松風草 ムクロジ目/ミカン科/マツカゼソウ属 花期/8月中旬~9月上旬
学名/Boenninghausenia albiflora (Hook.) ex Meisn var. japonica (Nakai ex Makino & Nemoto) Suzuki
自生種稀少保護
マツカゼソウ 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26
主に山地の半日陰な林縁部に生える大型な多年草。薄暗いハイキングコース沿いなどで見かけることがあるかもしれない。神奈川県内では丹沢や箱根に分布するが、三浦丘陵や大磯丘陵にも多からず自生があるという。全体的な大きさや雰囲気はまま見かけることがあるアキカラマツ(秋唐松)に似通っており、(猛暑の野山散策で頭がぼおっとしていることと相まって)うっかりすると”随分と花付き悪くて小ざっぱりしたアキカラマツだな”とやり過ごしてしまいそうになることもしばしば。草丈は人の膝(ひざ)上からだいたい腰くらい。
マツカゼソウ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2020/08/11
葉は二回または三回の三出複葉で、先端はすこし窪(くぼ)むもののそれ以外の切れ込みはなし。切れ込んでいたらアキカラマツを疑いたい。
マツカゼソウの葉 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2020/08/11
マツカゼソウの葉 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2020/08/11
マツカゼソウの花
花弁はきれいに開いていないことが多い。
マツカゼソウ 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26
雄蕊が落ちて子房がやや突き出てきたら雌性期か。あるいは既に若い実となっているか。
マツカゼソウの雌性期か 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26
横浜市磯子区・氷取沢市民の森、横浜市栄区・横浜自然観察の森(ヘイケボタルの湿地入口)
森戸川源流