ネリネ・ボーデニー

クサスギカズラ目/ヒガンバナ科/ネリネ属 花期/12月
学名/Nerine bowdenii W.Watson

有毒外来種改良種稀少

ネリネ・ボーデニー 東京都調布市・神代植物公園 2021/12/11

#ネリネ・ボーデニー 東京都調布市・神代植物公園 2021/12/11

園芸栽培されることがある、南アフリカ原産の球根性多年草。ネリネ・ボウデニーとも。園芸品種色々あり。ダイヤモンドリリーの近縁種で、ぱっと見はほぼ同じなので広い意味でダイヤモンドリリーと呼ばれるかもしれない。単にネリネといった場合はネリネ属に含まれる植物全般を指すので本種も含まれる。ダイヤモンドリリーの名前で広く流通するネリネ・サルニエンシス、花弁が細めで民家の庭で希に栽培されているネリネ・ウンデュラータ(ネリネ・クリスパ)、に次ぐ、知名度が少々落ちる第三のネリネが本種である。前の二種は秋植え球根で冬から春にかけて良く育つが、本種は春植え球根で夏に良く育ち冬に弱い、という逆の性質を持つ。葉は夏の間に伸長し、初冬に花を咲かせ、花後は地上部を枯らして休眠して苦手な冬を乗り切る、というサイクル。花期に、夏を乗り切った生え出たばかりでない若々しくない長く伸びた古葉を伴う。開花時期は、品種や生育環境でばらけるかもしれない。花色は基本的にピンク。「花の大和」が発売している春植え球根がホームセンターの園芸コーナーに並ぶかもしれない(1球400円程度)。さすれば民家の庭で栽培されることもあるだろうが、湘南・鎌倉・三浦半島で見かけた記憶なし。他のネリネと誤認している可能性もあるかもしれない。

ネリネ・ボーデニー 東京都調布市・神代植物公園 2021/12/11

#ネリネ・ボーデニー 東京都調布市・神代植物公園 2021/12/11

ネリネ・ボーデニーの開花時の葉 東京都調布市・神代植物公園 2021/12/11

#ネリネ・ボーデニーの開花時の葉 東京都調布市・神代植物公園 2021/12/11


東京都調布市・#神代植物公園(鉢植え)

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ネリネ・サルニエンシス(ダイヤモンドリリー)

『ネリネ・ボーデニー』へのコメント

  1. 投稿日:2021/12/16(木) 17:32:48 ID:55181eb4f 返信

    大船フラワーセンターで12月15日に似た花を見ました。
    名札もありましたが、花が痛み始めの感じだったので、名札を撮影していません。

    • mirusiru.jp 投稿日:2021/12/16(木) 18:16:31 ID:bd9f9ef63 返信

      入ってまっすぐ右側、(アジサイ・ボーダー花壇の)クスノキ並木が途切れるあたりのススキ脇のは、ネリネ・ウンデュラータ(ネリネ・クリスパ)と記憶しています。12月4日に見てますが、物自体を撮影していません。状態良かったら中旬に再度、とも考えていたのですが、二本しかない、なんだか貧相、倒れかけ、ススキを刈ってないので朝一でも日陰の可能性、という感じで、どうせ再訪してもカミヤツデくらいしか咲いてなさそうだしなと、やめました。
      ネリネ・ウンデュラータ、どこかにいいの、ないですかね。民家の庭ではちらほら咲いているのですけれども。