カリブラコア

ナス目／ナス科／カリブラコア属　花期／4月～11月
学名／Calibrachoa spp.

外来種改良種

#カリブラコア（’ティフォシーアンティーク No.75’）　茅ヶ崎市浜之郷　2021/05/09

日当たりの良い場所で園芸栽培される、南米原産の短命な多年草。カリブラコアは日本語読みでは強勢（アクセント強勢）は”ラ”に、英語ではキャリブラコーアと呼んで”コ”を強く読む。略してカリブラ。ペチュニア属から分離独立された。ぱっと見は、葉や花がペチュニアより明らかに小型なもの、といったところ。いろいろと掛け合わせられて毎年新しい園芸品種が続々と登場している。ペチュニアとの交配種もあるらしい。春の終わりから初夏にかけてホームセンターの園芸コーナーないし園芸店で花付きのポット苗（品種により100円～400円程度）を購入したら、（花が咲いていてもったいないと感じながらも）摘心（てきしん、ピンチ）して鉢（プランター）に水はけの良い土を用いて（たっぷりの元肥（もとひ、もとごえ）と、病害虫予防に住友化学園芸「オルトランDX粒剤」あたりを混ぜ込んで）植え付け（地植えにはあまり向かない）、梅雨に入ったらもう一回摘心して株を小ざっぱりさせて蒸れないように梅雨越し、真夏の直前に三回目の摘心をする、と、秋にこんもり見事に咲いてくれるだろう。花を楽しむのは初夏にちょっとと、秋。真夏は暑すぎて開花を休みがちになるので、株を大きく育てることに専念したい。肥料食いなので追肥（植え付け二週間後以降の固形肥料、加えて開花中のリン酸多めの液肥）は欠かさずに。ペチュニアは一年草、カリブラコアは上手に越冬させれば多年草（茎は木質化する）、ではあるが、持って二年、およそ三年目には状態が悪くなってくるため、一年草として扱い毎年春に新しい苗を買い直すのがふつう。ペチュニアは腺毛（せんもう）がたいへん多いため触ると手がべったべたになって不快だが、カリブラコアはそうでもないのでありがたい。