サラシナショウマ

晒菜升麻、更科升麻　キンポウゲ目／キンポウゲ科／サラシナショウマ属　花期／10月中旬～11月上旬
学名／Cimicifuga simplex (DC.) Wormsk. ex Turcz.

薬用自生種稀少保護

サラシナショウマ　鎌倉中央公園　2016/10/31

ちょっとじめっとした林床に生える多年草。イヌショウマ（犬升麻）が終わった頃に咲き出すイヌショウマそっくりな白色ブラシ型の花で、よく見れば小花に柄（え）があるのが見分けのポイント。神奈川県内では山野地丘陵地に自生あり。但し湘南・鎌倉・三浦半島では数を激減させているようで、見かける機会は滅多にないだろう。

サラシナショウマ　鎌倉中央公園　2016/10/31

#サラシナショウマの葉　箱根湿生花園　2017/10/01

レンゲショウマ（蓮華升麻）は姿かたちがまったく異なる近似の別種。

サラシナショウマの花

開花はイヌショウマよりも半歩遅い。山歩きをしているとちらほら咲いているイヌショウマを見飽きた頃にサラシナショウマ登場ということになるので、サラシナショウマだということに気づかずに（どうせまたイヌショウマだろうと）無視してしまう可能性があるので注意したい。小花に明確な柄があるので、イヌショウマよりも花穂が太く見える傾向。