コウホネ

河骨 スイレン目/スイレン科/コウホネ属 花期/5月下旬~9月

薬用

神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IA類」

ヒメコウホネ=環境省レッドリスト2018「絶滅危惧II類(VU)」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅」

コウホネ 鎌倉市・光則寺 2018/06/03

コウホネ 鎌倉市・光則寺 2018/06/03

池や川の底に根を張る抽水植物で、多年草。スイレン(睡蓮)の仲間。コオホネではなくコウホネ。神奈川県内のコウホネの自生地は海老名市中新田地区の貫抜放水路(かんぬき-)ただ一ヶ所とされる。ただしコウホネの花咲く4月~9月は大量の農業用水(濁りある激流)が流れ込むため、花はおろか葉の一枚も確認できないことがある。海老名市自生のものは葉が水中葉ばっかりだったせいかかつてはヒメコウホネと考えられていたが、現在はコウホネであることが確認されている。コウホネは寺境内や公園で栽培されることがある。

コウホネ 鎌倉市・光則寺 2018/06/03

コウホネ 鎌倉市・光則寺 2018/06/03

葉は三種出す。完全に水中に没して水の中で泥にまみれながらひらひらしている水中葉(沈水葉)、スイレンのように水面に浮かぶ浮葉、水面より上に突き出る水上葉(抽水葉)の三種。浮葉と抽水葉はスイレンよりも細身である。なお水上葉がないものはヒメコウホネ(姫河骨)の可能性。

コウホネの水上葉 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/05/10

コウホネの水上葉 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/05/10

気味の悪い名前が付けられているのは、少し白っぽくなった根茎(こんけい)が水底の泥から顔を覗かせているとまるで川の中に人骨が落ちているかのように見えるため。きれいに洗ったレンコン(蓮根、食用になるハス(蓮)の地下茎)が白っぽいのに同じ。根茎は基本的には泥に埋まっているので、白い”骨”を観察できる機会は滅多にない。

近似種多く、なんちゃらコウホネという名前の植物はいろいろある。湘南・鎌倉・三浦半島およびその周辺で見かけるのは単なるコウホネばかりか。

コウホネの花

黄色一色。花弁のように見えるものは萼片。萼片の基部に目を凝(こ)らせば確認できる小さいものが花弁。その内側の上生菓子みたいな形状の糸状ものは葯。花の中心部にあるのは柱頭盤。花弁(のように見える萼)はやや閉じ気味。花茎の太さが際立つ。

コウホネの咲き終わり 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/05/10

コウホネの咲き終わり 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/05/10

コウホネの咲き終わり 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/05/10

コウホネの咲き終わり 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/05/10


東京都千代田区・皇居東御苑(二の丸池にヒメコウホネ)

東慶寺、光則寺(プラ舟)、長谷寺

氷室椿庭園(株小さいので花少ない)、二宮せせらぎ公園(木道から下りれないため近くで観察できない)

海老名市立中新田小学校(非公開)、海老名市中新田・貫抜放水路(上一ツ橋交差点東側、※確認できない)、海老名市・今福薬医門公園(池に、センダンの散り花に埋もれたいへん汚い)、海老名市・産川せせらぎ公園(さんかわ-、流水透明で群生あり、葉は貝による食害が激しい)、厚木市七沢・神奈川県自然環境保全センター

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする