タマサンゴ

玉珊瑚 ナス目/ナス科/ナス属 花期/5月中旬~12月 結実期/6月下旬~12月
学名/Solanum pseudocapsicum L.

有毒外来種稀少

タマサンゴの実 藤沢市江の島・岩本楼 2017/12/16

#タマサンゴの実 藤沢市江の島・岩本楼 2017/12/16

かつてよく園芸栽培されていた、南米原産の常緑低木。フユサンゴ(冬珊瑚)とも。プチトマトのようなかわいらしい実が緑色から、黄色、橙色、赤色と熟してゆく様子が楽しめる。昭和時代(-1989)は民家の庭先に植えられているものをしょっちゅう見かけたものだが、平成時代(-2019)はランタナなどに取って代わられた印象で、現在は民家周辺の道端などに逸出したものをたまに見かける程度。鉢植えにすると水やり頻度が意外と難しいので、地植えにしてあとは放置が一番。過湿をやや嫌うが、地植えであれば梅雨でも問題なし。真夏の猛暑の炎天下は大好き。神奈川県南部であれば、露地に放ったらかしで越冬可能。病気・害虫、特になし。施肥不要。世話なし。

赤い実を土に埋めてみたら発芽した、の図 茅ヶ崎市浜之郷 2020/10/11

#赤い実を土に埋めてみたら発芽した、の図 茅ヶ崎市浜之郷 2020/10/11

タマサンゴの若苗 茅ヶ崎市浜之郷 2020/10/11

#タマサンゴの若苗 茅ヶ崎市浜之郷 2020/10/11

梅雨が明けた頃のタマサンゴ 茅ヶ崎市西久保 2022/07/07

梅雨が明けた頃の#タマサンゴ 茅ヶ崎市西久保 2022/07/07

葉に斑(ふ)が入る園芸品種がスノーサンゴの名前で流通している。

斑入りタマサンゴ(スノーサンゴ) 鎌倉市山ノ内 2021/09/11

斑入り#タマサンゴ(スノーサンゴ) 鎌倉市山ノ内 2021/09/11

斑入りタマサンゴ(スノーサンゴ)の葉 鎌倉市山ノ内 2021/09/11

斑入り#タマサンゴ(スノーサンゴ)の葉 鎌倉市山ノ内 2021/09/11

タマサンゴの花

花は白色で、ナス科らしい形状。花弁は反り返る傾向あり。ふつう下向きに咲くので花はあまり観賞に向かない。初夏から咲き始めるものあるが、盛りは真夏。長期に渡ってちょこちょこと、冬に株全体が弱ってしまうまで(暖冬であれば通年)咲き続ける。

タマサンゴ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/05/24

#タマサンゴ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/05/24

タマサンゴ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/05/24

#タマサンゴ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/05/24

タマサンゴ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/05/29

#タマサンゴ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/05/29

タマサンゴ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/06/03

#タマサンゴ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/06/03

タマサンゴ 藤沢市・江の島・岩本楼 2018/06/03

#タマサンゴ 藤沢市・江の島・岩本楼 2018/06/03

タマサンゴの実

緑色からオレンジ色に、のち赤っぽく熟す。落果していなくとも実がしっかり色付いていれば、種子は発芽能力あり。

タマサンゴの若い実 茅ヶ崎市東海岸南 2018/05/29

#タマサンゴの若い実 茅ヶ崎市東海岸南 2018/05/29

タマサンゴの色付きかけの実 茅ヶ崎市浜之郷 2018/07/20

#タマサンゴの色付きかけの実 茅ヶ崎市浜之郷 2018/07/20

タマサンゴの実 藤沢市江の島・岩本楼 2017/12/16

#タマサンゴの実 藤沢市江の島・岩本楼 2017/12/16

熟していると思われる赤っぽい実は、ヒヨドリ(鵯)が食べる(丸呑みする)ことがある。消化されていない種子が糞と一緒に排出されれば、そこで発芽し拡散される。

タマサンゴの実 藤沢市江の島・岩本楼 2017/12/16

#タマサンゴの実 藤沢市江の島・岩本楼 2017/12/16

荒れ地などに帰化して生える見るからに雑草で茎に棘(とげ)が目立ち実が黄色く熟すものは、ワルナスビ(悪茄子)。他にも(神奈川県内にはまだ帰化していないとされるものも含めて)近似種色々あるようなので、明らかに違和感を覚える個体は検討を要す。


#荏柄天神社(社頭)、#極楽寺(大師堂前)、江の島・#岩本楼(入口)

#妙本寺、鎌倉市大町・#八雲神社(大町會館との間)、#前鳥神社(駐車場

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