スナビキソウ

砂引草 ムラサキ目/ムラサキ科/ニオイムラサキ属 花期/4月下旬~7月
学名/Heliotropium japonicum A.Gray

有毒自生種稀少保護

神奈川県レッドリスト2020「絶滅危惧IA類」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IA類」

スナビキソウの花 三浦市 2024/05/15

スナビキソウの花 三浦市 2024/05/15

日当たりの良い砂浜に生える多年草(宿根草)。ハマエンドウ(浜豌豆)あたりと同様の環境を好む。礫浜(れきはま)にも生え得るらしい。地下茎を伸ばして増え、群生する。神奈川県内では三浦半島の片手で数えられる程度の数地点にのみ自生あり。かつては湘南海岸にもあったようだが滅した。全草軟らかいため踏圧に弱く、生育に必要な人が踏み荒らさない砂浜が減ったこと。あるいは、砂浜が浸食されたことに伴う重機を入れた大規模な海岸整備が大きな原因か。県内では絶滅が現実的に視野に入ってきている植物の一つ。

開花中のスナビキソウ(ピンク花はハマヒルガオ) 三浦市 2024/05/15

開花中のスナビキソウ(ピンク花はハマヒルガオ) 三浦市 2024/05/15

開花中のスナビキソウ 三浦市 2024/05/15

開花中のスナビキソウ 三浦市 2024/05/15

開花中のスナビキソウ 三浦市 2024/05/15

開花中のスナビキソウ 三浦市 2024/05/15

開花中のスナビキソウ(ピンク花はハマヒルガオ) 三浦市 2024/05/15

開花中のスナビキソウ(ピンク花はハマヒルガオ) 三浦市 2024/05/15

開花のピークが過ぎたスナビキソウ 三浦市 2023/05/25

開花のピークが過ぎたスナビキソウ 三浦市 2023/05/25

葉は互生。ウイルス性の病気に侵されているかのような汚らしい黒点が多い。ダンゴムシ(団子虫)による食い散らかしのようにも思えるが、ハマダンゴムシ(浜団子虫)が齧(かじ)ったりするものだろうか。犯人は不明。

砂浜に生えたスナビキソウ 三浦市 2024/05/15

砂浜に生えたスナビキソウ 三浦市 2024/05/15

砂浜に生えたスナビキソウ 三浦市 2024/05/15

砂浜に生えたスナビキソウ 三浦市 2024/05/15

スナビキソウの大株 三浦市 2023/05/25

スナビキソウの大株 三浦市 2023/05/25

茎のみならず、萼や葉裏など、全体的に毛が多い。

スナビキソウの毛が多い茎や萼 三浦市 2024/05/15

スナビキソウの毛が多い茎や萼 三浦市 2024/05/15

スナビキソウの毛が多い茎 三浦市 2024/05/15

スナビキソウの毛が多い茎 三浦市 2024/05/15

長旅をする人気のチョウ(蝶)アサギマダラ(浅葱斑)が飛来することで知られる。

アサギマダラが訪花したスナビキソウ 三浦市 2023/05/25

アサギマダラが訪花したスナビキソウ 三浦市 2023/05/25

スナビキソウの花

茎の上部でヒヤシンスのような花序を咲かせる。花色は白。花喉部(かこうぶ)は黄緑色っぽい黄色。開花は初夏で、最盛期は5月中旬か。夏本番の手前まで、細々だらだら開花は続くと思われる。小花の大きさは径1.8cm前後。

スナビキソウの花のサイズ感 三浦市 2024/05/15

スナビキソウの花のサイズ感 三浦市 2024/05/15

スナビキソウの花 三浦市 2024/05/15

スナビキソウの花 三浦市 2024/05/15

スナビキソウの萼 三浦市 2024/05/15

スナビキソウの萼 三浦市 2024/05/15


#観音崎自然博物館(芝生広場

参考資料

『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)

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ヒヤシンス