮神社、小田原市風祭・#宝泉寺(市指定天然記念物「宝泉寺のギンモクセイ」、滅失)
参考資料
『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)
山崎敬「キンモクセイ,ギンモクセイ,ウスギモクセイについて」 『植物研究雑誌 第66巻第4号』 津村研究所発行(1991)
「笠間家のギンモクセイ」
あしがり郷 瀬戸屋敷ウスギモクセイ、小田原フラワーガーデンのウスギモクセイ
今シーズンの開花、画像の日付は10月2日ですね。
花頃見頃が数日と短くて 沢山の画像を集めるのは大変だった事と思います
出向いて空振りが続くと これも中々に大変と言いますか、、。
木を観察する環境も様々で周辺農地の野焼きの煙が臭過ぎて不快って
匂いに敏感な方には貴重な情報で やはり他に無い mirusiruさんらしい感じとかも
読み物としても 楽しみにしています。
気候の変化が激しいですねェ
里芋のきぬかつぎが美味しくて食べ過ぎ注意です。