ミカイドウ

実海棠 バラ目/バラ科/リンゴ属 花期/4月中旬 結実期/9月~10月

稀少改良種

ミカイドウ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/04/14

#ミカイドウ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/04/14

中国原産の落葉小高木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。単にカイドウといった場合、一般には近似種ハナカイドウ(花海棠)のことを指すが誤用(が定着したもの)で、本来は先に渡来していたミカイドウのことを意味した。花がより見栄えのするハナカイドウの方が人気を博して立場が逆転したのだろう。長崎から広まったため別名ナガサキリンゴ(長崎林檎)。帰化なし、野良になし。湘南・鎌倉・三浦半島ではほとんど栽培もされていないのではないか。

ミカイドウ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/04/14

#ミカイドウ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/04/14

ミカイドウ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/04/14

#ミカイドウ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/04/14

ミカイドウの花

花は葉と同時に展開。下向きには垂れない。花色は白に近いがうっすら淡紅色(たんこうしょく)が入る。花柱(かちゅう)は五本。若い葉、長い花柄(かへい)、萼には綿毛が生えている。萼片は細く、よく開いて少し反る。

ミカイドウ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/04/14

#ミカイドウ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/04/14

ミカイドウ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/04/14

#ミカイドウ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/04/14

(蕾は赤くとも)花が白かったら近似種イヌリンゴ(犬林檎)の可能性大。花柄はミカイドウよりも気持ち短め。市中で見かけるそれらしきものはすべてイヌリンゴと考えて差し障りないだろう。

ミカイドウの実

小さなリンゴ形。赤く染まるようだが、完熟すると黄色になる。食べられるとのこと。

ミカイドウの実 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/10/16

#ミカイドウの実 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/10/16

ミカイドウの実 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/10/16

#ミカイドウの実 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/10/16

盆栽や庭木でミカイドウを称しているも実が赤いものはイヌリンゴ。ミカイドウは実が黄色いというのが視覚的に受けなかったのかもしれない。


氷室椿庭園(老木、樹名板あり)

参考資料

『牧野日本植物図鑑』 牧野富太郎著 北隆館発行(1940)

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