瑠璃初茸 菌類/ハラタケ目/ベニタケ科/チチタケ属 発生期/7月下旬~11月
学名/Lactarius subindigo Verbeken & E. Horak
自生種稀少保護
神奈川県レッドリスト2020「絶滅危惧II類」
神奈川県レッドリスト2006「準絶滅危惧」
ルリハツタケ 大磯町・高麗山公園 2024/11/23
どんぐりがたくさん転がっているような雑木林ないしマツ(松)林に生える(植物ではない)菌類。胞子を飛ばすために、目を見張る瑠璃色のキノコ(木の子、学術的には子実体(しじつたい)という)を発生させる。名は、瑠璃色で、形状がハツタケに似たもの、の意。地面から青いシイタケ(椎茸)が生えている、と感じたそれは本種だろう。森の中で青を見るということはまずないため、”ナンダコレハ”と驚いてしまう。神奈川県内では希少。大磯丘陵と小田原・箱根方面などで発見例がある。
ルリハツタケ 大磯町・高麗山公園 2024/11/23
ルリハツタケ(直径4cm) 大磯町・高麗山公園 2024/11/23
ルリハツタケ 大磯町・高麗山公園 2024/11/23
ルリハツタケ 大磯町・高麗山公園 2024/11/23
ルリハツタケ 大磯町・高麗山公園 2024/11/23
ルリハツタケ 大磯町・高麗山公園 2024/11/23
ルリハツタケ 大磯町・高麗山公園 2024/11/23
色は瑠璃色というよりじつは学名の通り藍色。アイタケ(藍茸)なる別種が既にあったためそう名乗れなかったか。そのアイタケは藍色ではなく淡い緑色をしているのだが。だったらアイハツタケ(藍初茸)と名付ければよかったのにとは思う。
参考資料
『神奈川県レッドデータブック2022 植物編』 神奈川県環境農政局緑政部自然環境保全課・神奈川県立生命の星・地球博物館編集 神奈川県発行(2022)