シモバシラ

霜柱 シソ目/シソ科/シモバシラ属 花期/9月下旬~10月 霜柱見頃/12月中旬~1月

稀少

シモバシラ 箱根湿性花園 2017/10/01

シモバシラ 箱根湿性花園 2017/10/01

低山の林内に生える大型の多年草。冬になると枯れた茎の根元に氷の結晶を作ることが知られる。神奈川県内では丹沢などに分布があるらしい。近隣では東京都八王子市・高尾山に自生し冬の見物(みもの)となっている。湘南・鎌倉・三浦半島では稀に栽培される。

シモバシラの花

シソ科の白い花。

シモバシラ 茅ケ崎里山公園 2016/09/25

シモバシラ 茅ケ崎里山公園 2016/09/25

シモバシラの霜柱

水気を多く含んだ地表が0℃以下になると柱形の氷ができる、これを霜柱(しもばしら)という。

地面にできた霜柱 箱根町・駒ヶ岳山頂 2017/02/21

地面にできた霜柱 箱根町・駒ヶ岳山頂 2017/02/21

同様に、気温が氷点下に下がるとあたかも霜柱を立てるかのように枯れた茎の裂け目に氷の結晶を付着させる草があり、この植物もまた名をシモバシラという。シモバシラという草が、美しく氷花(ひょうか)とも呼ばれる霜柱を造形する。冬なので茎はもう枯れてしまっているが根はまだ地中で生きていて水を吸い続けるため、茎の中の水分が外に漏れ出て結晶化し氷の芸術を造形するのだという。その姿からユキヨセソウ(雪寄草)の別名も。

12月中旬に冬将軍が到来して初霜を記録したような朝、家の屋根や畑が一面白く粉吹くように霜が降りているきんきんに冷えた朝が見頃。時期始めの霜柱は地面から30cm程と大きく育ち、きめ細かな細工も美しい。ただし、神奈川県の南部は温暖なため、霜が降りるようになるのは年末年始の頃がふつう。あまり時期が遅くなると水を吸い上げる力は弱まり皮は禿げてしまうため霜柱は小さくなってしまうかもしれない。霜柱ができる目安は、予想最低気温が3℃ないし2℃予想の朝では微妙、1℃なら期待大、氷点下ならほぼ確実に観察できるだろう。12月(中旬から)下旬、最低気温が氷点下予想の、曇りの早朝、が最高か。晴れの予報では日の出から(特に日照ある場所では)気温がぐんぐん上昇してしまって溶けやすい。気温が下がり過ぎると今度は、路面凍結のため早朝に観察に出るのが危険、降雪してしまう、などの問題も。


光の丘水辺公園(入口~管理棟間)、東慶寺、円覚寺松嶺院、光則寺、フラワーセンター大船植物園(つつじ・しゃくなげ園の南東角=規模大きいがよく日が当たり暖かい、第2展示場向かいのもみじ山=規模小さい)、茅ケ崎里山公園(谷の家(やとのいえ)柵内・門入りすぐ右の花壇=比較的寒冷で観察しやすい、09:00-16:00 ※08:30頃に開門することも、12月29日~1月3日休館 ※柵外からやや遠目に見ることは可能)

大和市・泉の森(郷土民家園、09:00-、12月29日~1月3日休館)、秦野市・葛葉緑地(くずは野外展示場)

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