和蘭耳菜草 ナデシコ目/ナデシコ科/ミミナグサ属 花期/3月~6月
学名/Cerastium glomeratum Thuill.
外来種駆除
オランダミミナグサ 茅ケ崎里山公園 2017/04/17
ヨーロッパ原産の一年草(越年草)。帰化雑草として、市街地の道端や畑周辺、公園などに生える。神奈川県内ではほぼ全域に分布する、ごくごくありふれた普通種。日当たりが良く、乾燥した場所を好む。身近なところで見かけたミミナグサらしきものはほぼすべてこの外来種の方だと考えて差し支えない。
公園に生え出た若いオランダミミナグサ 茅ヶ崎市・上ノ田公園 2020/02/19
若いオランダミミナグサ 茅ヶ崎市・上ノ田公園 2020/02/19
若いオランダミミナグサ 茅ヶ崎市・上ノ田公園 2020/02/19
若いオランダミミナグサ 鎌倉市・浄智寺谷戸 2021/02/24
茎が立ってくる前のオランダミミナグサ 茅ヶ崎市浜之郷 2019/03/05
春の田んぼに生えたオランダミミナグサ 横浜市泉区和泉町 2020/03/18
オランダミミナグサ 茅ケ崎里山公園 2017/04/17
オランダミミナグサ 茅ヶ崎市浜之郷 2019/03/05
オランダミミナグサ 茅ヶ崎市浜之郷 2019/03/05
貧相なミミナグサ 鎌倉市・円覚寺 2019/03/27
茎などには腺毛が多く、触るとべたべたする。茎の色は緑だったり赤紫色を帯びていたり。
オランダミミナグサの茎と葉 藤沢市・川名清水谷戸 2017/03/28
オランダミミナグサの腺毛が密生する茎 鎌倉市・浄智寺谷戸 2019/03/14
オランダミミナグサの花
白色花弁が五枚。花弁先端は二裂するが、Y字形には開かず、はさみでちょっと切れ込みを入れたかのよう。小花の柄(え)が(萼片よりも)短く、たくさんの小花が密に集まった花序を形成する。なお一斉には満開せず、花序のうち開花している小花はせいぜい一つか二つくらいだろう。花柱は五本。同じく五本のウシハコベ(牛繁縷)よりは短い突起なので肉眼では確認しがたい。
オランダミミナグサ 茅ケ崎里山公園 2017/04/17
オランダミミナグサ 鎌倉市扇ガ谷 2019/03/31
オランダミミナグサ 鎌倉市扇ガ谷 2019/03/31
オランダミミナグサの実
果柄(かへい)がさほど長くは伸びず、萼より明らかに短い。
オランダミミナグサの熟して口を開けた実(果柄<萼) 藤沢市・新林公園 2021/04/12
川名清水谷戸、新林公園、茅ケ崎里山公園(柳谷)
数年前から庭中に大繁殖。
日の当たらない場所でも、湿った場所でも、万能な繁殖ぶりを発揮しています。
厄介なのは、
●根(細根)も茎も千切れ易くて、僅かに残存した欠片からでも再生し、
●結実が早くて、花期には次から次へと種子を拡散し続け、
●全草に腺毛があり粘性もあるため、動物付着散布も顕著で、
抜群の繁殖能力が備わり、始末に負えません。
見つけ次第に「根こそぎ除草している」のですが、根絶できません。
暖かくなってきたので、庭を点検したところ、やはり無数に出現していました。
目の敵「筆頭格」の雑草です。