大花小待宵草 フトモモ目/アカバナ科/マツヨイグサ属 花期/4月?~9月?
学名/Oenothera grandis (Britton) Smyth
シノニム(Synonym)/Oenothera laciniata Hill var. grandiflora (S.Watson) B.L.Rob.
外来種駆除
コマツヨイグサ=外来生物法「要注意外来生物」(廃止)
コマツヨイグサ=生態系被害防止外来種リスト「重点対策外来種」

オオバナコマツヨイグサの花 茅ヶ崎市みずき 2026/05/02 18:25
外来の帰化雑草として市街地の道端などに生えている、アメリカ合衆国南部およびメキシコを原産とする一年草(越年草)、か。花が異様に大きなコマツヨイグサ、といった感じの植物。またはコマツヨイグサそのもの。コマツヨイグサはそもそも変異が大きい植物なのでその範疇(はんちゅう)とする見解、コマツヨイグサの変種に位置付ける見解、コマツヨイグサとは別種とする見解、に意見が分かれており、正確な正体は不明。『神奈川県植物誌2018』はコマツヨイグサの変異の範疇という立場を採っている。花がマツヨイグサほどではないにせよマツヨイグサと誤認しかねないほど大きく、花の色がコマツヨイグサのような薄い黄色ではなくマツヨイグサと同じ濃い黄色をしており、葉がコマツヨイグサにしては大きいことがあり、茎がコマツヨイグサにしては立ち上がる性質を強めに示すものもあり、また付近にマツヨイグサが生えている(生えていた)事例も散見されることから、もしかしたらコマツヨイグサとマツヨイグサの雑種かもしれないと感じることもないでもないが、見れば見るほどやっぱりコマツヨイグサの変異の範疇なのではないかと感じないでもない、よくわからないもの。湘南・鎌倉・三浦半島でおそらく多くはないものの点々と普通種。夜間に注意して探してみるとちらほら見つけることができるのではないか。

開花中のオオバナコマツヨイグサ 茅ヶ崎市みずき 2026/05/02 18:17

工業団地に生えた開花中のオオバナコマツヨイグサ 茅ヶ崎市萩園(はぎその)・日本アッセー 2026/05/02 18:42

工業団地に生えた開花中のオオバナコマツヨイグサ 茅ヶ崎市萩園・日本アッセー 2026/05/02 18:43

開花中のオオバナコマツヨイグサ 茅ヶ崎市行谷(なめがや)・「文教大学入口」交差点 2026/05/16 18:21

朝になり花が閉じ始めているオオバナコマツヨイグサ 茅ヶ崎市みずき 2026/05/03 05:52
| コマツヨイグサとオオバナコマツヨイグサとマツヨイグサの見分け方 | |||
| コマツヨイグサ | オオバナコマツヨイグサ | マツヨイグサ | |
| 群生 | することもある | することもある | しない |
| 茎 | 這う | ふつう這うがやや立つものも | 直立 |
| 葉の形 | コマツヨイグサと同形 | ||
| 葉の大きさ | コマツヨイグサよりやや大きい | ||
| 花の直径 | 2~3cm | 4cm~5cm | 6cm |
| 花色 | 薄い黄色 | マツヨイグサと同色 | 濃い黄色 |
| 雌蕊 | 雄蕊より少しだけ長い | コマツヨイグサと同形 | 雄蕊より明らかに長く突き出る |

オオバナコマツヨイグサとコマツヨイグサの混生 茅ヶ崎市小桜町 2026/05/05 19:27

オオバナコマツヨイグサの立ち上がる群落 茅ヶ崎市みずき 2026/05/29 11:53

オオバナコマツヨイグサの立ち上がる群落 茅ヶ崎市みずき 2026/05/29 11:53

オオバナコマツヨイグサの葉 茅ヶ崎市みずき 2026/05/03

オオバナコマツヨイグサの葉 茅ヶ崎市みずき 2026/05/03

オオバナコマツヨイグサの葉 茅ヶ崎市みずき 2026/05/03 06:04

オオバナコマツヨイグサの葉 茅ヶ崎市みずき 2026/05/03

オオバナコマツヨイグサの葉 茅ヶ崎市みずき 2026/05/03

オオバナコマツヨイグサの葉 寒川町田端 2026/05/02

オオバナコマツヨイグサの茎 茅ヶ崎市みずき 2026/05/03
オオバナコマツヨイグサの花
近似種同様に夜咲き。日没に咲き始め、日の出で咲き終わってしぼむ。一日花。どん曇りの朝は遅い時間まで花が開いたままでいることも。花の大きさは、コマツヨイグサは2~3cm程度、本品は4~5cm程度、マツヨイグサは6cm程度。花色は、コマツヨイグサは薄黄色で、本品とマツヨイグサは濃い黄色。雌蕊は、コマツヨイグサと本品は雄蕊と同等ないし少しばかり長くて先端の花柱は四裂していたりしていなかったり、マツヨイグサの雌蕊は雄蕊より明らかに長く突き出て先端の花柱は確実に四裂する。

オオバナコマツヨイグサの花 茅ヶ崎市みずき 2026/05/02 18:21

オオバナコマツヨイグサの花(花径4cm) 茅ヶ崎市みずき 2026/05/02 18:19

オオバナコマツヨイグサの花(花径4.5cm) 茅ヶ崎市みずき 2026/05/02 18:20

オオバナコマツヨイグサの花のサイズ感 茅ヶ崎市みずき 2026/05/02 18:24

オオバナコマツヨイグサの花 寒川町田端 2026/05/02 18:48

オオバナコマツヨイグサの花(花径4cm) 茅ヶ崎市萩園・日本アッセー 2026/05/02 18:43

オオバナコマツヨイグサの花 茅ヶ崎市・鶴嶺高校 2026/05/05 19:42

オオバナコマツヨイグサ(花径4cm)とコマツヨイグサ(花径2cm)の花の比較 茅ヶ崎市小桜町 2026/05/05

オオバナコマツヨイグサの萼 茅ヶ崎市みずき 2026/05/02 18:23
咲き終わった花は、コマツヨイグサ・本品・マツヨイグサの三者いずれも赤っぽく変色する。

オオバナコマツヨイグサの咲き終わってしぼんだ花 茅ヶ崎市みずき 2026/05/03
本種を独立種とする立場は学名を Oenothera grandis としているが、これは雌蕊が長く突き出るらしいのでこれとは別物ではないか。
茅ヶ崎市みずき・フードマーケットマム湘南みずき店(駐車場南側にコマツヨイグサ、駐車場南西に謎の直立型コマツヨイグサ群落、駐車場の南向かい空き地(駐輪場)にオオバナコマツヨイグサ群生地=花径4~4.5cm、かつては近隣の畑にマツヨイグサがあった)
寒川町田端・RINNEX(リネックス)寒川リサイクルセンター(南西向かい電柱の北東、花径4.5cm)、茅ヶ崎市行谷(なめがや)・「文教大学入口」交差点(北西、花径4cm)、茅ヶ崎市小桜町・クリエイトエス・ディー茅ヶ崎物流センター(真如苑湘南支部駐車場出入口付近のラチエン通り沿いにコマツヨイグサと混生、花径4cm、付近にマツヨイグサあり)、茅ヶ崎市円蔵・鶴嶺高校(円蔵中学校体育館側、花径4.5cm)、茅ヶ崎市萩園・協同組合茅ヶ崎テクノインダストリー・日本アッセー(花径4cm)
参考資料
『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)
コマツヨイグサ
マツヨイグサ