ヤマルリソウ

山瑠璃草 ムラサキ目/ムラサキ科/ルリソウ属 花期/3月~4月
学名/Nihon japonicum (Thunb.) A.Otero, Jim.Mejías, Valcárcel & P.Vargas

自生種稀少保護

ヤマルリソウ 秦野市・立野緑地 2020/03/26

#ヤマルリソウ 秦野市・立野緑地 2020/03/26

山地の林床やハイキングコース沿いの山側斜面などに生える多年草。明るいながらも夏の真昼間に直射日光が当たらない、やや湿った場所がお好みらしい。日本固有種。葉はロゼットのように開き、キランソウ(金瘡小草)ほどではないにせよ地面にべたっと張り付くように生える。葉などに毛が多く、ざらざらした印象を受ける。神奈川県では北西部の山地ではさほど珍しくはないか。ただし湘南・鎌倉・三浦半島ではごく限られた地域に細々と自生があるのみなので、絶滅危惧IA類並みのかなり希少な野草という扱いに。鎌倉の寺境内で栽培されていることもなし。

貧弱なヤマルリソウ 秦野市・立野緑地 2020/03/26

貧弱な#ヤマルリソウ 秦野市・立野緑地 2020/03/26

ハイキングコース沿いに生えたヤマルリソウ(右側) 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ハイキングコース沿いに生えたヤマルリソウ(右側) 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ハイキングコース沿いに生えたヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ハイキングコース沿いに生えたヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ハイキングコース沿いに生えたヤマルリソウ(左側) 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ハイキングコース沿いに生えたヤマルリソウ(左側) 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ハイキングコース沿いに生えたヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ハイキングコース沿いに生えたヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ハイキングコース沿いに生えたヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ハイキングコース沿いに生えたヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ハイキングコース沿いに生えたヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ハイキングコース沿いに生えたヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ハイキングコース沿いに生えたヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ハイキングコース沿いに生えたヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ハイキングコース沿いに生えたヤマルリソウ(上二つはタチツボスミレ) 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ハイキングコース沿いに生えたヤマルリソウ(上二つはタチツボスミレ) 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

水路近くに生えたヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

水路近くに生えたヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの葉が多い大株 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの葉が多い大株 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの群落 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/31

ヤマルリソウの群落 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/31

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/31

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/31

極薄色のヤマルリソウ 茅ヶ崎市浜之郷 2024/03/31

極薄色の#ヤマルリソウ 茅ヶ崎市浜之郷 2024/03/31

葉はロゼット状に広がる根生葉(こんせいよう)が中心。

ヤマルリソウの葉 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの葉 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの葉 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの葉 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの茎生葉 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの茎生葉 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの根生葉 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの根生葉 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの根生葉裏 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの根生葉裏 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの花

茎は直立せず、茎基部は特に倒れて地面に這うように伸び、先端の花が付く部分だけくいっと頭を持ち上げる。花径1cm程度。花色は、咲き始めはかわいらしいピンク色で、その後青色(瑠璃色)に変わる。希に瑠璃色が薄い個体も。

ヤマルリソウの咲き始めのピンク花 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの咲き始めのピンク花 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの咲き始めのピンク花 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの咲き始めのピンク花 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの咲き始めのピンク花 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの咲き始めのピンク花 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウ 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの毛が多い茎 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの毛が多い茎 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの毛が多い萼 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの毛が多い萼 愛川町・八菅山いこいの森 2023/03/21

ヤマルリソウの極薄色の花 茅ヶ崎市浜之郷 2024/03/31

#ヤマルリソウの極薄色の花 茅ヶ崎市浜之郷 2024/03/31

ヤマルリソウの極薄色の花 茅ヶ崎市浜之郷 2024/03/27

#ヤマルリソウの極薄色の花 茅ヶ崎市浜之郷 2024/03/27

茎が直立して茎生葉(けいせいよう)中心のものあらばルリソウかもしれない。神奈川県レッドリスト2020「絶滅危惧IA類」指定の希少種なのでまず出くわすことはなかろうが。外来の園芸植物シノグロッサムと混同せぬよう。サワルリソウ(沢瑠璃草)なるものも県内の山地にあるが、姿は似ていない。花の大きさがおよそ同じくらいながら図柄が違うものはホタルカズラ(蛍葛)で、湘南・鎌倉・三浦半島の野山ではホタルカズラの方が出遭える可能性はまだ高かろう。一般的に園芸栽培されているものならワスレナグサ(勿忘草)の仲間。その辺に雑草として生えている極小の花はハナイバナ(葉内花)キュウリグサ(胡瓜草)である。


横浜市栄区・横浜自然観察の森

森戸川源流、三浦アルプス

愛川町・八菅山いこいの森、厚木市・#荻野運動公園(野草園)、厚木市・七沢森林公園(沢のさんぽ道)、厚木市・神奈川県自然環境保全センター(N13~N5、多い)、秦野市蓑毛(少ない)、秦野市・#立野緑地

参考資料

『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)

関連記事 – 仲間・似ている・紛らわしい

ホタルカズラ

ハナイバナ

キュウリグサ

ワスレナグサ