タンチョウソウ(イワヤツデ)

丹頂草 ユキノシタ目/ユキノシタ科/タンチョウソウ属(イワヤツデ属) 花期/3月下旬~4月

外来種

タンチョウソウ(イワヤツデ) 鎌倉市・円覚寺松嶺院 2019/04/09

#タンチョウソウ(イワヤツデ) 鎌倉市・円覚寺松嶺院 2019/04/09

中国や朝鮮半島を原産とする多年草。姿はまるで日本の山地に生える稀少な野草のごときであるが、外来種である。寺境内や植物園などで園芸栽培されることがある。タンチョウとは頭頂部(の毛、ではなくじつは露出した皮膚)が赤いツル(鶴)のこと。丹色(にいろ)はオレンジがかった赤であるが、ここでは単なる赤色と考えてよいだろう。咲き始めの花序の様子がタンチョウ(すっと伸びる花茎が首、花序が頭部、花序のうち赤みを帯びることがある蕾部分が頭頂部)に見立てられたとか聞くが、どうであろうか。

タンチョウヅルの首から上に見えないでもない、タンチョウソウの花期始め 鎌倉市・東慶寺 2017/03/25

タンチョウヅルの首から上に見えないでもない、#タンチョウソウの花期始め 鎌倉市・東慶寺 2017/03/25

タンチョウソウ(イワヤツデ) 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/04/08

#タンチョウソウ(イワヤツデ) 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/04/08

タンチョウソウ(イワヤツデ) 鎌倉市・円覚寺松嶺院 2019/04/09

#タンチョウソウ(イワヤツデ) 鎌倉市・円覚寺松嶺院 2019/04/09

イワヤツデ(岩八つ手)の別名は、岩場に生え、葉がヤツデ(八つ手)のように切れ込みが入った形状をしていることから。

タンチョウソウ(イワヤツデ)の葉 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/04/08

#タンチョウソウ(イワヤツデ)の葉 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/04/08

タンチョウソウ(イワヤツデ)の葉 鎌倉市・円覚寺松嶺院 2019/04/09

#タンチョウソウ(イワヤツデ)の葉 鎌倉市・円覚寺松嶺院 2019/04/09

タンチョウソウ(イワヤツデ)の花

地面から花茎を伸ばしてその上部に白い花序を付ける。見頃は四月上旬。葉は一歩出遅れて生えてくる。

タンチョウソウ(イワヤツデ)の咲き始め 東京都文京区・小石川植物園 2019/03/24

#タンチョウソウ(イワヤツデ)の咲き始め 東京都文京区・小石川植物園 2019/03/24

タンチョウソウ(イワヤツデ) 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/04/08

#タンチョウソウ(イワヤツデ) 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/04/08

雌性期と思しき小花一つをよくよく見れば、白い翼を広げて求愛ダンスをしている二羽の向かい合ったタンチョウ(雌蕊の赤い柱頭がタンチョウ二羽の頭部、花柱が首、花弁は翼)の優美な姿に見える。名前の由来は、このように理解しておいた方がよろしくはないだろうか。

タンチョウソウ(イワヤツデ)の、タンチョウヅルの求愛ダンスに見える小花 鎌倉市・円覚寺松嶺院 2019/04/09

#タンチョウソウ(イワヤツデ)の、タンチョウヅルの求愛ダンスに見える小花 鎌倉市・円覚寺松嶺院 2019/04/09

タンチョウソウ(イワヤツデ) 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/24

#タンチョウソウ(イワヤツデ) 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/24

タンチョウソウ(イワヤツデ)の花期終わり 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/05/09

#タンチョウソウ(イワヤツデ)の花期終わり 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/05/09


横浜市戸塚区・#俣野園(鉢植え)

#東慶寺、#円覚寺松嶺院(鉢植え)、#収玄寺(鉢植え)

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『タンチョウソウ(イワヤツデ)』へのコメント

  1. 投稿日:2019/04/12(金) 20:38:23 ID:94c3f21f2 返信

    鎌倉の収玄寺に鉢植えで似た花が咲いていました。
    何か解らなかったので、証拠写真程度しか撮っていなくて、詳細には判断できません。

    • mirusiru.jp 投稿日:2019/04/12(金) 22:31:24 ID:b9ea6d908 返信

      情報ありがとうございます。
      検索したら写真が出てきました。
      小さめな鉢植えのようですね、ほっそりした花茎を伸ばすかわいらしい花が見られそうで、いいですね!