ガビチョウ

画眉鳥 鳥類/スズメ目/チメドリ科/ガビチョウ属 見頃/通年

外来種改良種駆除

外来生物法「特定外来生物」
生態系被害防止外来種リスト「重点対策外来種」
日本生態学会「日本の侵略的外来種ワースト100」

全身赤茶色で地味だが、目の周りから後頭部にかけて眉毛を描いたように白い模様が入る。姿はともかく、さえずりがたいへん豊か。というより、うるさい。遠く向こうの山でさえずっている分には美しい鳴き声ではあるのだが、すぐ近くで鳴かれると声が大きすぎてやかましいことこの上ない。止むことなくいつまでも鳴き続けるためとにかくけたたましい。箱根の峰々にこだまする野鳥のさえずりも、残念ながらこの外来種の声だったりするから呆れるしかない。

ガビチョウ 藤沢市・長久保公園 2017/01/01

ガビチョウ 藤沢市・長久保公園 2017/01/01

中国南部などに分布。日本へは愛玩用として持ち込まれたようだ。ソウシチョウ(相思鳥)と共に、外来生物法で「特定外来生物」に指定され捕獲や飼育などが禁じられている。人里近くの森林や緑地、やや大きめな公園などにも広く生息。神奈川県内では、ガビチョウに加えて、目の周りがタヌキのように黒い同属のカオグロガビチョウ(顔黒画眉鳥)が三浦半島から県東部で見られるという。


はやま三ヶ岡山緑地、鎌倉中央公園、広町緑地、茅ケ崎里山公園、高麗山(南面)

フォローする

『ガビチョウ』へのコメント

  1. 里山ライフ 投稿日:2021/01/29(金) 19:13:33 ID:b02966f39 返信

    冬本番のはずが、1月半ばには早「三寒四温」の趣で、もはや春先の気象現象で困惑します。
    01/27(水)、当地(栃木県東部)での最高気温 16.4℃、4月上旬並の陽気を記録(気象庁)した午後(15:30~)、冬枯れの殺風景さに場違いな「トロピカルなさえずり」が、居住地近隣の雑木林(ヒノキ林)から響き渡ってきた。
    ・コマドリのように透き通る声音で美しい。
    ・囀りは多様で、途切れることもなく、日暮れまで続いた。
    その特徴的な囀りから「ガビチョウ」と同定。
    特定外来種で、県内での生息も確認されているようだが、当地にも出没(生息)しているようだ。
    https://wbsj-tochigi.jimdofree.com/%E8%AA%BF%E6%9F%BB-%E7%A0%94%E7%A9%B6/%E3%82%AC%E3%83%93%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E6%83%85%E5%A0%B1%E5%8B%9F%E9%9B%86/

    • 里山ライフ 投稿日:2021/01/29(金) 19:30:40 ID:b02966f39 返信

      居住地では、例年の風物詩だった「ホトトギス」の飛来が数羽程度に激減し、喧しい存在だった「ミンミンゼミ」は出現せず、秋の虫は(アオマツムシ、クサヒバリ、コオロギがチラホラと鳴いた程度で)さっぱりで、10月早々には「虫の音」を聞くことがなくなってしまった。「ヘビ」や「赤トンボ」も目撃しなかった。見かける野生生物は、適応能力抜群の「ハシボソガラス」と「ヒヨドリ」ぐらいです。
      居住地域(谷戸)の丘陵地が軒並み皆伐され、大規模太陽光発電システムに変貌しており、野生生物の生息環境がダメージを受けていることを痛感します。生物多様性が崩壊しているようで、残念無念です。
      当地一帯に定住していた「フクロウ」も確認できません…..
      「生物多様性」に異常事態を感じています。

      • 里山ライフ 投稿日:2021/01/29(金) 19:38:29 ID:b02966f39 返信

        既知のミツバチの 4分の1は、1990年から生存が確認されていない
        – GIGAZINE(2021年01月26日 19時00分)
        https://gigazine.net/news/20210126-quarter-bee-species/
        その序文(転載):植物の花粉を媒介することで、世界中で栽培されている全作物の85%の受粉を助けているというミツバチが、1990年以降急激に種類を減らしていることが、新たな研究により判明しました。ミツバチは人間の農業だけでなく、生態系にも重要な役割を果たしていることから、科学者はミツバチの種の減少に危機感を募らせています。

    • mirusiru.jp 投稿日:2021/01/30(土) 04:49:59 ID:57a04213e 返信

      ガビチョウは中国語で鳴くので聞き分けるのは結構簡単♪
      ワカケホンセイインコといい、こんなのが身近にいるのも全部人間のせいですね。

      • 里山ライフ 投稿日:2021/02/04(木) 22:43:49 ID:88688883a 返信

        ワカケホンセイインコ…
        (今はコロナ禍なので…)以前は「東博(東京国立博物館)に」よく出掛けたものです。
        その敷地内に、目に鮮やかなオウム(ワカケホンセイインコ)が群れ飛び交っていました。
        スリランカで、本種を見かけた際には、郷愁(東京)を覚えてしまったほどです。スリランカは野生種で、東京・上野の存在は帰化種と分かってはいても、倒錯してしまうほどに「ありふれた存在」ですね。

        栃木県各地の市街地、郊外、里山、至るところに普通に生息している「コジュケイ」は、春、特徴的な聞きなしが至るところから飛び交い、住宅地の庭先にも出没する「ありふれた存在」です。もはや、誰も帰化種とは認識していないでしょう。