ランタナ

シソ目/クマツヅラ科/シチヘンゲ属 花期/6月~12月
学名/Lantana camara L. subsp. aculeata (L.) R.W.Sanders

外来種改良種

外来生物法「要注意外来種」(廃止)
生態系被害防止外来種リスト「重点対策外来種」
国際自然保護連合(IUCN)「世界の侵略的外来種ワースト100」

ランタナ ひらつかサン・ライフアリーナ 2018/09/11

#ランタナ ひらつかサン・ライフアリーナ 2018/09/11

園芸栽培される中南米原産の常緑小低木。園芸品種は様々あり。和名はシチヘンゲ(七変化)。シチヘンゲはアジサイ(紫陽花)の俗称でもある。昭和時代(-1989)によく見かけたタマサンゴ(玉珊瑚)に取って代わるかのように、民家の玄関先や沿道のちょい植えなどとして頻繁に目にするようになった。さすがに飽きられたのか、あるいは棘(とげ)が嫌われたか、平成(1989-2019)中期をピークに今度は一気に減少した。花がたいへん色鮮やかで可愛らしく、何といっても花期が恐ろしく長いのが特徴。春から初冬までずっと咲いている。咲き終わった花殻(はながら)がいつまでも残って目を汚すということもない。湘南・鎌倉・三浦半島では、栽培ものが逸出して帰化しかけている様子は今のところはほとんど見られない。

ランタナの葉 茅ヶ崎市下町屋 2019/08/04

#ランタナの葉 茅ヶ崎市下町屋 2019/08/04

茎に下向きと思いきや上を向く棘がある。硬くて痛い棘なので剪定や周辺の草むしりの際に(特に女性陣からは)こっぴどく嫌われるだろう。棘がない品種もあるとかどうとか。

ランタナの茎にある棘 茅ヶ崎市下町屋 2019/08/04

#ランタナの茎にある棘 茅ヶ崎市下町屋 2019/08/04

近似種に、枝が匍匐(ほふく)するコバノランタナ(小葉のらんたな)あり。枝はひょろ長く伸びてとっ散らかる感じに成長するため、プランターなどを高いところに置いて枝を垂らし気味に展示する栽培方法が好まれるか。こんもり茂る品種もあるらしい。葉が花序より小さい。茎に棘なし。

ランタナの花

花色はピンク系、黄色系、オレンジ、白など。

ランタナ 湯河原町福浦 2017/06/15

#ランタナ 湯河原町福浦 2017/06/15

ランタナ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2016/10/16

#ランタナ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2016/10/16

ランタナの実

ランタナの実 茅ヶ崎市浜之郷 2018/08/03

#ランタナの実 茅ヶ崎市浜之郷 2018/08/03

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コバノランタナ