東一華 キンポウゲ目/キンポウゲ科/イチリンソウ属 花期/2月末~3月
学名/Anemone raddeana Regel
有毒稀少
神奈川県レッドリスト2020「準絶滅危惧」
神奈川県レッドリスト2006「準絶滅危惧」
#アズマイチゲ 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
山地や丘陵地の広葉樹林に生える小型な多年草。いわゆるスプリング・エフェメラル(Spring ephemeral、スプリングは”春”、エフェメラルは”儚いもの”や”短命なもの”の意、早春季植物、通称「春の妖精」)の一つ。名は、西日本で見られるユキワリイチゲ(雪割一華)に対して、東国に自生がある、一輪咲きするイチリンソウ(一輪草)の仲間、の意と思われる。神奈川県内では相模原市を中心に分布はあるも少ない。湘南・鎌倉・三浦半島に自生なし。栽培ものも見かけない。
#アズマイチゲ 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
#アズマイチゲ(紫花はカタクリ) 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
#アズマイチゲ 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
#アズマイチゲ 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
横から見た#アズマイチゲ 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
横から見た#アズマイチゲ 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
県内で植栽されたものを目にする機会がある”なんちゃらイチゲ”の類は、他に、ユキワリイチゲ、キクザキイチゲ(菊咲一華)あり。アズマイチゲが最も希有。三者は、葉の形状の違いで見分ける。
#アズマイチゲの葉 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
アズマイチゲの花
ユキワリイチゲ、キクザキイチゲより、開花は遅い。
#アズマイチゲ 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
東京都調布市・#神代植物公園(3月上旬~中旬)、横浜市緑区・#四季の森公園(里山花壇、間近で観察できない、3月中旬)
相模原市緑区・#城山かたくりの里(3月第2土曜日開園)、相模原市緑区・#相模原北公園、#箱根湿生花園
参考資料
『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)
『牧野 日本植物図鑑』 牧野富太郎著 北隆館発行(1940)