ジャーマンアイリス

German Iris　クサスギカズラ目／アヤメ科／アヤメ属　花期／4月中旬～5月中旬
学名／Iris germanica L.

外来種改良種

#ジャーマンアイリス　茅ヶ崎市・中央公園　2021/05/07

園芸栽培される多年草（宿根草）。ヨーロッパを原産とするアヤメ（文目）の仲間の雑種、を元に作出された園芸品種群。和名はドイツアヤメ（どいつ文目）。日当たりの良い、土壌が酸性に傾いていない（苦土石灰などを撒いた）乾燥地に、球根の三分の一以上が地上に出ているように浅植えする。一般には球根と呼ばれるが、見た目はスイセン（水仙）のような典型的な形状でない、短く太い根（根茎（こんけい）という）が出来、それを株分けする形で増やすことができる。株が込み合ってきたら、株分けして植え替えを。肥料は控えめに。特に葉肥の窒素はやらず、いわゆるリンカリ中心で与える。特に高齢者に人気が高いようで、民家の庭や公園の花壇、畑の片隅などでよく栽培されているものを見かける。草丈は1mくらいになり葉もまずまず横に広げるので、場所は取る。

#ジャーマンアイリスのある花畑　茅ヶ崎市・「前の田」バス停　2021/05/10

#ジャーマンアイリス　茅ヶ崎市・「前の田」バス停　2021/05/10

#ジャーマンアイリス　茅ヶ崎市・「前の田」バス停　2020/05/13

#ジャーマンアイリス　寒川町宮山・堰場公園　2021/04/27

葉はヒオウギ（檜扇）のようにかなり幅広。近似のダッチアイリスは細め。

#ジャーマンアイリスの葉　茅ヶ崎市・中央公園　2021/05/10

#ジャーマンアイリスの葉　茅ヶ崎市・「前の田」バス停　2021/05/10

ジャーマンアイリスの花

茎を直立させ、その途中ないし頂上に花を付ける。開花はダッチアイリスより半歩遅れて始まり、花色はふつう紫系。とにかく花が大きくボリューミー（身近で見かけるアヤメの仲間としては最大）なのが特徴。ダッチアイリスは茎の頂上にだけ花を付け、花弁はやや細身で、すっきり小ざっぱりした印象。

#ジャーマンアイリスの開花直前の蕾　茅ヶ崎市・中央公園　2020/05/13

#ジャーマンアイリス　茅ヶ崎市・中央公園　2021/05/10

#ジャーマンアイリス　茅ヶ崎市・中央公園　2021/05/10

#ジャーマンアイリス　茅ヶ崎市・中央公園　2021/05/10

#ジャーマンアイリス　茅ヶ崎市・中央公園　2020/05/13

#ジャーマンアイリス　茅ヶ崎市・「前の田」バス停　2020/05/13

#ジャーマンアイリス　茅ヶ崎市萩園　2019/05/11

#ジャーマンアイリス　茅ヶ崎市浜之郷　2021/05/07

#ジャーマンアイリス　茅ヶ崎市浜之郷　2023/04/19

花殻（はながら）はこまめに摘むこと。花見に汚らしい上に、翌年の開花に悪影響を及ぼす可能性がある。

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