サルビア

来路花 シソ目/シソ科/アキギリ属 花期/6月~12月中旬
学名/Salvia splendens Sellow ex Roem. & Schult.

外来種改良種

サルビア('ビスタ レッド') 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/06/09

#サルビア(’ビスタ レッド’) 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/06/09

園芸栽培される、ブラジル原産の(日本の屋外では)一年草。和名はヒゴロモソウ(緋衣草)。一般的にはアキギリ属(に分類される植物の総称)を意味するサルビアの名前で呼ばれることがほとんど。学名からサルビア・スプレンデンス、英名からスカーレットセージ(Scarlet sage)とも。園芸品種が多種多様に出回っている。昭和時代(-1989)はサルビアといえば当然ながら赤花で、小学校にもたくさん植えられた知名度も人気も高いド定番の夏の花であったが、近年は斬新な色合いをした品種も登場しており、サルビアの伝統的なイメージは大きくひっくり返されることだろう。公園や街角の花壇や民家のちょい植えに。

サルビア('ビスタ レッド') 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/06/09

#サルビア(’ビスタ レッド’) 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/06/09

サルビア('トーチライト') 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/06/09

#サルビア(’トーチライト’) 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/06/09

日本在来のサルビアはアキギリ(秋桐)。近似種のアキノタムラソウ(秋の田村草)なら湘南・鎌倉地方でも多く見かける。

サルビアの花

サルビアといえば”赤色の花がいつまでも長く咲き続けてくれる”イメージが定着しているだろうが、いつまでも赤くそこにあるのはじつは萼。萼も花と同色の赤なのでまるで花が咲いているように勘違いをしてしまうのだが、よく見れば、花なんかとっくのとうに咲き終わって落ちてしまったあとに萼がのこっているだけ、だったりする。

サルビア('ビスタ レッド')の萼と花冠 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/06/09

#サルビア(’ビスタ レッド’)の萼と花冠 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/06/09

サルビア('ビスタ レッド')の花冠 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/06/09

#サルビア(’ビスタ レッド’)の花冠 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/06/09

サルビア 鎌倉市・大船フラワーセンター 2020/10/06

#サルビア 鎌倉市・大船フラワーセンター 2020/10/06

サルビア('トーチライト') 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/06/09

#サルビア(’トーチライト’) 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/06/09

神奈川県南部ではおよそ12月中旬に、強めの霜が降りると傷んで終わり。シモバシラ(霜柱)のような氷柱を作るらしいので、花が終わってしまっても引っこ抜かずに残しておくとよい。

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ブルーサルビア