岩石蘭 ラン目/ラン科/ガンゼキラン属 花期/4月末~5月
学名/Phaius flavus (Blume) Lindl.
稀少
環境省レッドリスト「絶滅危惧II類(VU)」

#ガンゼキランの花 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12
常緑樹林のやや薄暗く乾燥しない林床に生える多年草。日本在来の野生ランの一種。名は、地表に並ぶ偽球茎(ぎきゅうけい、バルブ)がごつごつ硬くてまるで岩石のような姿をしていることに因む、らしいのだが、なぜかガンセキではなくガンゼキと濁る。従って、濁らずガンセキランと呼ぶのは誤り、ということになる。主な産地である西国では連濁(れんだく)した方が発音しやすかったのだろうか。神奈川県内に自生はないが、近隣では東京都・伊豆諸島(絶滅危惧IB類)および静岡県(絶滅危惧IA類)で分布が確認されており、これが東限となる。もしかしたら、三浦半島や真鶴半島ないし箱根の山の中で今後発見される可能性も皆無ではないかもしれない。遠目にはキエビネ(黄海老根)を二回りくらい大きくしたような感じの姿ながら、小花は明らかにエビネの仲間ではなくシンビジウムっぽい形状をしている。園芸栽培されることがあるが、湘南・鎌倉・三浦半島ではまず見かけるものでなし。名前を知る人さえほとんどいないのでは。

開花中の#ガンゼキラン 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12

開花中の#ガンゼキラン 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12

開花中の#ガンゼキラン 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12

開花中の#ガンゼキラン 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12

開花中の#ガンゼキラン 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12
地面すれすれのところに大きなフジツボ(藤壺)のような偽球茎(バルブ)あり。これが岩石に喩(たと)えられたらしい。このバルブから葉や花茎(かけい)が生え出てくる。

#ガンゼキランの地表に並んだ岩石状のバルブ 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12

#ガンゼキランの地表に並んだ岩石状のバルブ 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12

開花中の#ガンゼキラン 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12
ガンゼキランの花
エビネが完全に終わった頃に咲く。シンビジウム形で、黄色。見頃は5月中旬早め。花見は開花序盤に。後半は暑さにやられるのか、花がしんなり下を向いてしまったり、所々黒ずみやすく汚らしくなってしまったり、虫にも食われてしまったり。

#ガンゼキランの花 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12

#ガンゼキランの花 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12

#ガンゼキランの花 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12

#ガンゼキランの花 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12

#ガンゼキランの花 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12

#ガンゼキランの花 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12

#ガンゼキランの花 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12

#ガンゼキランの花のサイズ感 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12

#ガンゼキランの花の後方に突き出た距 藤沢えびね・やまゆり園 2026/05/12

#ガンゼキランの咲き終わり 藤沢えびね・やまゆり園 2026/06/02

#ガンゼキランの咲き終わり 藤沢えびね・やまゆり園 2026/06/02
エビネ
シンビジウム