犬杉菜 トクサ目/トクサ科/トクサ属 花期/5月
学名/Equisetum palustre L.
有毒自生種
イヌスギナ 鎌倉中央公園 2017/05/19
日当たりのよい湿地や水田周辺に生えるシダ植物。スギナは栄養茎(緑色で姿がスギの木のよう)と胞子茎(ツクシと呼ばれる)が別個なのに対し、イヌスギナは栄養茎の先端にツクシが生えてくる、ただし本種は毒性があるため食用にならず役に立たなない、という意味で”イヌ”(ネコと違ってネズミを捕らないので役立たず)が冠される。
イヌスギナ 鎌倉中央公園 2017/05/19
イヌスギナ 鎌倉中央公園 2017/05/19
イヌスギナ 茅ヶ崎市行谷 2019/06/17
乾燥地に生えたイヌスギナ 茅ケ崎里山公園 2017/05/15
乾燥地に生えたイヌスギナ 茅ケ崎里山公園 2017/05/20
スギナのものとは異なり、イヌスギナのツクシは長々と生えてはおらずすぐ枯れる。
乾燥地に生えたイヌスギナの若い胞子嚢穂と終わって枯れたもの 茅ケ崎里山公園 2017/05/20
イヌスギナの茎と枝 茅ヶ崎市行谷 2019/06/17
イヌスギナの袴 鎌倉中央公園 2017/05/19
スギナの他、紛らわしいものにイヌドクサ(犬砥草)がある。両者の茎は中空。対してイヌスギナは中空でなく、茎の断面はルオーテ(車輪形パスタ)のよう。
イヌスギナの茎の切断面はルオーテ形 茅ヶ崎市行谷 2019/06/17
横浜市戸塚区・小雀公園(花の湿地)
鎌倉中央公園、茅ヶ崎市行谷
茅ケ崎里山公園(パークセンター西側駐車場周辺、造成に伴う外来種か、草刈りされやすい)
参考資料
『ネイチャーガイド 日本の水草』 角野康郎著 文一総合出版発行(2014)