長実雛芥子 キンポウゲ目/ケシ科/ケシ属 花期/4月中旬~5月中旬
学名/Papaver dubium L.
有毒危険外来種駆除
ナガミヒナゲシ 茅ヶ崎市萩園 2018/04/29
ヨーロッパ原産の一年草(越年草)。市街地周辺の道端などに帰化し、雑草としてよく見かけるようになった朱色(褪せたオレンジ色)のポピー。大麻(たいま)の原料になるケシ(芥子)の仲間ではあるが、本種は麻薬成分を含んでいないため栽培等が法律で禁じられているものではない。
畑に生えたナガミヒナゲシの越冬ロゼット 茅ヶ崎市萩園 2020/01/01
畑に生えたナガミヒナゲシの越冬ロゼット 茅ヶ崎市萩園 2020/01/01
ナガミヒナゲシの越冬ロゼット葉 茅ヶ崎市萩園 2020/01/01
ナガミヒナゲシの越冬ロゼット葉 茅ヶ崎市萩園 2020/01/01
地中には、15cm以上もある一本の直線的な根が伸びている。
道端に生えた花期初めのナガミヒナゲシ 寒川町宮山 2020/03/24
ナガミヒナゲシの茎上部の葉 寒川町宮山 2020/03/24
ナガミヒナゲシの茎下部の葉 寒川町宮山 2020/03/24
ナガミヒナゲシ 平塚市・花菜ガーデン 2017/04/25
ナガミヒナゲシ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/04/13
茎や葉(の主脈)を傷つけると鮮やかな黄色の汁を出すので、草刈りなどの際には要注意。衣服に付着すると落ちにくい。またこの手の汁気は体質によりかぶれることがあると思われる。
ナガミヒナゲシの切断した茎から溢れ出てくる黄色い汁 茅ヶ崎市今宿 2018/04/12
ナガミヒナゲシの花
ナガミヒナゲシ 茅ヶ崎市萩園 2018/04/29
ナガミヒナゲシ 茅ヶ崎市萩園 2018/04/29
ナガミヒナゲシ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/04/13
ナガミヒナゲシ 茅ヶ崎市西久保 2020/04/10
ナガミヒナゲシ 茅ヶ崎市西久保 2020/04/10
ナガミヒナゲシ 茅ヶ崎市西久保 2020/04/10
ナガミヒナゲシの実
実は開けてびっくり。まるでシシャモ(柳葉魚)の卵のように小さな種子がびっしり詰まっている。花一つに対してタネは千粒以上できるらしい。一株では十万粒にもなるとかどうとか。そのタネが周囲に撒き散らされ、毎年毎年徐々に生えてくるという仕組み。特定外来生物に指定されていないのが不思議なくらいの強力な繁殖力と侵略性を誇る。ナガミヒナゲシが一旦定着してしまったら根絶することは絶望的かもしれない。タネができる前(できれば花が咲く前)に毎年毎年延々と延々と刈り続けて駆除できるかどうか。完熟していない未熟な種子でも発芽するというから、花が終わる前に摘み取って(野に捨てるのではなく)焼却処分したい。放っておけばどんどん広まりどんどん増える。
ナガミヒナゲシの未熟な実 茅ヶ崎市萩園 2018/04/29
ナガミヒナゲシの未熟な実 茅ヶ崎市萩園 2018/04/29
半分に切断してみたナガミヒナゲシの未熟な実 茅ヶ崎市萩園 2018/04/30
ナガミヒナゲシの未熟な実 茅ヶ崎市環境事業センター 2018/05/05
ナガミヒナゲシの実 茅ヶ崎市環境事業センター 2018/05/05
実が熟してくると上部の笠の下に小窓が開き、風に煽られ右へ左へ大きく揺さぶられれば小窓から種子が周囲に撒き散らされるシステム。
ナガミヒナゲシの実 茅ヶ崎市環境事業センター 2018/05/05
ナガミヒナゲシの実 茅ヶ崎市西久保 2018/05/22
民家跡地にびっしり生えたナガミヒナゲシの熟した実 茅ヶ崎市浜之郷 2019/06/05