トチノキ

栃、栃の木 ムクロジ目/ムクロジ科/トチノキ属 花期/4月末~5月上旬 結実期/8月~9月

食用自生種稀少

トチノキ 横須賀市・くりはま花の国 2017/05/02

トチノキ 横須賀市・くりはま花の国 2017/05/02

山地に生える落葉高木。神奈川県内にも自生するらしい。湘南・鎌倉・三浦半島でふつう目にするのは公園などに植樹されたもの。

葉は巨大な掌状複葉。付け根まで完全に切れ込む。

トチノキの葉 横須賀市・くりはま花の国 2017/05/02

トチノキの葉 横須賀市・くりはま花の国 2017/05/02

単純に考えれば、栃木県はこのトチノキがたくさん生えていたことに由来する名といえる(他説あり、正確には由来不明)。その真偽はともかく、トチノキが栃木県の県木に制定されている。

トチノキの花

高木で尚且つ花は上向きに付くためなかなか間近でお目にかかれる機会はないが、大きな円錐形の花序は結構な異彩を放って見る者を圧倒するだろう。

トチノキ 横須賀市・くりはま花の国 2017/05/02

トチノキ 横須賀市・くりはま花の国 2017/05/02

トチノキ 横須賀市・くりはま花の国 2017/05/02

トチノキ 横須賀市・くりはま花の国 2017/05/02

小花たちも異様。どうにもこうにも黄色、オレンジ色、赤色の目を持った火星人三兄弟にしか見えやしない。黄色が若い花で、あとはスイフヨウ(酔芙蓉)方式で赤みが強くなっていくのだという。どうやら葯(やく)が付いていない”足”が雌蕊のようだ。

トチノキ 横須賀市・くりはま花の国 2017/05/02

トチノキ 横須賀市・くりはま花の国 2017/05/02

トチノキの実

トチノキの実はふつう”トチ(栃)の実”という。収穫は9月。高木なので木になっているものは手が届かない。早ければ8月末からぼとぼとと落ちてくるのでそれを拾う。表面の皮を剥ぐと、中からクリ(栗)にそっくりなものが一つ登場。可食部は更にその中。もち米と一緒に蒸して搗(つ)き、栃餅(とちもち)にするとよい。苦みなどが強いため必ず事前に灰汁(あく)抜きをすること。この灰汁抜き作業が厄介で、清流に数週間晒すなどしなければいけない。

トチの実(色が薄茶色なのは乾燥しかけているもの) 横浜市金沢区釜利谷南・手子神社 2017/10/03 

トチの実(色が薄茶色なのは乾燥しかけているもの) 横浜市金沢区釜利谷南・手子神社 2017/10/03 

小さなトチの実は‥

トチノキの下に小振りな実が転がっていたので、てっきり成熟前に落ちてしまったトチの実だと思いきや‥、割ってみたらばツバキの実だった。これは紛らわしい。

ツバキの実 くりはま花の国 2017/08/05

ツバキの実 くりはま花の国 2017/08/05


横浜市西区・みなとみらい21・とちのき通り(街路樹に若木・サルスベリと混生、実はごく僅かのみ)、横浜市中区・根岸森林公園、横浜市金沢区釜利谷南・手子神社(実は超高所のみたくさん、横浜市指定名木古木)

くりはま花の国(樹木園)

東慶寺、散在ガ池森林公園、長久保公園(西門入ってすぐ若木、更に進んでマユミ(真弓)周辺にも、まだ開花結実しないか)

秦野市・葛葉緑地(駐車場)、山北町・頼政神社(県指定天然記念物「頼政神社のトチノキ」、かながわの名木100選)

セイヨウトチノキ

西洋栃、西洋栃の木 ムクロジ目/ムクロジ科/トチノキ属 花期/4月末~5月上旬

外来種稀少

セイヨウトチノキ 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/05/09

セイヨウトチノキ 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/05/09

欧州原産。フランス語でマロニエ(Marronnier)。稀に栽培される。

セイヨウトチノキの葉 鎌倉市植木・龍宝寺 2017/05/07

セイヨウトチノキの葉 鎌倉市植木・龍宝寺 2017/05/07

セイヨウトチノキの花

ぱっと見はトチノキのようだが、花がなんだか密集させすぎたヤエザクラ(八重桜)のようにくしゃくしゃっとなっていたらセイヨウトチノキ。

セイヨウトチノキ 鎌倉市植木・龍宝寺 2017/05/07

セイヨウトチノキ 鎌倉市植木・龍宝寺 2017/05/07

セイヨウトチノキ 鎌倉市植木・龍宝寺 2017/05/07

セイヨウトチノキ 鎌倉市植木・龍宝寺 2017/05/07


東京都小平市・東京都薬用植物園

鎌倉市植木・龍宝寺

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